2015
12.21

「真夜中のゆりかご」

真夜中のゆりかご

美しい妻アナと生まれて間もない息子アレキサンダーとともに、幸せに暮らす刑事のアンドレアス。
ある日、薬物中毒の男女の部屋に踏み込んだ彼は、そこで汚物にまみれた赤ん坊を目撃しショックを受ける。

ところが、真夜中に夜泣きする息子を夫婦交代で寝かしつけるアンドレアスとアナ夫婦を思いがけない悲劇が襲い・・・・!


↓※ ネタバレしています。未見の方はご注意くださいね。


スサンネ・ビア監督と脚本家アナス・トーマス・イェンセンのコンビによる北欧サスペンス、今年中にどうしても観たかった~♪

主演は、ニコライ・コスター=ワルドーイケメンさんですよねぇ。
初めて観た『ヘッドハンター』でも威風堂々たる美男子ぶりですぐに目を奪われたんだけど、主人公を追い詰める怖さの方が強烈でした。
本作の役柄は真面目に仕事に取り組む刑事。
同僚を心配し、家では生まれたばかりの息子の夜泣きをあやそうと夜のドライブまで買って出る良きパパ。
そんな彼が・・・まさか、ああいうことをしてしまうとは・・・。

いくら、妻が取り乱したからとはいえ、育児放棄された赤ん坊を救いたいと思ったとはいえ、
冷静に考えたら絶対にやってはいけないことだし、やれないことだと思う。
自分の子どもをあんな場所に置いていくなんてこと、普通なら絶対、絶対、無理

“刑事の下した決断は、正義なのか、過ちなのか”
ズバリ、迷うことなく、「過ちだと思う」。どうしても正義とは思えない。

・・・・・・だけれど、犯してしまったその過ちで、彼がどれほどの苦渋を味わうことになったのか、また新しい悲しみに向き合うことになったか、
そしてそれ以上に知らずにいたことを知り打ちのめされることになったのか・・・。

その後の展開から目が離せませんでした。

奥さんのアナの心情も、時折見せる表情や言葉に「あれ?」と思うことはあっても、まさかそこまで疲れていたとは全然感じ取れなかったし、そのわけも説明されるわけでもなかったのだけれど、
孫がうまれても(物は送ってきても)訪ねてもこない彼女の父母、あとからやってきたときも「どうしてこんなことに!?」のその言葉一つもないなんて・・・。
アナが父母の元、どんな少女時代を送ってきたのか、すごくいろいろ考えさせられました。
最後まで一人で抱え込んでしまった・・・ような気がします


苦渋の

アンドレアスの苦渋の表情が、なんとも胸に迫る~~。

変わっていくアンドレアスを目にして、登場した時は酒浸りで家もメチャクチャだった同僚シモンが、ラスト近くでは別人のように刑事らしくしっかりとした表情になっていったのが対照的でした。

そして、トリスタンに暴力を振るわれながらも、ああいう状態ながらも息子を想い、最後まで訴え続けたサネの力強さも心に残りました。

なんて・・・!

この橋の上のシーンの悲しいほどの美しさや、
揺れ動く主人公たちの気持ちを表しているかのような・・・湖や川の暗い水面が揺れるさま・・・、
暗い夜のシーンが印象的だっただけに、希望の残るラストに思わずホッとしてしまいました。

この映画、劇場公開時は5月くらいだったのかな?
でも実は舞台は、今の季節にドンピシャだったのね。
クリスマス前の、美しい電飾に飾られたアンドレアスの家。

美しい電飾

色とりどりの派手なものじゃない、なんとも温かみを帯びたクリスマスの灯り・・・、こんなに幸せそうだったのに・・・



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スサンネ・ビア監督の映画ということで、楽しみにしていました。
「真夜中のゆりかご」感想 dot ポコアポコヤ 映画倉庫dot 2016.03.20 08:55
コメント
こんにちは、瞳さん
>初めて観た『ヘッドハンター』でも威風堂々たる美男子ぶり
そうなのねー、瞳さんは、もうこのカッコイイお兄さんのこと、ご存じだったのかー
私は本作がお初だったから、まぁ!!イケメンさんーー^^って嬉しくなっちゃった。

でも、ダメダメちゃんだったよね・・・・。
まさか・・・の展開にびっくり。
奥さんが・・・ってのは、想像もしていなかったしね・・・。
ご両親の反応の薄さにも驚いたけど・・・。

面白かったけれど、なんだかイケメンニコライが、ちっと可哀想だったな(悪いことしたんだから、当然なんだが)
ラストシーンは希望があって良かったね。
latifadot 2016.03.20 08:55 | 編集
>latifaさん

おはようございます。
ニコライ、イケメンですよね~♪
えへへへ、そうなんです、『ヘッドハンター』でチェックしてたんだけど、『ヘッド』の時は主人公を追い詰めるちょっとコワイ役だったので、今回は全然違うキャラの彼が観れて良かったー。

奥さん・・・うんうん、まさかね!
ヒステリックかな?くらいには思ったけど、育児ブルーくらいにしか思わなくて。
あの両親、冷たすぎる!!ずっとああいう風に育てられてきたんだろうなあ。

光が見えるラストシーンで良かったわ。
イケメンニコライもこれからの人生、頑張ってほしい~!!ってしみじみ思っちゃいました。
dot 2016.03.24 08:48 | 編集
お邪魔します~~
ヴェルサイユ~~に続いてイケメンの旅に
出ているみみこです(笑)
MAMAでしたっけ?ホラーで私は初めてだったけど
この映画では主役だからまあ~~、イケメンが光る光る・・。って、悩ましげな顔が素敵ですね。
いや・・そういうミーハーな感想じゃあいけないけど、
私も瞳さん同様、自分の子を置き去りにはできないと思いました。奥さんが子どもを離したら死ぬわ~と言ってもね、
できないです。
奥さんの秘密。いや~~~な予感していました。
ちょっと感情的だったものね~~。
うんうん、両親でしょう。あれは娘の育て方が良くないんだと思うわ。旦那さん、すっごくいい人だったゆえ
罪犯しても、同情しちゃいました。イケメンなのに・・・笑
みみこdot 2016.05.20 13:36 | 編集
>みみこさん

こんばんは。
あははっ!!イケメンの旅~(笑)イイナ、いいな♪
ご一緒したいわ。

そうそう「MAMA」でも確かにイケメンだったけど、
こちらは主役だし、あんなことをしてしまっても(本来は奥さんや子ども思いだから)同情しちゃうイケメンっぷりが光ってたよね。

>自分の子を置き去りにはできないと思いました

やっぱりそうだよねぇ(>_<)
あんな場所だし、そうでなくても絶対無理なんだけど。

奥さん、初めての子どもだし、大変だろうなって思ったけど、あんなに協力的な(しかもイケメン!!)のダンナさんがいるんだから・・・。
やっぱり子どものときに親から受けたものが大きかったんだと思うよね。冷たい両親でしたね。

ニコライ・コスター=ワルドーは、これからもチェックですね(笑)

dot 2016.05.21 21:35 | 編集
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