2016
05.31

「ヴィジット」

ヴィジット

15歳のベッカと弟のタイラーは、母親が恋人とクルーズ旅行に行く間、これまで会ったことのない祖父母と休暇を過ごそうとペンシルバニア州メインビルへとやってきた。
穏やかな祖父と優しくお菓子作りが上手な祖母に迎えられ、田舎町での1週間は穏やかに過ぎるはずだった。

・・・だが、夜中にキッチンへ祖母のクッキーを取りに行こうとしたベッカは異様な気配に恐怖を覚える!
一方、カギのかかった納屋へと向かう祖父の後を追ったタイラーは・・・・。


シャマラン監督作品、久々鑑賞♪『アフターアース』以来かな。

昔?のシャマラン作品(「ヴィレッジ」とか「レディー・イン・ザ・ウォーター」とか「サイン」とか)とおんなじ匂いがする~(笑)という予感が当たり
怖かったけれど、とっても好みの作品でした。

会ったことのない祖父母と過ごすことになった姉弟、なによりこの二人のキャラクターがいいよネ
記録映画を作ってるしっかり者のお姉ちゃんのベッカと、ラップにハマってる弟タイラー。
この、子どもたちが記録映画を撮ってるっていう設定、ナイス
POV独特の臨場感や不安定さ、
見えるもの、映されているものが限られていることによるドッキリ感と怖さはこの映画にぴったり。
なにより、この記録映画には、パパに出ていかれて傷ついている母親には特効薬が必要(昔喧嘩をして飛び出してそのまま疎遠になってる母の両親と仲直りできればなぁ・・・)という、祖父母と母親の間を取り持つような意味がこもっているところもますますナイスなんですヨ。じ~んと来ちゃうよね。

だから、祖父母の奇行が怪しすぎて私なら絶対すぐに出て行っちゃうよ!とか、
ママもずっと会ってなかった親のところに子どもたちだけで行かせちゃうんだ・・・といろいろ突っ込みたいところはあるけれど、
子どもたちの気持ちを考えて、1週間見守っちゃうのダー。

このおじいちゃん、おばあちゃんの、怪しさ加減がまた上手いというか、
おばあちゃんなんてお菓子作りの上手い、とっても上品で静かなヒトだけに、夜の変貌ぶりがそれはもう怖すぎてねぇーーーあの後姿、動き!!

床下のかくれんぼの猛ダッシュなんて・・・腰ぬかしそうでしたよ、私。
ベッカがオーブンの掃除を頼まれるところも、「ヘンゼルとグレーテルだよ、、、ブルル・・」ってドギマギ

そんな風にかなりコワイんだけど、記録映画のためにインタビューするシーンとかにおじいちゃん、おばあちゃんの悲しさ・・・みたいなものが感じられて切なくなったり、
ノリノリのラップやびっくりした時に女性アーティストの名前を叫んだりするタイラー弟くんがなんともユーモラスで、
怖いだけじゃない家族ものの愛情にじーんときたり、くすっと笑っちゃう。シャマラン監督、いい仕事デス。

でも、シャマラン監督作品(もちろん脚本も)なので、観ながら“宇宙人”?とか“乗り移り”?とか想像の範囲がどんどん広がっちゃう。
監督ならではのミスリードですよ、これは、やっぱり
意外にも一番普通(もちろん悲劇でショックですが)で現実的な真相でしたが、伏線はちゃんとあったし、
なにより、子どもたち!!
勇敢にも一人で地下室へ行っちゃうベッカに
トラウマを克服したタイラー(あんなの、顔に当てられて)よく頑張ったーーーー。

パパが出ていったことで傷ついていたのはママだけじゃなかった。
出来上がった記録映画にパパとの思い出を入れることができたベッカ、あぁ、この優しさ沁みる~。
最後も、T・ダイヤモンドの名ラップが聞けたし(笑)

やっぱりこれからも、シャマラン監督作作品、見ていかなきゃね

トラックバックURL
http://teapleasebook.blog26.fc2.com/tb.php/878-80ff8fc0
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top