2015
07.05

「リアリティのダンス」

リアダン

1920年代、軍事政権下にあったチリの田舎町。
ホドロフスキー少年は共産主義者である権威的な父親と、息子を自身の父親の生まれ変わりだと信じるオペラ歌手の母親と暮らしていた。
学校ではロシア系ユダヤ人であるがゆえにいじめられ、家庭でも愛を求める少年は・・・・・・・。


少年だった!

↑男の子だったんだーーー
(よくよくチラシ見たら “その時少年は・・・・”って書いてた

カルト的な人気を誇るというホドロフスキー監督のことも全然知らなかったし、監督の作品も観たこと無し!
本作が監督の自伝を映画化したものだということも知りませんでしたヨ~。



鮮やか


でもこの驚くほど鮮やかな色彩と、
仮面をつけた人々が街を歩いたりする・・どこかおとぎ話的な雰囲気。
軍事政権下にあったチリの小さな街の現実は決して明るいものじゃないけれど、不思議に幻想的なムードが漂って・・・
130分間、たっぷり引き込まれました~

まあ、なにより、登場人物強烈でしたね~
上でも書いたけど金髪の少女かと思ったら・・・少年だったホドロフスキー監督の幼少期。
金髪のカツラエピソードも実際のことなのかしら?

威圧的な父親ハイメ(麻酔なしの歯の治療なんて・・・、けど、あの羽でのくすぐりは・・・ププッ)もそうだけど、
お話が進むにつれて、
息子を自分自身の父親の生まれ変わりだと信じる母親、彼女の包容力、存在感の大きさ、圧倒されました。

ママ

胸の大きさにも圧倒される~~
ず~っと会話が歌なのデス、ホンモノのオペラ歌手の方だそうですが、いやぁ・・・・あんなシーンも、こんなシーンもよく演じてくれましたよね

学校ではイジメにあい、父親には愛されていないと思う少年の寂しさ、
そんな彼に語りかける(ホドロフスキー監督の)言葉、
少年の成長を追っていくお話かと思いきや、

後半は父親ハイメの物語、意外でした

強さを求め、理想を追った父親の、数奇とも言えるあの年月の出来事・・・・
出会った人々との別れ、死のシーンが多いのも印象的でした。
暴力にさらされ、時に優しく癒され、多くの人たちの死に直面して・・・・それでも戻ってこれた父親にホッとしました。
自分の中の弱さを認めた彼、虚勢を張っていたけれど、一番愛を求めていたのは父親だったのかも・・・・そんな風に感じました。


本作の中には、父親役を始め監督の3人の息子さんが出演しているんですね。
家族で作り上げた、家族の物語でした。

監督の他の作品、気になってきました・・・。

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アレハンドロ・ホドロフスキーさんのことは知らずに、表紙に惹かれてレンタルしました。
「リアリティのダンス」感想 dot ポコアポコヤ 映画倉庫dot 2015.07.08 12:40
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