2015
02.16

「ブルージャスミン」

ブルージャスミン

サンフランシスコの空港に美しくエレガントな女性が降り立った。彼女は、かつてニューヨーク・セレブリティ界の花と謳われたジャスミン(ケイト・ブランシェット)。しかし、今や裕福でハンサムな実業家のハル(アレック・ボールドウィン)との結婚生活も資産もすべて失い、自尊心だけがその身を保たせていた。
 庶民的なシングルマザーである妹ジンジャー(サリー・ホーキンス)の質素なアパートに身を寄せたジャスミンは、華やかな表舞台への返り咲きを図るものの、過去の栄華を忘れられず、不慣れな仕事と勉強に疲れ果て、精神のバランスを崩してしまう。
              
                      (公式サイト ストーリーより)  


我が家の庭にある羽衣ジャスミンは、薄~いピンクの花が可憐です♪
でもその甘い香りは強烈~!どこで咲いていても「ジャスミンだ!」と絶対分かるくらい。

超セレブ生活から転落しても、ヒロインは本名のジャネットには戻らない。
彼女にとって、自分はこの先もずっと美しく優雅な“ジャスミン”でなければならなかったのね~。
過去の栄華を忘れられずに、しだいに精神を狂わせていくヒロイン・・・なんて、見たくなかったーーっていうのが本音なのに、

観始めたら、不思議に、彼女から目を離せない。
痛々しくて、(時には)あっけにとられて、もうこれ以上観ていられない~~と思うのに、ふと、
「こういう風に感じてしまうことってあるんじゃない?」とか
「自分がこんな風であっていいはずがない」って思うことってあるかも・・・。

・・・なんて、全然セレブでもお金持ちでもなんでもない、一庶民の私が(ジャスミンの目にも入らないような・・ね)
なんで彼女の気持ちにちょっぴり共感をおぼえちゃうんだろう・・・。フシギ。

本当なら、流れに任せて逞しく生きている庶民派ジンジャーに近い気持ちになるはずなのになぁ~
(ジンジャー、イイキャラでしたね)

もしかしたら、生きることに一番不器用というか、何をどうしたらいいのか、こうなるまでにも何も見つけられていなかったのかもしれないジャスミンって、誰の中にもそういう部分があるんじゃないかな・・とか、
そんなことを額に皺がどんどん寄っていくジャスミンを見ながら感じてました~~。

本作を観た誰もが絶対唸ってしまうほど素晴らしいケイト・ブランシャットの演技
だけど、やっぱり褒め称えちゃう!唸りに唸っちゃう

シャネルにエルメス。ヴィトンのバッグ。
ブランドで固めたファッションが、こんなに品よく、美しく見えるなんてねぇ・・・。
なのに、ウォッカと精神安定剤・・・・、怪しい独り言。
空を見つめた瞳に、額の皺。

エレガントさと滑稽さ、クールな手厳しさ(他人に対してね)とおぼつかなさ。

ウソや虚言のシーンも、重いはずなのに、どこか不思議に軽妙な味さえ醸し出すのは、アレン節でしょうか。
「誰と寝たらウォッカ・マティーニが飲めるの!?」のあの台詞・・に思わず目が点・・・テン・テン・・・・・。


過去のセレブ生活のフラッシュバック、織り交ぜられるこのタイミングの絶妙さに、
登場する夫ハル、アレック・ボールドウィンが、見事にぴったりの役で、これまた唸りました
なんて似合うんだろう(笑)

だけど、最後の最後、明かされた逮捕のわけは・・・予想もしなかった驚きでしたネ!!
う~ん、マイッタ。
こうなるともう(今の姿も)自業自得と言っても仕方ないけれど、

それでも、ラストシーンのジャスミンの姿はあまりにも哀しい。
ぼろぼろで、ノーメイク?でもでもやっぱり綺麗だけれど、
大好きな「ブルームーン」の歌詞が思い出せない。
あぁ、監督、なんて切ない言葉を言わすんでしょう・・・泣けちゃうわ。

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皮肉のきいたコメディ BLUE JASMINE 監督:ウディ・アレン 製作:2013年 アメリカ 上映時間:98分 出演:*ケイト・ブランシェット *アレック・ボールドウィン *サリー・ホーキンス *ルイス・C・K *ピーター・サースガード 虚栄という名の花 いや~、この主人公ジャスミン(ケイト・ブランシェット)って しょーもない人だな~(≧ε≦) セ...
ブルージャスミン dot RockingChairで映画鑑賞dot 2015.08.24 17:27
コメント
まだお孫ちゃんがいらっしゃるのかしら?

この映画はキャスティングが実に見事で、
ケイトもサリー・ホーキンスもアレック・ボールドウィンも
もうリアルに存在しそうなほど本当にピッタリでしたね!

瞳さんは、ジャスミンを哀れに感じて泣けちゃうくらいだったんですね。
ラストシーンのぼろぼろ加減は酷かったですもんね(^^;

私は、哀れなジャスミンを演じているケイトを観ていたせいか、
ここまでやり切るなんて凄いな~とか、
監督も意地が悪いな~とか、そんな事を思って観てました。

そうそう、オーリーの「ケープタウン」をレンタルしてきたので
近いうちに観ます!
いつ感想記事が書けるか分かりませんが・・・
どんな映画か楽しみだわ~♪

YANdot 2015.08.24 17:22 | 編集
>YANさん

おはようございます。
娘、孫ちゃんたちも帰り、息子と主人は東京へ♪(誘われたけど足の調子が悪くて断念 (>_<))本日、おひとりさまです(笑)

キャスティング、素晴らしかったですね~♪
ケイトはもちろん、アレックも妹役のサリーもドンピシャでした。

自分が助けてもらってるのに、周囲の人をあくまで見下すジャスミンには呆れましたが、でも、どこかね、自分は特別!って思ってしまうその気持ちって、もしかしたら誰しもあるかも・・・なんて思ってしまうところもあって。

>監督も意地が悪いな~とか、そんな事を思って観てました。
うんうん、確かにそれはあったねぇ・・・・(>_<)
歩き続けた彼女の(お洒落な)シャツについた汗染み・・・がなんともリアルだったし。

わーー!!「ケープタウン」!!
レンタルしたのね~♪
かなり衝撃的なシーンもありですヨ・・・。
YANさんの感想、楽しみにしていますね♪
dot 2015.08.26 10:26 | 編集
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