2015
01.14

「アデル ブルーは熱い色」

アデル

本を読むことを愛する高校生のアデルは、
ハンサムな上級生と付き合うのだがトキメキをおぼえない自分を感じていた。
そんなある日、通りで見かけた青い髪の女性(エマ)に激しい衝撃を感じたアデルは、
やがて再会したエマに強く惹かれていく・・・・・・・。



第66回カンヌ国際映画祭 パルムドール受賞作品
大好きなレア・セドゥの青い髪~~・・・・・と、とっても楽しみにしていた作品ですが、179分もの長さだったのね。
だけど、観ている間、全く長さは感じませんでした。

フランス文学の授業シーン、教室の高校生のさまざまな表情を捉えた始まりからすっかりとらわれてしまいました。
う~ん、あちらの高校の授業のシーンってなんでこんなに生徒たちの表情が“生きて”いるんだろう。
あ、でもそれは(授業シーンだけじゃなく)本作全編を通して言えるものかも。

ちょっぴり半開きの口元、厚めの唇、顔にかかる髪の毛・・・、主演のアデルもとにかく(顔の)アップが多かった!!

アデル2

ぼんやり~としていても、笑っていても、泣いていても、黙ってても、悩んでいても・・・・
どんな表情にも“生きた”瑞々しさをずっと感じていました。

ハンサムな上級生と付き合ってもトキメキを感じない自分、通りで出会ったブルーの髪の女性に感じた衝撃、
そして運命の再会・・・。
高校生だったアデルの初恋とその成就、やがて訪れた別れを描いた物語は、(相手が女性だっただけで)普遍的な愛の物語だけれど、
2人の愛し合う姿や別れよりも、ずっとずっと・・・、自分の中にあるモノを知ろうと悩んだり、泣いたり、向き合ったり・・する。そういうアデルの生々しい表情にぐんぐん惹かれた物語でした、私には。

アデル3

アデル4

いや、もちろん、見つめあい、言葉をかわし、愛し合う二人の姿には、とにかくドキドキしたわ~
ショートカットのレア・セドゥの、この魅惑的なことときたら・・・。
話題のラブシーンも息を止めて見つめてしまったけれど

だけど不思議なことに、それ以上に強烈だったのが、
山盛りのパスタを分け、食べるアデル、牡蠣を飲みこむアデル、また・・・・パスタを・・・と、“食べる”シーンだったのって、私が食いしん坊だから

ウソをついて、涙も、鼻水まで流して・・・苦しむ彼女だけれど、
それでもどこか、強くて、逞しくて、「きっと大丈夫じゃないかな」と思えてしまうのは、こういう風に「食べて」
お上品にじゃなく(むさぼるように)「眠る」姿があったからじゃないかなあ・・・と思います。

レア・セドゥしかチェックしていなかったけれど、(アデル役の)アデル・エグザルコプロスにビックリ、素晴らしいですネ。

そしてこの作品を彩るブルーブルーブルー。

アデル6

アデル5

アデルに勘違いさせてしまった・・・同級生のネイルも鮮やかなブルーでした。
エマの髪がブルーじゃなく地毛に戻った後半からは、特にアデルのまわりにブルーが溢れていたように感じました。
幼稚園のカーテン、ベッドまわり、イベントで踊るアデルの衣装もブルー。

そして、ラスト、見事なまでの美しいブルーを身にまとったアデル。

美しく、切なく、鮮やかで濃密、そして何にもまして情熱的な“ブルー”
アデルの愛のように・・・・確かにブルーは熱かった・・・・。
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衝撃作という程でもなかったです・・・。3つ★半
「アデル、ブルーは熱い色」感想 dot ポコアポコヤ 映画倉庫dot 2015.03.13 13:14
コメント
2014年のファッション編の画像も楽しませてもらったわ。
映画の中で皆、本当に素敵だもの、惚れちゃうよね~~。
で・・・コメントはこの作品だけど。
<あちらの高校の授業のシーンってなんでこんなに生徒たちの表情が“生きて”いるんだろう>
うんうん、わかるわ~~。フランス映画での学生さんって
日々楽しそう~~って感じ。行動も皆大人っぽくてビックリ~。
あと<食べる”シーンだったのって、私が食いしん坊だから>
いやいや、私も興味深くみたわ。
欲望に素直というか・・あどけないというか・・・、
色んな意味で純粋さを感じました。
映像も綺麗で、素敵なショットが多かった作品でしたよね。
そしてブルーの髪、お似合いだったよね~~~♪

みみこdot 2015.01.18 15:43 | 編集
> みみこさん

いっぱいコメントもらって嬉しいわ~♪

ファッション画像も見てくれてありがとう。

> <あちらの高校の授業のシーンってなんでこんなに生徒たちの表情が“生きて”いるんだろう>
> うんうん、わかるわ~~。フランス映画での学生さんって
> 日々楽しそう~~って感じ。行動も皆大人っぽくてビックリ~。

文学の授業、みんなそれぞれいろんな表情していて、それだけでもう、すっかり見入ってしまったわ。
恋も、あと煙草もね、ビックリだけど。


> あと<食べる”シーンだったのって、私が食いしん坊だから>
> いやいや、私も興味深くみたわ。
> 欲望に素直というか・・あどけないというか・・・、

うんうん、そうなの~!!
欲望に素直!まさにそうだったわ。
飾り気のない気持ちをぶつけてきたのが印象的だったよね。


> 映像も綺麗で、素敵なショットが多かった作品でしたよね。

海のシーンも、木々の下のベンチのシーンも、今でも目に浮かぶようです~。
ブルーの髪が似合うってすごいな・・って思ったわ。最後までブルーでいて欲しかったなぁ。

dot 2015.01.20 23:28 | 編集
こんにちは。ずいぶん以前ですが、「青い相姦」でこちらに遊びに来たことのあるBill McCrearyと申します。

http://teapleasebook.blog26.fc2.com/blog-entry-430.html

久方ぶりに遊びに来てみたら、こちらの映画を記事にされているようで、コメントさせて下さい。

それにしても、かなわぬ恋、って言う点では、「青い相姦」とつながっているところはあるかもですね。それからレア・セドゥ、雰囲気がミック・ジャガーに似ているような(笑)。

>山盛りのパスタを分け、食べるアデル、牡蠣を飲みこむアデル

あのシーンは強烈でしたね。牡蠣は、思いっきり女性器をイメージしている(と、少なくとも思われても仕方ない)描写ですよね。

ただアデル・エグザルコプロスは、ここまですごい演技をしちゃうと、今後これを上回る演技をしなければいけないのが、彼女にとっても厳しいところですかね。レアとともに彼女の今後に期待です。

ではまたいつの日か遊びに来ます。
Bill McCrearydot 2015.03.08 19:24 | 編集
>Bill McCrearyさん

また覗いてくださってありがとうございます。
「青い相姦」そうでしたね!あの映画でお話できてとても嬉しかったです。

>レア・セドゥ、雰囲気がミック・ジャガーに似ているような
ふふ~、オーラがありますよね!彼女には。

ラブシーンもですが、食べるシーンが強烈でしたよね。
牡蠣はね、そうですよね、セクシャルです、ドキドキしました。

アデル・・・、全然知らない女優さんだったので、驚きでした。冒頭登場した時は、それほどイイと思わなかったのに、どんどん引き込まれてしまいました。
これからどんな作品に登場するのでしょう、楽しみな女優さんが増えました。

はい、またお待ちしています~♪
dot 2015.03.09 20:27 | 編集
こちらにも^^
ブルー、効果的にあちこちに使われていましたね。
レアさんのドアップや、表情は、普通の私でも(いや、そのあたり、探究したことがないだけで、そうじゃなかったりして(^◇^))くらくらっとなる魅力がありました。

アデルのがっつり食べる姿、ぐーぐー眠る姿、私も印象に残りました。そういった「欲」に率直というかダイレクトなのでしょうね。
latifadot 2015.03.13 13:17 | 編集
>latifaさん

こっちにもコメントありがとう。

ブルー、いっぱいでしたよね。

>いや、そのあたり、探究したことがないだけで
ふふふ~(笑)
うんうん、とっても魅力的だったわ。青の髪がなんとも似合ってたよね。

>そういった「欲」に率直というかダイレクトなのでしょうね。
そうだよね~♪
とても素直に、自分の気持ちにも正直なんだろうなあって感じたわ。
辛い別れだったけど、逞しさも感じたので、これからも自分に正直に彼女らしく生きて行って欲しいなって思いました。
dot 2015.03.15 13:45 | 編集
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