2015
03.11

「記憶探偵と鍵のかかった少女」

記憶探偵


他人の記憶に潜入できるという特殊能力をもった記憶探偵のひとり、ジョン・ワシントン。
彼の元に、16歳の少女アナの記憶を探って欲しいという依頼が舞い込む。

彼が失った取り戻せない大切な女性と同じ“アナ”という名前に心動かされるジョン。
ごく簡単な仕事のはずだったが、アナの記憶に潜入したジョンは、あまりにも衝撃的な出来事を目にすることに・・・。
少女の記憶の真相を探るため、関係者に話を聞いてまわるジョンだったが・・・・。


↓今回しっかりネタバレありです!未見の方はご注意くださいね。

たとえば、家族で昔あった出来事のことを話してると(同じようにそこにいたにも関わらず)、意外に見ているものがそれぞれ違っていたりする。
自分が言った(全く忘れていた)言葉を指摘されて「えっ・・・そんなこと言ったっけ」とか思ったり、
「そういうとこ、見てたんだ・・・」と驚いたり。
そしてまた、そういう記憶って、時間が経つにつれ、思い出という名のスパイスが振りかけられたりして。

自分の頭にある記憶や、ず~っと小さな時の思い出って、本当に“正しい記憶”なのかな?と・・・この映画を見ながらいろいろ考えてしまいました。
記憶って・・・本当にあやふやで、不思議で、ミステリアスです

そんな人の記憶の世界に潜入する記憶探偵
ちょっとファンタジーっぽい邦題ですが、これ、すごく気になってレンタルが楽しみでした。

探偵ジョンを演じるのが、マーク・ストロング。
『裏切りのサーカス』も『ビトレイヤー』も硬派なその渋さがとっても印象的でした!!

マーク

目力もあるのよねぇ。
記憶の中に潜入するシーンで、目のアップが何度も描かれるんだけれど、こんなに綺麗な目をしてたんだと新たな魅力をまた発見しましたヨ。

そんなジョンですが、アナの記憶を見ていくうちに、どんどんと彼女の記憶の真相にのめりこんでいく・・・。


鍵のかかった少女

アナを演じるタイッサ・ファーミガ、ヴェラ・ファーミガの妹さんなのね・・・、
アップになった時とか、それほど美少女とは思わないのに、不思議なほどに印象的な顔立ちに目を奪われてしまいます。

だけどネ、そもそもワタシ(映画の中で)同性にはとっても手厳しいし
頭の良すぎる若い女の子ほど信用できないものはないと思ってしまうので
ジョンに救いを求めるアナに「いやいや・・・・信用ならんわ」と疑心暗鬼だったんですが、

やっぱり!!やられてしまいましたね・・・・

ジョンの導きなしで、自分だけ目覚めていたことにはビックリだし、PCにはあんな画像がダウンロードされていたし、
あのアルバムだってちゃんと調べていたら。
そもそも、あの看護婦さんの言葉をちゃんと信じていたら。
だけど、ジョンには取り戻せないアナの思い出が苦く苦くトラウマになっているし、こちらのアナはどうしても救いたい・・・そんな思いが強かったんでしょうねぇ。

心に傷を負った男を利用するのがなお許せない~。
・・けど、アナにとって、彼が自由を得るための最後の拠り所だったことは本当だし、
自分の記憶を操作して見せたいものを見せたり、あのメトロノームもなんらかの心理的な作戦だったような気がしてしまう。(記憶の中の動かない時計のことも)
一枚上だったってことでしょうか、あぁ、悔しい

あの写真とともに送ってきた棘のない赤い薔薇、もう、アナタを傷つけたりしないわというメッセージ
それとも自由になった私には、もう棘は要らないの・という意味なのかしら。

う~ん、でも寄宿学校でのことを思うと

お茶会
(いじめっ子たちへの仕返し、怖すぎ)

自由になった彼女の今後も・・・・どうなのかなあって思ってしまいマス。


アナの記憶の中に潜入するジョン、そして、逮捕後、(アナの記憶の中に潜入していた)ジョンの記憶の中に別の記憶探偵が潜入していた(文字にするとややこしい~)という、
この入れ子?構造の見せ方、面白いですね。
いまだにところどころよく分からないところがあるのですが(部屋に閉じ込められていたはずのアナの姿をジョンが外で見たり)
でも、アナとジョンの記憶、二人の記憶が入り混じっていた世界だと思うと・・・あやふやで、不可思議な部分も出てくるのかなぁ。

やられちゃったなあ・・とモヤモヤ終わるはずのラストも、意外な救いが待っていて、心に傷を負った男をほっとけない私にはホッとしたラストシーンでした。


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