2008
07.04

「西の魔女が死んだ」

西の魔女が死んだ

「わたしは、もう学校には行かない」
中学に入ってまもなくのこと、こう宣言するまいをママは田舎のおばあちゃんの家に預けることにした・・・。

オフィシャルサイトはこちら
原作を読んだのはずいぶん前のことになるけれど、今回の映画化とても楽しみでした。

初夏の日々、まいが西の魔女ことおばあちゃんと過ごす日々。
戸外でのジャム作りやラベンダーの茂みの上にシーツを干すシーン、原作の中には映像的にとても楽しみなシーンがたくさんあるし、なにより西の魔女であるおばあちゃんはどんな風に描かれるだろう・・。

そんな期待と、でもちょっぴり(原作のイメージを壊されないかなあという)不安ももちろんあったわけですけど、とても素敵な映画でした。
高橋真悠ちゃんの初々しさ、そしてサチ・パーカーさんのたたずまい。
その場所に彼女が立ってそこにいるだけでなんだか1枚の絵のようでしたね。

そして、なんといってもこの映画では舞台がもうひとつの主役といってもいいですよね。
憧れの西の魔女の住まい!!
緑に囲まれて風を感じる、そんな癒される風景に囲まれたおばあちゃんの家がとても素敵で。
まい(ママの子どもの頃の)部屋やおばあちゃんの部屋も可愛くて素敵なんですが、なによりキッチン!!一目ぼれですよ(笑)
西の魔女が死んだ2

そんな居心地のよいキッチンでさりげなくミントティーやら、カモミールティーが出されるのですから、お茶好きとしては嬉しい限り。
(お茶のシーンについてはTea&Cinemaに挙げました)
まいが最初にやってきた日にママとおばあちゃんと3人で作るサンドイッチのシーン。原作でも印象的なこのシーン、映画で観るとなお美味しそうで帰った翌日に早速サンドイッチを作りましたよ。
おばあちゃんが手の平にレタスを1枚づつ乗せてパンパンと水気を切る・・これをやりたくって(笑)

自分で決めること、そうして決めたことをやり遂げること。
まいがおばあちゃんに教わった魔女への道は一見とても普通のことのように思えるけど、その実とても難しいこと。
実はこの映画を観てから密かに魔女志願をした私(笑)、朝の30分を庭仕事に当てることを決意したのですが・・3日で挫折しかかり・・・(汗)。
誰にでもない、自分のための決まりごとをやり遂げるのって、結構精神力がいるんですね、まさにおばあちゃんの言うとおりです。


原作にないオリジナルな人物を少々加えてはあるけれど、原作の雰囲気を壊さずに、とてもシンプルに暖かく作られた作品は、ゆっくりと優しく心を包んでいきます。

ラストもとてもシンプル。奇をてらったり派手に盛り上げることもない、原作通りのラストが嬉しい。
西の魔女からのメッセージが優しく、暖かく胸に染み渡っていく・・・。

梨木作品のもうひとつの主役、植物たちももちろん映画にもちゃんと生かされていましたね。
庭のハーブたち、溢れるワイルドストロベリー、そしてきゅうり草。
まいと同じように見ている私達も澄んだ空気を吸い、草花達の癒しをもらって元気になれるようです。




画像 1401

ピンクのオールドローズが鮮やかなパンフレット。
まいの手書きイラスト付の魔女修行ノート入り!ですよ~。


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