2016
12.05

「レヴェナント 蘇えりし者」

レヴェナント


1823年、毛皮ハンターの一団はアメリカ西部の未開拓地を進んでいた。
隊長のヘンリーを先頭に、ガイド役のヒュー・グラスとその息子のホーク、そしてグラスに対して敵意を抱いているフィッツジェラルドたち一行だったが、ある時、先住民に襲撃され多くの犠牲者を出す事態に。
生き残ったグラスたちは危険な川を避け、船を捨てて陸路で砦に戻ろうとするが、グラスは巨大な熊に襲われて瀕死の重傷を負ってしまう。

              <公式サイト より>




「スポットライト 世紀のスクープ」「キャロル」に続き、本年中に観ておきたいゾ作品第3弾
レオナルド・ディカプリオがついにアカデミー賞主演男優賞を受賞~と春に盛り上がった作品を今頃鑑賞です。

たくさんの方がご覧になってる作品なので、あらすじも、熊も馬の中で暖を取るというシーンのことも知っていましたが、
冒頭の襲撃シーンの迫力からして・・・すでにあっけにとられ、
熊のシーンにいたっては・・・これほど長いものだったとは
まだ・・・まだ来るん・・・まだやられるんだーーーーーー(*´Д`)ハァハァ・・・

その後も、川(っていったってものすごい川幅の急流に)に沈み、崖から落ち、吹雪の中倒れ、聞いてはいたものの、その凄まじさに圧倒されました。
けれど、そんな生死をかけた痛すぎるサバイバルストーリーの中に、幻想的なスピリチュアルなものも感じられる映画だったこと、これがとても意外だったし、とても印象的でした。
何度も現れる亡き妻の幻想、過去の回想シーンでグラスが何度も口にする「息をし続けろ」の言葉・・・、その言葉通り、グラスの息遣いがやむことなく耳に残ります。

何より、圧巻、打ちのめされたのは、恐れを抱くほどのフロンティアの大自然、その美しさ。
いったいどうやったらこんな映像が撮れるの
見上げた森の木々、差し込む光、
人が戦い倒れ、白い雪が赤く染まっているというのに・・・その映像美に思わず見惚れてしまうなんて

レヴェナント2

レオの熱演はもう、言うまでもないものでしたがよくもここまでヤッタナァ・・・・

レヴェナント3

出てることを知ってなかったら気が付かなかったかも・・・フィッツジェラルド役のトム・ハーディ(頭皮が~~
登場してすぐに「コイツやでーー」と思う憎らしさ。
なのに、一理あるんじゃないか・・・なんてふっと思わされてしまう説得力、パワーがありました。

「アバウトタイム 愛おしい時間について」のイメージが強かったドーナル・グリーソン君が、こういう荒々しい舞台にすんなり~と溶け込んでいたのも嬉しい驚き。
しっかり存在感あったよね~、あぁーー、やっぱりフィッツジェラルド、許せん~~

一人置いて行かれてしまったグラスのサバイバルっぷりは確かにすごかったけれど、
でも決して一人であそこまでこれたわけではなかったよね・・とも思いました。
医者のように(とりあえずではあるけど)傷を縫ってくれた隊長がいたこと。
ポーニー族の男が肉をくれ、吹雪中、小屋を作り傷をいぶして?くれたこと、
熊の毛皮と馬の体
サバイバル力と、愛と復讐心という支えの上に、こうした出会いや自然から受けたものがグラスを生かしたような気がして・・・、

だからこそ、最後復讐を「神に委ねる」としたグラスの決断もすんなり感じられました。
フィッツジェラルドだけじゃなく、(アルカラ族はあの距離にいたので)自分の生き死も神に委ねた・・・そんな気もしました。

娘を助けていたことから許され、生き残った・・・
復讐を終えて、神の手に委ねた自分の人生にまだ時間があると知ったけれど、

愛も失い、復讐も終わった今、この先に何がある
ぐっとこちらを見据えるかのようなグラスの視線に・・・・答える言葉が見つからない。

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コメント
見たのはこの春ですが、瞳さんの記事を読んで、生々しく思い出しました。
そうそう、クマ、まだ来るかー!!でしたね(笑)
レオだけじゃなく、この撮影は相当過酷だったらしいです。
みんな、身体張ってましたね。

でも不思議な映画で、あんなに凄まじい内容だったのに、美しい印象なのは、やはり圧倒的な自然のせいですよね。
ラストの視線、瞳さんのコメントに納得しました。

ドーナル・グリーソン君、今年は「ブルックリン」「エキスマキナ」でも見ました〜。
「ブルックリン」もオススメです。





tontondot 2016.12.07 00:05 | 編集
>tontonさん、

こんにちは。
tontonさんは、劇場でご覧になったんですよね。
クマ、迫力あったでしょうね!!
結構長くて(一度離れたのに)また!?戻ってきたよ~~(>_<)でしたね。

絶対撮影も過酷だっただろうなあって思いますよね。

大自然の映像の美しさ、これはやはり劇場へ行くべきだったなぁ・・。
サバイバルの凄まじさや復讐だけが残る映画ではありませんでしたよね。幻想的な回想シーンも印象的でした。

ラストの視線、あれからいろいろ想像してみました"(-""-)"

ドーナル君、いろいろ出てますね~、売れっ子さんですね。
「ブルックリン」がネットレンタルでそろそろ届く予定なので楽しみです♪
シアーシャ・ローナンちゃんも好きな女優さんなので。



dot 2016.12.08 14:57 | 編集
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