2016
02.11

「チャイルド44 森に消えた子供たち」

チャイルド44

1953年、スターリン政権下のソ連で、子供たちの変死体が次々と発見される。年齢は9歳から14歳、全裸で胃は摘出され、山間にもかかわらず死因は溺死。だが、“殺人は国家が掲げる思想に反する”ため、すべて事故として処理される。秘密警察の捜査官レオは親友の息子の死をきっかけに、事件解明に乗り出す。捜査が進むほどに、国家に行く手を阻まれ、さらに、愛する妻にも不当な容疑が。真実が容易に歪められるこの国で、レオは真犯人に辿り着けるのか──?

            <公式サイト ストーリーより>


↑のチラシにも大きく載っていますが、原作は“2009年度このミス海外部門第1位”作品
未見なので、映画を観終わった今、ものすご~~く読みたい。

楽園には殺人など存在しない・・・。
真実を追求する事すら許されない国と時代、
いつ、どんなことでスパイ容疑をかけられるかもしれない、そして一旦かけられたが最後待っているものは・・・。
スターリン政権下のソ連(ソ連という名前がこんなにも過去になるなんて・・・ネ)の恐ろしさが痛いほど伝わってきました。
子どもたちを襲う連続殺人犯を追うという展開ではあるのですが、真相を追うことがこれほど難しい時代と国であったこと。
そういう憤りと怖さ、
そして、そんな中でしだいに本当の愛情で結ばれていくレオ夫妻の姿が強い印象を残しました。

ノオミ

ノオミ・ラパス、登場した時のあでやかな姿よりも、後半不遇な境遇に置かれてからの強さが強烈でした~。
特にラスト近くの、死の物狂いのようなあの必死さ。
レオの家族との食卓を囲んだシーンの静かな緊迫感も(後に彼女の告白を聞いた時になおさら)ひしひしと感じられました。

彼女を始め、今ノリに乗ってるトム・ハーディはもちろん、ゲイリー・オールドマン、ヴァンサン・カッセル、イイ役者さんたちが揃いましたね~♪

reo.jpg

チャイルド44-2

トム・ハーディって、今までそれほどいろんな表情を持っているように見えなかったのに、
秘密警察のエリートらしい怖さ、威圧感と、タフさ、妻ルイーサへの想いと優しさ、今回彼の複雑な表情をいろいろ観ることが出来たような気がします。

驚きは、ジョエル・キナマン!!
新『ロボコップ』の時は、ピーター・ウェラーよりもずっと洗練されたイケメンって思った彼、本作でももちろんスマートなイケメンなのですが、
だからこそ、よけいにその残酷でイヤ~なヤツっぷりが際立って見えましたネ。
農場でのあのシーンなんて・・・酷すぎるーーー

ミステリー部分としては、あまりに犯人が唐突だったことや、逮捕劇もあれよあれよ~と言う間だったこととか、物足りなくも思えましたが、犯人の“理由”には(もちろん許せないけれど)どこか不思議に哀しい説得力も感じました。

画面も暗めで、重厚感たっぷり。
アクションシーンも泥にまみれたり、もみくちゃだったり・・・。
いったい誰を信用していいのか、怖さや緊迫感もたっぷりな作品だっただけに、だからこそ、よけいにこのラストシーンの優しさが嬉しい。救われた思いです。

原作、読まなきゃ

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コメント
またまたお邪魔します(笑)
これ、怖かったですね〜。
連続殺人よりもスターリン体制が怖すぎです。
あの恐ろしい秘密警察の若いエリート、そういえば背の高いイケメンでしたね〜。
新ロボコップ?知りませんでした。北欧男子なんですね。
瞳さん、欧州系イケメンにくわしいですね(笑)

でもラストは私も救われました。
原作ではレオを主人公に続編もあって、この養女の話も引き継いでいたと思います。


tontondot 2016.02.13 13:08 | 編集
>tontonさん

こんばんは。
いつも覗いてくださってありがとうございます。
お返事遅くなってごめんなさいね。

>連続殺人よりもスターリン体制が怖すぎです
そうでしたねぇ(>_<)
仲間内でも密告する人がいたりして、いったい誰を信じていいのやら。
そして目をつけられたが最後・・ですもんね。

>瞳さん、欧州系イケメンにくわしいですね(笑)
お任せください!!(笑)
イケメンには目がなくて・・・!(^^)!
特にイギリス俳優さんと、最近では北欧イケメンもチェック怠りません(笑)
「真夜中のゆりかご」のニコライ・コスター=ワルドー、彼もイケメンですね!!

おお、原作も読んでいらっしゃるのですね。
養女さんたちの話、それは興味深いですね~♪
dot 2016.02.15 19:31 | 編集
瞳さん、こんばんは~。
スターリン体制下のソ連、恐ろしかったですね(>_<)
目をつけられたら最後って感じでした。
トム・ハーディーには、非情になりきれないレオの内面の優しさを感じました。
ノオミ・ラパスのギャップもすごかったですね@@
終盤の体当たり演技、素晴らしかったです!
そうそう!ジョエル・キナマン、ロボコップですよねー
イケメンのヤなヤツ使い、効果抜群ですね(笑)
すごく憎たらしかったです。
犯人、いきなり登場してきましたものね(^_^;)
ミステリー部分とかあったけど、やっぱり夫婦の物語だと思いましたよ。
ラスト、よかったですねー重かった分、優しさが心に沁みました。
トム・ハーディー、引っ張りだこですね(笑)
まだまだ色んな引き出しをもってそうで、今後も楽しみですね^^
続編、読んでみたいです。
ポルカdot 2016.02.21 23:34 | 編集
>ポルカさん

おはようございます。
怖かったですよね、ああいう時代、誰にどんなことで目をつけられるのか、
そしてつけられたが最後・・ですもんね。
トム・ハーディ、仕事の時の表情はすごく怖いんだけど、奥さんに対する顔や農場の子どもたちに向かう表情が可愛らしくて。
そういうギャップも良かったですよね。

>イケメンのヤなヤツ使い、効果抜群ですね(笑)
そうそう!!(笑)
カッコいい、イケメンが嫌なやつだとねぇーーー、これはもうものすごく効果的なんですよねぇ。

>ミステリー部分とかあったけど、やっぱり夫婦の物語だと思いましたよ
そうでしたね~。
最初は奥さんにあんな風に思われていたレオが・・・。
ラストシーン、嬉しかったです。ずっと暗い画面だったし、子どもがああいう目に遇うお話だったので、ホッとしました。

トム・ハーディ、私、観ていない作品がまだまだあるので楽しみです。
dot 2016.02.22 11:02 | 編集
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