2017
09.13

「アムール 愛の法廷」

Category: WOWOW鑑賞作品
愛の法廷

厳格で人間味のない裁判官と周りから恐れられているミシェルは、かつて入院中に想いを寄せていた女医のディットと偶然再会する。彼女はミシェルの担当する裁判の陪審員の一人だった。
動揺を隠せないミシェル。
だが、その法廷での再会が、裁判長としての彼をも変えていくことになる。

                <公式サイトより>


第72回ベネチア国際映画祭、最優秀脚本賞&最優秀男優賞受賞作品
大好きなファブリス・ルキーニなのに、全然知りませんでしたよ~

WOWOWで鑑賞出来てヨカッターー
「アムール 愛の法廷」なんていう、何を狙ってるのか不思議なタイトルだったので、あやうくスルーするところでしたが、原題の「L'HERMINE」とはオコジョの毛皮模様のことだそうです。

愛の法廷2

↑裁判長ミシェルの衣装についてますね~
昔の王侯貴族のガウンにも使われていたそうですので、伝統あるもののようです。
・・・というか、真っ赤に黒と白・・・、オシャレ~さすがフランスです。
衣装にも驚きましたが、フランスの法廷もの、ここまでじっくりと裁判の様子を見せてくれたもの、私は今まで観たことがありませんでした。
陪審員の選び方や裁判の進め方、お昼の休憩時間の陪審員たちの様子、細やかに見せてくれます。
幼い娘を殺したとされる父親の裁判ということで・・・、裁判の行方もとても気になりました。証言を拒む被告人、ずっと怯えているその妻(娘の母親)・・・・なぜか携帯ばかり気にしてる弁護士

けれど、そんな裁判劇と同時にミシェルが、かって想いを寄せていた女医ディットと偶然の再会を果たし・・・このチャンスを逃すまいーー!とアタックを開始する姿が描かれていきます。
娘殺しの真相や、法廷劇をもっともっと・・・と追求すると期待はずれかもしれません~。

そもそも、(裁判中に)裁判長が陪審員のひとりとカフェで逢うって大丈夫なのと思ってしまうのですが(ミシェルはさらり~と罪じゃないって言ってましたが)、
入院中にいつも手を握ってくれたディットの優しさを(彼女は患者みんなにしてたのね)勘違いしてひとり盛り上がっていたミシェルルキーニが演じるから、なんとも可愛らしい~(笑)
妻とは離婚調停中、家に戻っても慕ってくれるのは犬だけ・・・という寂しい彼が、こうして偶然再会した彼女への想いを逃がしたくない~っていう気持ちも分かるなァ(裁判が終わるともう関係なくなってしまう)。

愛の法廷3

なにせ、シセ・バベット・クヌッセンさん、(デンマークの女優さん)素敵なのヨーーー。
慎みがあって、でも可愛らしくて、本当にいい感じの大人の女性しっとりとした美しさに見惚れちゃいます。

彼女との再会が、厳しくて人間味の少ない、10年判事(刑がいつも10年以上という厳しさらしい)と呼ばれていたミシェルを少しづつ変えていく・・・。
厳格な裁判官としてのミシェルの姿を観ていないので(噂だから)どのくらい彼が変わったのかはわからないんだけれど、
少しづつちょっとしたシーンに人間味がにじみ出てくる・・・(陪審員の若者の靴をチェックしたり 笑)様子が感じられるし、
裁判中の態度や陪審員たちに語りかけたあの言葉には感動しました。

そして次の裁判が始まったラストシーン。
ブルーのコートを脱いだ彼女が着ていたのが・・・・
いいですねぇ~~、この時の彼女の美しさ輝いていましたネ。

法廷劇と熟年の男性の淡い恋模様を絡ませる・・・気負いなく、派手でもなく、なにかこう、熟成されたワインのような味わい。
ハリウッド映画ではこういうテイストは出ないなあ~としみじみ。
50を超えると・・・・こういう映画、沁みる
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