2017
07.18

「美女と野獣」

美女と野獣 イタリア・スペイン

18世紀フランス。
美しい城に住むレオン大公は愛する妻と幸福に暮らし、使用人にも村人にも温厚な立派な城主だった。
しかし、ある夜の火事で愛する妻を亡くし、自らも顔に醜い傷を負ってしまう。
やがて大公は絶望のあまり無慈悲な圧政者に変貌し、野獣と恐れられるようになる。

そんな時、父が航海に失敗し大公から借りた金を返さなくてはならなくなったベルは自ら望んで城で働くことに。
辛い日々の中でも、ベルは持ち前の明るさでレオンの叔父アルマン伯爵や城の使用人たち、近隣の村人を魅了していくのだった・・・・。

今年一番のヒット作となったディズニー版『美女と野獣』とも、レア・セドゥがベルを演じたフランス版『美女と野獣』とも違う
イタリア・スペイン版の『美女と野獣』です。

ベルを演じている美女が、なんと偶然ですが先日観た『クローズ・ド・バル』でもふらり~とバルに立ち寄った美女を演じたブランカ・スワレスでした
『クローズ・ド・バル』では綺麗だけどちょっとお化粧濃いナと思ったのですが、本作ではキリリとした意思の強さを感じさせる美貌に加え、時に愛らしく優しく匂い立つ・・・・まさに花のような美しさ見惚れてしまいました。

ストーリーは、父親の船の話・・・くらいでしょうか、原作と同じなのは。
それ以外は、原作とも、ディズニー版とも全く違う、魔法も仙人も、花びらを落とす薔薇も登場しない。もちろん、魔法でポットや燭台に変わった召使も!
野獣と呼ばれる大公も顔に傷を負ってはいますが、それを隠す仮面はオペラ座の怪人よりも小さい。
外見全然野獣じゃありません~、むしろ男前の彼、演じているのは、イタリアの大人気の大河ドラマを3年に渡って主役を務めたアレッサンドロ・プレツィオージ
イタリアで最も危険な男前と言われているらしいのですよ~好み・・・・ではありませんが、確かにオーラあります!迫られたらくらっときそうな(笑)

誰もが恐れる大公に、毅然とした態度をとり意見を述べるベル、
当然彼女が気になってくる大公は(自分に)思いを寄せる従妹のエレーヌに、3週間でベルを自分のものにする!もしそうできなかったらエレーヌと結婚すると賭けをします・・・・。
なんですかーー、このコテコテの、よくあるメロドラマ的展開は~~
ナニナニ~、コレ・・・、どこが美女と野獣と思いつつも・・・、時に愛らしく毅然としたベルに迫るセクシーな野獣大公
これが結構ドキドキしてしまったのですよーーさすが、イタリアの危険な男前~(笑)

しかし、この3角関係メロドラマで一番インパクトを放っていたのは野獣でも、ベルでもなく、
叶わぬ想いに苦さを噛みしめ二人の仲をどうにかして壊そうと画策し続けるエレーヌでした
ベルも野獣も、想いあっているのに互いを疑ったり、自分の想いを貫けない、エレーヌにまんまと翻弄されてしまう~~、アカンやん
ベルも城を飛び出してはまた戻り、戻ってはまた出ていく・・・・、ちょっとこのシーン多すぎですヨ。

海に憧れ、航海に出ることを夢見ていたベルが、大公の城への奉公をひとつの新しい世界への冒険ととらえ、
荒れた温室の花を元のように美しく咲かせたり、大公の叔父の伯爵(いいキャラでした)に香水つくりを村人に手伝ってもらうよう提案したり・・・、こういう前向きさ、強さはとっても良かったのに、そんな彼女もこと恋愛に関してはあそこまでエレーヌに惑わされてしまうなんてね~~。
エレーヌの画策や大公の妻が亡くなった火事の夜に起こったこと・・・いろいろありすぎて、かえって二人の愛の盛り上がりが物足りなくなってしまったような気がしました。

とはいえ、これまでの『美女と野獣』とは別ものとして、荒れ果てた野獣の心になってしまった男と思いやりと独立心を持つ美女のラブストーリーとしてみたらこういう『美女と野獣』もありかな♪と思いました。
ブランカ、綺麗でした~♪
ベルのお姉さんには・・・・喝
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