2015
11.26

「パレードへようこそ」

パレードへようこそ

1984年、不況に揺れるイギリス。
サッチャー首相が発表した20カ所の炭坑閉鎖案に抗議するストライキが、4カ月目に入ろうとしていた。
ロンドンに暮らすマーク(ベン・シュネッツァー)は、その様子をニュースで見て、炭坑労働者とその家族を支援するために、ゲイの仲間たちと募金活動をしようと思いつく。

                     <公式サイト ストーリーより>



炭鉱労働者を支援する同性愛者グループ・・・・・、イギリスならではの題材だなあとは思ったけれど、
まさか、実話だったとは驚いた~!!

ともに政府と警察から虐げられるマイノリティーだ!と手を差し伸べるマークたち“LGSM(炭坑夫支援レズビアン&ゲイ会)”だけれど、
炭鉱労働者たちからしたら、とんでもないーー!自分たちはマイノリティーじゃないし、彼らの支援なんて受けたら笑いものになる!!
・・・・っていうのが、正直な気持ち。
ウェールズの炭鉱の人々が彼らの支援を受ける事にしたのも、そもそもはLGSMのLがロンドンのLだと勘違いしたからなのだから。

村へやってきた彼らのバスをギョギョ!?と見つめる村人、子どもたち~
村で冷た~~い待遇を受けるんじゃない?とハラハラしちゃうけど(もちろん、最初はそうなんだけど)、
村人たちと彼らのやり取りが、なんともユーモラスに描かれていて救われちゃう。

もちろん、どうしたって受け入れてもらえない人もいる。
いつかはわかってもらえるはず!そんな期待も空振りしちゃう、辛い現実も突きつけられる。

それでも、諦めないLGSMのメンバーたちの頑張りと、なにより、楽しいのは大らかで逞しい村のおばさまたち~。
ジョナサンのダンスの上手さにキャッキャ♪と喜び、
菜食主義者のレズビアンたちと料理談義に花が咲く。

ロンドンへとやってきた彼女たちが、「遠くから来たんだから大目に見てよ~~」とゲイバーへ乗り込むさまは圧巻(笑)なんてパワーだろう。

彼女たちの一人ヘェフィーナを演じたイメルダ・スタウントンの暖かさ、包容力にホッとする。
口下手な組合の書記クリフ役のビル・ナイ、あぁ・・・こういう役もなんて上手いんだろう、沁みるわ。

そんな風に語り出したら、家族に隠れて初めてプライドに参加したジョーの初々しさ、
ウェールズ出身でありながら母親と断絶して故郷に戻りにくいゲシンの悲しさも。

ひとりひとり、誰もかれもがみんな気になるキャラなのダ、この映画。

パレードへようこそ2

お人形みたいな容姿で村の女の子たちに大人気のジェフ役は、フレディ・フォックス君ではありませんか~、久々に観れて嬉しい♪

しだいに交わっていく村人たちとメンバーたちに、やがて立ちふさがる現実の壁や、
見え始めてくるエイズの影・・・。
重いテーマをしっかりと交えながら、

それでも、ラストのあの堂々たる、圧巻のパレード(あの、旗!旗!旗!!)に
どれだけの勇気と嬉しさをもらったことだろう!!

泣いて、笑って、笑って泣いて。
いつか、誰もがみんな、ひとりひとり、認め合って支え合って、互いに胸を張って、こんな風に歩いていける、そんな世の中になりますように~♪
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