2016
04.07

「しあわせへのまわり道」

幸せへの回り道

マンハッタンのアッパー・ウエストサイドで暮らす売れっ子書評家ウェンディ(パトリシア・クラークソン)の順風満帆の人生は突然あっけなく崩壊した。
長年連れ添った夫がすきま風の吹いた夫婦関係を見切り、浮気相手のもとへ去ってしまったのだ。愛する本に囲まれるあまり、愛するひとに寄り添っていなかったと反省しても時は既に遅かった。
絶望のなか、車を運転できない現実に直面したウェンディは、インド人タクシー運転手ダルワーン(ベン・キングズレー)のレッスンを受けることに。
伝統を重んじる堅物の男性だが、宗教も文化も階級も対照的なダルワーンとの出逢いは、過去の想い出にしがみつくウェンディの心の針路を変え、未来に踏み出す勇気を与えてくれるのだった……。

           <公式サイト ストーリーより>




↓映画のラストについてのネタバレがあります。未見の方はご注意くださいね。


“辛い目にあったヒロインが、思いがけない出会いによって再生する物語”
そう聞いたら「うんうん、よくある話だよねぇ~~~」と今、アナタ思いませんでした?(誰に聞いてる?笑)
そう、私も正直、(映画でよくある設定だよね)そんな気持ちで見始めたのですが、

しみじみとっても良かったわ~~♪
今、じっくり、ジーンと、しあわせな優しい気持ちを噛みしめ中です。

書評家という仕事に没頭し、本を愛するあまり、夫に去られてしまったウェンディを演じるパトリシア・クラークソン。
どんな役も文句なく上手い!!女優さんですが、こんなに涙したり、落ち込んだり、可愛かったり、素敵だったり
いろんな表情の彼女を見たのって初めてだったような気がする~♪
ずっと、ぐっと彼女に近づけたような気がして、なんだかとっても嬉しい。
彼女に運転を教えることになったタクシードライバー、ダルワーンにはベン・キングズレー、
こちらも文句なしの名優さん。アクの強い役での存在感も半端ないけど、本作のような信念と優しさを持った素敵なヒトもバッチリ決まる
このキャスト、素晴らしすぎる~

大人な緑

大人のグリーンがよく似合うウェンディ。
ダルワーンが作中、何度かターバンを巻きなおすシーンには見入っちゃった。

親子

ウェンディの娘ターシャ役のグレイス・ガマー、海外ドラマ「エクスタント」(1では真田さんも出てた)で初めて観たのですが、メリル・ストリープのお嬢さんなのねうん、似てる~。

ウェンディとダルワーン、ふとしたことから出会った二人、
運転に自信のない(いえ、今はもうすべてに自信が持てない)ウェンディに、穏やかに、丁寧に運転を教えてゆくダルワーン。
周囲を見回す、サインを見逃さないこと、
アクセルを踏んで勇気を出して進むこと。
縦列駐車に悩む彼女には、「料理の味見と同じ。少し試して様子を見る」
運転へのアドバイスは、ウェンディが再び人生を踏み出していく道しるべとなり、後押しとなっていく。
そして、それはウェンディだけじゃなく。
アメリカの市民権を持ちながら差別感を覚えるダルワーンの日常や、インドから迎えた花嫁との新生活にしだいに見えてくる気持ちのズレやぎこちなさ。
ダルワーンにとってもウェンディとの時間や会話が大切なものになっていく・・・。

もしや・・・二人
無事に運転資格をとれたウェンディとの別れの時、離れがたく、思わずダルワーンが口にした誘いに
「あなたは私の希望の光」
そう答えたウェンディの、なんと素敵だったことか
まだまだ二人が一緒に車に乗って語り合う姿が観たい~!そんな思いにもとらわれたけれど、
男女というのではなく、「尊重しあい、互いの人生を大切に思いあう」そういう二人だったことの方がもっともっと嬉しい。
ダルワーンと奥さまの、ラストシーンにもじんわり~、ホッとしました。

エンドロールが流れる中、ゆっくりと、でもとっても楽しそうにドライブしてゆくウェンディ
私も運転したい~♪ダルワーンの教えを思い出しながら・・・、。
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パトリシア・クラークソン主演+外国人との交流的映画2つ。
「しあわせへのまわり道」「カイロタイム」感想   dot ポコアポコヤ 映画倉庫dot 2016.07.01 14:08
コメント
こんにちは。
これ、絶対見ます。好みだわ〜(笑)
「マダム・イン・ニューヨーク」とか「めぐり逢わせのお弁当」とか「マダム・マロリーと魔法のスパイス」とか最近はインド映画、およびインド移民の話がそれこそスパイスのように映画を美味しくしてますね。
パトリシア・クラークソン、知らない女優さんですが、調べたら見た映画に色々出ていました。脇役が多い人なんですね。「ラースとその彼女」にも出てる。これオススメです♪

前回の「新しい夫婦の見つけ方」の記事もそうでしたが、瞳さんの文章のテンションが楽しくて、オーランドに興味のない(失礼)私も「おおっ!なんかおもろそ〜」と思わず思ってしまいます(笑)




tontondot 2016.04.11 09:05 | 編集
> tontonさん

こんにちは。
ぜひ観てくださいな~♪
この作品、ニューヨーカー誌に載ったエッセイが原作なのですが、筆者の方の実体験に基づいているそうです。

パトリシア・クラークソンとベン・キングズレーがとっても良かったです。
うんうん、そうですね、脇役が多い女優さんですね。
今回はヒロインということで彼女のいろんな表情が見れました!思い切りよく脱いでるシーンもあったりするんですよー。

「ラースと彼女」!!私も大好きです~♪

> 前回の「新しい夫婦の見つけ方」の記事もそうでしたが、瞳さんの文章のテンションが楽しくて、オーランドに興味のない(失礼)私も「おおっ!なんかおもろそ〜」と思わず思ってしまいます(笑)

あははは(笑)ありがとうございます。
「新しい夫婦の見つけ方」は、とにかくなんていうことのないゆるゆるした話で「??」って感じなんですけど、
なんていうことない話が私、結構好きなので~(笑)え~っとね、面白いか?と言われると微妙ですi-237

dot 2016.04.11 12:30 | 編集
瞳さん、こんにちは!
私も見ました。
なかなか良かったよねー。
キングスレーさん、あれで79だか69だか(おい、10才違う)なんて信じられない。
まだまだ、現役、しゃんとしていたよね。

そうそう、greenのワンピとかスカートとか、スタイル良いし、センスも良いよねぇー。

それにしても、あの旦那、ひどいよね。
あんな旦那捨てちゃえ!って思ったよ。彼女なら、もっと素敵な人が今からでも見つかる!
latifadot 2016.07.01 14:12 | 編集
>latifaさん

こんにちは。
お返事遅くなってごめんなさいね~。マイッタ、マイッタ。久々に熱出ちゃったわ。
健康を過信したらダメだねぇ。latifaさんも気を付けてね。

キングスレー、あはははは~(笑)
>おい、10才違う
latifaさん、面白い~(笑)元気出たわ。
確か72,3じゃなかったっけ。
この役、とっても素敵だったよね。

クラークソン、スタイル良くって服装も素敵♪
そしてビックリ、さらり~と脱いでもいたよね。
どんな作品に出てもいつも安心してみていられる、大好きな女優さん。脇役が多いけど、主演してもやっぱりバッチリだと思ったな。

うんうん、あのダンナね、いくら彼女が本ばかり見てたからってね。彼女なら絶対素敵な人と巡り合えると思うよね。
演じていた俳優さん、確か、クラークソンとドラマか何かで共演(夫婦役)していた人だと思う。
クラークソンが彼を推したって聞いたわ。
dot 2016.07.04 12:44 | 編集
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