2016
05.27

「夏をゆく人々」

Category: WOWOW鑑賞作品
夏をゆく人々


光と緑あふれるイタリア中部・トスカーナ州周辺の人里離れた土地で、昔ながらの方法で養蜂を営む一家の物語。
ジェルソミーナは4人姉妹の長女で、自然との共存をめざす父ヴォルフガングの独自の教育と寵愛を受け、今や父よりもミツバチに精通している。
家族は自然のリズムのなかで生活を営んできたが、夏、村にテレビ番組「ふしぎの国」のクルーが訪れ、一家がひとりの少年を預かった頃から、日々にさざなみが立ち始める――。

                                <公式サイトより>


地味映画のお勧めをいただいて気になっていました。WOWOWで鑑賞できてラッキー

イタリア中部、トスカーナ地方を舞台に養蜂を営む一家の日々を追っていく物語。
頑固で、ゴーイング・マイウェイな父親としっかり者だけどちょっと疲れた感じの母親に
4人の子どもたちはみんな女の子~
「男の子はいつ出来る?」なんて揶揄われてましたね。
ぽっちゃり気味で甘えん坊、仕事もさぼり気味の次女に、とにかく元気でやんちゃな3女、4女ちゃん。
そんな家族の中で、父親から誰よりも頼りにされ、絶対の信頼を得ている長女ジェルソミーナ(蜂に関してはパパよりもよくわかってるかも)。
成長し思春期を迎えた彼女は、しだいに外の世界への興味を膨らませてゆく。
父親の信頼を誇りに思いつつも、その“特別感”が少々重荷に思えて・・・・自由に羽ばたきたく感じ始めている。

その夏、やってきたテレビ番組「ふしぎの国」との出会いや、
更生の為預かることになった少年マルティンの存在も、ジェルソミーナに複雑な感情をもたらせてゆく。


女神

モニカ・ベルッチ、こういう役だったのね~
「ふしぎの国」の司会を務めるスター、
長い長い銀髪のウィッグ、神話の中から登場した女神のような衣装がとにかく似合う~!!美しいわーー。
家族と養蜂に追われる日々の暮らしとは全く違う別世界が存在するのだと、ジェルソミーナがその魅力にとらわれてしまうのも納得!の存在感な上に、
物語の最後(テレビ番組の収録後)には、どこかつくりもののその姿には、もろさまでも感じられました。

古代エトルリアの遺跡が多く残っているという土地柄の持つ雰囲気も生かされていましたね~。
監督さんはこの地で育ったのかしら?もしかしたら自叙伝なのでしょうか。
窓から差し込む一筋の光を手のひらですくって飲む次女と彼女を見つめるジェルソミーナ。
トラックの荷台で蜂箱を守りながらビニールシートに身を伏せ、豪雨がやむのを待つシーン、
突然響くマルティンの口笛・・・・・・、

家族で送る日々の中、ほんのちょっとした情景がとっても印象的に心に刻まれる映画でもありました。
不器用な父親の愛情の証あのラクダも

ラスト近くは、どこかファンタジーのような、不思議な雰囲気に包まれていました。


みんなで外で

戻ってきたジェルソミーナを迎えた家族たち。
(映画の最初ではパパ一人が外で寝ていましたが)今度はみんなが

誰の姿も見えない、家族が暮らしていた家、風に揺れるカーテン。
まるですべてが夢だったかのようなラストシーンが美しい。
いってしまった夏の日への、懐かしく、やさしい想い・・・・。帰らない日々は、胸の中でいつも少し切ない。
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コメント
瞳さん、おはようございます。
早速見てくれてありがとう~。wowowって早いね!
田舎とか家族での仕事とか限られた世界から
広い世界へと憧れや思いをめぐらす少女がいじらしかったです。
ファンタジックな終わり方に、どんな時間も永遠じゃないよね・・ってなんだかしみじみしちゃって。
派手なのに地味なベルッチも昔のセクシー女優って印象から少しずつ変わってきています。(笑)
あと、そうでしたね、光をすくうシーン・・子供らしくて微笑ましかったですね。
そう言うの自分も子供の頃にやった記憶が。(笑)
何気ない日々の中にそう言うのみつけるられると今でも嬉しかったりします。(^^ゞ
つるばらdot 2016.06.02 10:59 | 編集
>つるばらさん

こんにちは。
お返事遅くなってごめんなさい~。

梅雨入りしましたね、そちらはお天気どうかな。

WOWOW!そうなんですよ♪意外と早くて、しかもちょっと小粒な作品もしっかり企画してくれるのが嬉しいんです。

>どんな時間も永遠じゃないよね・
あぁ~~、まさにそうでしたね。あのラスト。
少女時代の夏、しみじみしちゃいますね。自分の特に何もない普通の夏も(少女だったというそれだけで)なんだかしみじみ思い出されます。

ベルッチ!!とっても良かったですね。
007ではとってもセクシー、色っぽさがムンムンしてたけどこの作品ではまた少し違ってて。
引き出しもきっといろいろあるのね・・・って感心しましたよ。

つるばらさんも光をすくう少女だったのね~~♪
わーーー、とってもイイな、そういうの。
私は母に頼まれて庭の水やりをしたときにできる虹に、弟と人形を乗せようとしてた・・・そんな思い出があります。
そういうちょっとした思い出が浮かんでくる、そんな映画でしたね。
dot 2016.06.05 18:29 | 編集
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