2017
05.25

「ある天文学者の恋文」

天文学者の恋文

著名な天文学者エドと彼の教え子エイミーは、皆には秘密の恋を謳歌していた。
しかし、そんなエイミーの元に突然届いたエドの訃報。
現実を受け入れられないエイミーだが、彼女の元にはその後もエドからの優しさとユーモアにあふれた手紙やメールや贈り物が届き続ける。
エドの遺した謎を解き明かそうと、エイミーは彼が暮らしていたエディンバラや、かつて二人で時間を過ごしたイタリア湖水地方のサン・ジュリオ島などを辿りはじめ、そこで彼女が誰にも言えずに封印していた過去を、エドが密かに調べていたことを知るが―。

                   <公式サイト ストーリーより>


愛する人の訃報を聞いた・・・その瞬間に(相手からの)メールが届くって・・・・ビックリ過ぎる

誰かのイタズラ?けれど、その文面もまさに彼のもの、それ以降も届き続けるメールや手紙、贈り物・・・。
しかも・・・まるで自分の行動がわかっているかのようなタイミングで届くそれらのもの・・・
いったいどんなからくりがミステリアスを通り越してちょっと怖くなってくるようなこの“死者からのメッセージ”
けれど・・・・この恋人(天文学者)がジェレミー・アイアンズなんですよ素敵なんですよ
親子ほどの歳の離れた教え子と不倫だなんて・・・しかも死んだ後もず~~っと彼女に連絡をし続けるだなんて・・・。
家族のことを思うとヒンシュクものですよ、非難ごうごうですよ

なのにねぇ~~、ホテルの部屋での熱いキスも、離れがたい彼女との別れのあの表情も・・・、なんて絵になるんだろう。
ズルイ、ズル過ぎる~~。
生身?の彼が観れたのがその冒頭のシーンだけなので、ええっ・・・もっと、もっと観たかったよ~~と思ってしまって、
非難する気持ちやちょっと怖いんじゃ?という気持ちよりもPC画面でもいいから観ていたい♪なんて思ってしまう

彼が死の直前まで作り続けていた“彼女をめぐるプログラム”、
今みたいな時代ならああいうこともできるんだろうなあと思いつつ、それでも(手紙は)人の手を介しているし、周りの人々の善意あってこそでした。
死と隣り合わせの危険なスタントをするエイミーを心配し、彼女に心の傷から立ち直って欲しい、彼が心の底から願い死後も連絡を取り続けた想いが通じたのがなにより良かった。
まだまだ若い彼女の未来に、新しい出会いがあることも、恋が始まることも、彼はきっとわかっていたし、幸せを願っていたと思う。
最後の録画画像の後姿・・・・これに泣けたわ。

オルガ・キュリレンコ、「薬指の標本」から何年たったかしら。ただ美しいだけじゃない、内面の深さも加わったような気がします。
本作では泣き顔が多かったけれど、送り間違えたメール(設定ミス?)に笑うシーンがとても印象的でした。
魔法使いの間違い(息子に送るメールも来てたし)、好きだなぁ。
エイミーがモデルになった、涙でゆがんだ・・・あの(失敗作のはずの)彫刻も!普通に完璧な顔よりもずっとずっと心惹かれるものがありました。


この瞬間に夜空に見えている星の光は実は今現在の姿ではない。地球に届くまで長い長い、時間を旅してきたもの。
いわば死せる星との対話が仕事という・・・・まさに天文学者というキャラクターにかけ合わせた愛の物語でした。
これほど愛されるなんて羨ましいな~~、そしてこんなに誰かを愛せるのも。

教授

絵になる~~
この島、別荘も素敵でした♪


いたるところでヒロインがチェックするスマホは好きじゃないけれど、こういう関係だと待ち続けてるんだろうなあと思うし、映画も成り立たないけどね
だけど、私の隣でスマホが鳴ったりしたら・・・・速攻キビシイ~~目で見ちゃいますよ。映画館でこれやられたらキレます

なぜか寄ってくるワンちゃんや、ガラス窓に引っ付いた一枚の葉っぱ、車を追ってくるかのような大きな鳥・・・、なんだろう?と不思議に思えるこういうシーンは、劇場で無粋に響くメール音よりもずっと神秘的だったな~。
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コメント
瞳さん こんばんは。

この作品、案外好みでない方も多いのか、そんなに話題にならなかったみたいですが、私は結構好きでしたね~~

あ、でもジェレミーでなければ非難ごうごうってわかります。
ストーカーだし不倫だし、死んでからもいつまでもなにやってんのよってね。日本じゃ・・・・ありえないキャラクターと行動ですよね。ロマンチックなのか大甘なのか判断に苦しむところですわ。

でも、女性としてはジェレミーのような男性にそこまで想われるのはやはり憧れますね。実際はそんなことされても困りますがね・・・メールや手紙の指示通りに世界中を駆け回ったりできませんよ・・・こっちも生活あるしね。って現実的すぎますけど。

これはやはりおとぎ話なんでしょうね。こんな恋愛あってもいいなぁ~っていう監督の願望も入っているのかも。
ななdot 2017.05.28 00:19 | 編集
>ななさん

おはようございます。
ななさん、去年のベストに入れられてましたよね♪

>でもジェレミーでなければ非難ごうごうってわかります
そうなの~(>_<)
やっぱり不倫だし、死んでからも・・・っていう部分でかなり非難を受けても仕方ない設定ですよね。
そこをジェレミー抜擢!という監督!ずるい~(笑)
あそこまで愛されるなんてね・・・・羨ましすぎます。

>これはやはりおとぎ話なんでしょうね。こんな恋愛あってもいいなぁ~っていう監督の願望も入っているのかも。

絶対入ってると思います!!
SNSがこれほど発達してる時代になって・・・イケル!と思ったらしいですよ、監督。

私も結構好きです~♪
だってやっぱりジェレミーだし、エイミーのトラウマをなんとか取り除いて幸せになって欲しいと願う彼の気持ちにも打たれましたよ。
新しい恋が芽生えそうな予感を感じさせるラストも良かったですよね。
dot 2017.05.30 09:22 | 編集
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