2016
07.07

「ひつじ村の兄弟」

ひつじ村

アイスランドの人里離れた村で、隣同士に住む老兄弟グミー(シグルヅル・シグルヨンソン)とキディー(テオドル・ユーリウソン)は、生活の全てを羊の世話に費やして生きてきた。先祖代々から受け継がれて来た彼らの羊たちは国内随一の優良種とされており、彼らは毎年のように優勝を競い合い、どちらの羊が本流を受け継いでいるのかを争っていた。
互いに先祖代々の土地や生活習慣を継承し合う一方で、グミーとキディーは40年もの間、全く口をきかないほどに不仲な兄弟だった。
ある日、キディーの羊が疫病に侵され、村全体が恐怖にさらされる

                  <公式サイト ストーリーより>


アイスランドの映画・・・・、『春にして君を想う』以来です

連日猛暑厳しい毎日、なんだかとっても涼しそう(いや、寒そうだよネ)じゃない~♪とレンタルしてきましたが、
『ひつじ村の兄弟』なんていうホノボノしたタイトルからは想像してなかったような物語でした。

おそらくは幼い時から住んでいるであろう家に隣同士に住み、同じように、先祖代々受け継がれてきただろう羊の飼育に心血を注ぐ老兄弟。

おんなじセーター

セーターだっておんなじなんだもの、最初はどちらがどちらか・・・わからなかった~(笑)

でもこの兄弟、筋金入りの仲の悪さ・・、なにせ40年もの間互いに口を聞いてない・・・って
どうしても何か伝えないといけない時に彼らの間を行き来するのが、牧羊犬のワンちゃん。丸めた手紙を口にくわえて、弟から兄へ、兄から弟へ。賢いこのコの可愛いこと

兄弟はどちらも、毎年のように品評会で優勝を競い合う素晴らしい羊を飼っているのですが、なんと今年優勝した兄の羊から疫病が発見されてしまう・・・!
発見したのがよりによって弟で(兄は怒りのあまり、弟の家の窓ガラスを銃撃しちゃうし・・・!)
しかも一匹でも疫病が発見されると村中の羊が処分されてしまい、2年間は羊を飼うこともできない・・・
仕方のないこととはいえ・・・、厳しい
愛情も生活もすべて込めて育て上げた羊たち、ところが、兄と違い、処分に従順にしたがったかに思えた弟グミーが実は・・!!

ひつじ村2


見渡す限りの空と草っぱら・・・と羊たち。
季節が冬になるとあたり一面は、ただただ真っ白~というアイスランドの村の風景の中、
淡々と、静かに暮らしていく弟グミーの暮らしを追いながら、(兄との確執のわけが気になりつつも)地味~に見守っていた物語が、
後半、秘密の暴露とともに・・・・ハラハラ、あぁ、大丈夫かな
40年ぶり兄弟相乗りの冒険に至っては、ものすごい雪嵐にいったいどうなってしまうんだろう~~!!
まさかこんな展開が待っているとは・・・と驚きました。

そして、あのラストも・・、ええっ!?ここで終わりデスカ
羊は?せめてあの賢いワンちゃんの消息だけでも知りたかった~~とウズウズしましたが、これまで弟側から描かれていた物語が、最後の最後に、兄の想いをしっかりと感じることができて。
いてつく吹雪の舞うなか、おじいちゃん二人の裸の姿・・・というビックリ、ぶるぶる寒すぎる~ラストシーンなのに、なぜかとっても暖かく感じました。
いつか、吹雪が止んで、二人で村へ帰って・・・それから・・・と、新しい物語を想像させるラストシーンでもありましたヨ。


それにしても、倒れていた兄をシャベルカーのショベル部分にのっけて、病院の入り口にポイっと置いてくるシーン!
「置いてきちゃったよ(苦笑)」とビックリ、可笑しい
クリスマスの夜、ひとりの食卓ながらちゃんとチキンを焼き、窓辺に明かりを飾ったグミーの暮らしぶり、
きっとこういう風に長~い間暮らしてきたんだねぇ・・・という年月を感じました。
食卓の後ろの壁は、緑の可愛い壁紙だったな♪

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