2016
02.20

「6才のボクが、大人になるまで」

6歳のぼく


テキサス州に住む6歳の少年メイソンは、キャリアアップのため大学に通うことになった母に連れられヒューストンへ引っ越す。
母と別れた父親とはたびたび週末に会う日々の中、母の再婚、やがて上手くいかなくなる義父との仲、イジメ、恋・・・・、
さまざまな出来事が起こりつつ、少年の月日は流れてゆく。


ひとりの少年の6歳から18歳までの成長と家族の物語を、実際に(少年はじめ家族たち4人の俳優で)12年をかけて撮影したドラマ。
以前観た『いとしきエブリデイ』も幼い兄弟を中心にした家族の物語を実際に5年かけて撮った作品でしたが、
こちらは12年

6歳
こ~んな愛らしい少年が

18歳
こんな風な青年に・・・。

主人公の少年メイソンを演じるエラー・コルトレーンを始め、家族を演じた4人がよくぞ12年もの間、スクリーンの中での家族でいてくれたなあと嬉しく思いつつ、
これはやっぱり『ビフォア・サンセット』シリーズのリチャード・リンクレイター監督ならではだよね!とニヤリ

その12年かけた・・・というところも凄いんだけど、それ以上に鑑賞して驚いたのは、その12年間が
どうだ!!12年だゾ!!っていう風に描かれていないこと。
6才から10才が第1部・・・なんていう風にもなっていないし、なにせ今が○○年とか、何才かっていうテロップも一切なし。
メイソン少年があら?いつのまにか背が伸びてるとか、ママがぽっちゃりしたとか、お姉ちゃんの髪が~と、彼らの姿を追いながら観ているこちらもいつのまにか過ぎている年月の流れを自然に感じてゆく。
(その時代の)政治や、ハリーポッター、メイソンたちが遊ぶゲーム機などのサブカルチャー、音楽、そういうのをさりげなく見せながら。

よくある映画的な(?)大事件が起こることは無かった12年だけど、
父母が離れて暮らすこと、再婚した義父の暴力(義父の連れ子との別れも)、学校でのイジメや失恋、少年の12年はなんていろいろな一瞬、一瞬で出来ていたことだろう。
その瞬間を私も一緒に過ごしているかのような、そんな気持ちで見つめながら、
心の中で時折、自分の子どもの頃の出来事が思い浮かぶ~。
観始める前は3時間って思った長さが、もっと、もっと、観ていたかったなあっていう気持ちに変わりました。

ママと

母親役のパトリシア・アークエットの存在感(あぁ、でもなんて男運が悪いんだろう)、
イーサン・ホークは思った通り、いや、それ以上に良かったなぁ
週末、メイソンとお姉ちゃんが父親と過ごすシーンが、毎回とっても楽しみでした♪
自分たちのように失敗するな!父親のアドバイスをものすご~~~く恥ずかしそうに聞いてるお姉ちゃんが可愛らしすぎる~~。
リンクレーター監督の娘さんなんだ

パパと


子どもたちにしっかり独立を促しながら、でも寂しさ、時の流れの速さ、自分に残されたものを思って泣き出してしまう母親の姿も印象的でした。
一瞬、一瞬が時をつくり、少年や家族の時間を作ってきた、そしてこれからも。
メイソン少年、いえ、もう青年の、これからの年月も観てみたいな♪

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コメント
瞳さん、こんにちは。
瞳さんの感想拝見して、うんうん、そうだったね~
ってひとりうなずきん(((uдu*)ゥンゥン。
お父さんのくだりもそうだったけど(イーサン、ハマってた・・笑)

>彼らの姿を追いながら観ているこちらもいつのまにか過ぎている年月の流れを自然に感じてゆく

これがもうね、本当にそうでしたよね。だからこそお母さんのあの涙がぐっと来て・・。
それと、日常の何気ないシーンひとつひとつも良かったですよね。
瞳さんが使われてる画像、私も大好きで自分のブログでも思わず最後に貼ってしまいました。(^^ゞ
リンクレイターのお嬢さん、しっかり演技慣れしてる感じしませんでした?
この先も楽しみですね( ̄m ̄
つるばらdot 2016.02.20 13:20 | 編集
この監督、「恋人たちのディスタンス」や「ビフォア・サンセット」の監督だったんですね!ではイーサン・ホークとはツーカーの仲ですね(笑)
このパパ役もすごくいい感じでした。
なんかフラフラして頼りなさそうで、でも自然体で、気がつくとみんなに愛されてるみたいな…幸せな人ですね(笑)

そうそう!瞳さんの言う通り、どうだ!12年だぞ、でもなく、大事件とかイベントでもなく、普通の日々を描いていく感じが良かったですね。
ホント、3時間の長さを感じませんでした。

子役たちも大人たちもごく自然に家族の風景を見せてくれて、本当によくこんな映画撮ったなぁ〜と心底感心しました。

tontondot 2016.02.20 23:40 | 編集
> つるばらさん

こんにちは。
6歳の私~~、そうだわ、もう、すっかり大人になっちゃったわ!(^^)!
でも、この映画観ながら私、むかし、昔の思い出、いろいろ頭の中をめぐりました~。

> ってひとりうなずきん(((uдu*)ゥンゥン。
うなずきん、かわいい~(笑)
イーサン、ぴったりでしたよね♪
音楽に夢中でスポーツカー乗って、でもそんな彼も硬い仕事につき、ファミリーカー買って。
けど、それでもやっぱり彼らしくて。

> これがもうね、本当にそうでしたよね。だからこそお母さんのあの涙がぐっと来て・・。
私、まだ息子が家にいるけど、結婚したり家を出たりしたら自分も・・!?って思ってあのシーン、忘れられません。

> リンクレイターのお嬢さん、しっかり演技慣れしてる感じしませんでした?
> この先も楽しみですね( ̄m ̄
どこかのページを読んだら、もう(こんなに長く)演じるのイヤ!って思った時があったんですって。
でも、とっても自然でいい演じっぷりでしたね。
dot 2016.02.21 16:36 | 編集
> tontonこのさん

こんにちは~♪
そうなんです!!ふふ、確かにイーサンとはもう、ツーカーの仲ですよね(笑)

> なんかフラフラして頼りなさそうで、でも自然体で、気がつくとみんなに愛されてるみたいな…幸せな人ですね(笑)
まさにそうでしたね!!
新しいパパが出来て、でも最初はいいけどだんだんと・・って雲行きが怪しくなってくるんだけど、
イーサンパパとの休日が出てくるとなんだかホッとして。

> そうそう!瞳さんの言う通り、どうだ!12年だぞ、でもなく、大事件とかイベントでもなく、普通の日々を描いていく感じが良かったですね。
だからこそ、すごく自然に彼らの12年に溶け込みながら観ることができますよね。
自分たちに置き換えたり、いろんなことを思い出しながら観ていました。

> 子役たちも大人たちもごく自然に家族の風景を見せてくれて、本当によくこんな映画撮ったなぁ〜と心底感心しました。
12年間!!
4人が誰一人として欠けることなく、家族を演じてくれた!!ある意味、奇跡的なことですよね!!
dot 2016.02.21 16:42 | 編集
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