2016
03.30

「ヴェルサイユの宮廷庭師」

ヴェルサイユの


17世紀フランス、太陽王ルイ14世の命の下、庭園建築家アンドレ・ル・ノートルはヴェルサイユ庭園の建築を手がけていた.
その、あまりの広大さにともに働く庭師を雇うことにしたノートルは、著名な庭師たちを面接に招く。
意外にも選ばれたのは、無名の女庭師サビーヌ・ド・バラ(ケイト・ウィンスレット)だった・・・・。


アラン・リックマンの17年ぶりの監督作品であり、彼自身が太陽王ルイ14世を演じているという本作
これは絶対絶対観なくっちゃ

庭園建築家アンドレ・ル・ノートルは実在の人物なのですが(その名のついた薔薇もあるとか~)
ヒロインサビーヌはフィクションなのかな?
絢爛豪華なドレスをまとった女性たちの姿が浮かぶこの時代に、裾を泥まみれにしながら、かなりの力仕事も厭わない女性庭師・・・・。
もしかしたら絵空事のように感じるかもしれないキャラ設定が、演じるケイト・ウィンスレットの力量なのでしょうか
見事なまでに自然で、力強い~。

伝統と秩序を重んじるこれまでの庭園術に対して、感性と美意識を大切にするサビーヌ。
ノートルの面接に訪れた彼女が、庭園の鉢植えを(自分流に)動かしちゃう場面がとっても印象的でした。
互いにはじめは良い印象とはいかなかった二人が、しだいに気になる存在になっていく~という部分は、王道でありますが、

原題でもある『小さな無秩序』を宮殿の庭つくりに持ち込んだサビーヌが、
王や、取り巻く宮廷の人々の間のがんじがらめの窮屈な秩序をほんの少し、解き放ってゆくさまがとても心地いい。
実は心に大きな傷を抱えている・・・サビーヌが、宮廷の女性同士(亡くなった者たちのことを表では話せないから・・・と)静かに打ち明けあう場面に心打たれました。
王妃を亡くした王と、美しい庭園で語り合う場面もそうですが、
きらびやかに見える王も貴族も誰もが寂しさや痛みを抱えて生きている・・・そうした人々に向けるいたわり、優しさを感じる作品でした。

そういえば、初監督作品『ウィンターゲスト』でも、寒い寒い白い冬の世界を舞台に、人々の再生を願う想いが静かに感じられましたっけ。

ヴェルサイユの2

ル・ノートルを演じたマティアス・スーナールツが、あの『闇を生きる男』の彼だと後から知ってビックリ、驚き~!!
だって、だってあの作品では短髪、筋肉隆々だったのに、こちらでは長髪と17世紀ルックが素敵に似合うしなやかさ。
結構細身に見えちゃいました。たくましさからいえば、ウィンスレットの二の腕のほうが・・・

完成したヴェルサイユ庭園“舞踏の間”も素晴らしいものでしたが、お庭の好みとしては、サビーヌ個人のカオス的、いろんな花々が自由にあふれる庭や(ノートルが夜、ロウソクを灯していくシーンがきれいでした)、
森の木々の根元に咲き乱れていたのはブルーベルでしょうか・・・青いじゅうたんに見惚れました。

“舞踏の間”で貴族たちに囲まれ踊る・・・太陽王ルイ14世
人々の円の中心で輝いているアラン・リックマンの姿が嬉しくて、思わず目頭が熱くなりました。

アラン・ルイ

素敵な作品をありがとう♪

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ヴェルサイユの宮廷庭師(2014) A LITTLE CHAOS 製作国 イギリス 監督: アラン・リックマン 製作: ゲイル・イーガン アンドレア・カルダーウッド ベルトラン・フェヴル 製作総指揮: ジギー・カマサ ガイ・アヴシャロム ニック・マンジー クリスティーン・ランガン レイ・クーパー リチャード・...
ヴェルサイユの宮廷庭師 dot ちょっとお話dot 2016.05.20 13:54
コメント
<マティアス・スーナールツが、あの闇を生きる男>

瞳さ~~ん、今画像探してみてきました。
え~~~っていう感じ。
太ったのね。
う~~ん、
やっぱり長髪がよいです(笑)。
みみこdot 2016.05.20 13:50 | 編集
>みみこさん

「闇を生きる男」5年かけて肉体改造したって書いてあったわ。

そうそう私はまだ見ていないけど「リリーのすべて」にも出てるのね!!
あと気になっているのは「フランス組曲」♪
残念ながらこちらも短髪みたい。
「ヴェルサイユ」の長髪、すごく似合ってましたよね。

ベルギー発のイケメン!!って紹介されてましたよ(笑)
dot 2016.05.21 21:50 | 編集
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