2014
11.23

「MAMA」

MAMA.jpg

アルゼンチン出身の新鋭アンドレス・ムシェッティ監督が、自身の短編作品を長編化した作品。
ギレルモ・デル・トロ製作総指揮。

投資仲介会社経営者のジェフリーは精神を病み、共同経営者と妻を殺害、
3歳と1歳の娘ヴィクトリアとリリーを連れ出して逃走する途中、雪道でスリップし、森の中の小屋に迷い込む。

娘たちを手にかけようとするジェフリーだが、そこに潜んでいた何者かが彼を襲い・・・姉妹は二人きりになってしまう。
そして・・・5年後。


↓※ ネタバレしています、未見の方はご注意くださいね。

お友だちのブログで見て(ホラーで涙したという言葉にも)、気になっていた作品です。

改めて↑のチラシ見ると、怖いなぁ
全体にみると、私が伏せ目になって画面をやりすごさなくてはならない(そこまでするんかい)シーンはそれほど多くはありませんでしたが、
なにせ、一番苦手な そ・・・、そこに何かがいる
という、見えない怖さがたっぷり溢れていたので・・・やっぱり怖かったーーー。

森の中の小屋で5年・・・二人っきりになってしまった幼い姉妹
暖炉の炎がどんどんと小さくなっていき、やがて暗闇に包まれていくだろう・・心細さ、こわさ。
抱き合う愛らしい姉妹、そこに転がってきた一粒のサクランボ。
ホラー的抒情美というものがあるなら、こういう瞬間じゃないかなぁと感じました。

その後の2人の様子については、ヴィクトリアが書いたらしい壁の絵で追っていくのですが、
この幼い絵っていうのが、いろいろ想像掻き立てさせられるんですよねぇ。

5年という歳月の長さあの山となったサクランボの種。
発見された時の姉妹の姿は(可哀想だけど)思わずぎゃーー!と叫びそうになるくらいの衝撃でした。


MAMA4.jpg

行方不明になった兄の娘たちを探す弟ルーカス、二役(双子の兄弟?)でしたね。
どこかで見たイケメン?と思ったら、「ヘッドハンター」に出ていたニコライ・コスター=ワルドー
いくら姪といっても、こんな状態になってしまった姉妹を引き取ろうとするなんて・・・すごい。
ましてや、恋人のアナベル、まだ結婚もしていないのに、彼の為に姉妹といっしょに生活をするとは・・・。


MAMA3.jpg

ジェシカ・チャスティン、話題の女優さんなのに、実は私初めて
黒髪、短髪、って珍しい。
家事だって、子どもの世話だって決して好きじゃないらしい、パンクロッカー姐さん
でも、決して投げ出さないのが、とにかくエライ!!
「わたしには無理」「ぜったーーい無理」とあの家の中で起こる恐怖のシーンを見ながら何度も呟いちゃいましたヨ。

リリーが誰かと一緒に(映さないのが上手い!)毛布?をひっぱりあって遊んでいるシーン、お姉ちゃんとと思わせておいて、ええっヴィクトリア向こうにいるし・・・、
ああいう見せ方、ぶるぶるぶる~~

後半になると、徐々に恐怖のMAMAが姿を見せ始めるのですが、
その棒のような細さや、動きがとにかく怖いーーー。

博士

博士、長年の・・・って言ってましたが、いったい何を研究していたんダ?
しかも、どうしてみんな(博士もルーカスも)真夜中に、あの小屋に行くかなあ・・・。(ホラー映画ですから)

MAMA5.jpg

アナベルが、仕舞われていたMAMAの亡くなった子どもの遺骨を渡したとき、良かった・・・これでなんとか・・。
と思ったのに、「ママーー!」あぁ、リリー呼んじゃダメーーーー

アナベル姐さんの、あの頑張りに涙。
そしてリリーのMAMAを慕うあの笑顔にも涙。
ヴィクトリアはまだ少し家庭というものを(父母も)経験していたけど、リリーは置いて行かれた時1歳。
その後の5年間は、大きいものがあったのかなあ。

あと少し気になったのは、小屋での5年間が書かれた絵の中に、ケモノの姿や、血を流している少女の姿があって・・。
あれはどういうことだったのかしら。
もしかしたら?(全くの想像ですが)リリーはMAMAの力?で生かされていたから、最後に二人で崖から落ちた時あんな風に蛾となって舞っていったのかしら?なんて想像しました。


ヴィクトリアはMAMAよりもしだいに現実のアナベルを慕い、
リリーはアナベルの暖かさに驚きながらも、MAMAとの絆が固かった・・・。
二人の子どもちゃんたちの演技も素晴らしい。

血をわけただけが母子じゃない、出会ってしまったことで求めあった母と娘の思いや、悲しさ。そこから生まれた恐怖。
いろんなことを感じさせられた「怖がらせるだけじゃないホラー」作品でした。
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コメント
瞳さん、こんにちは~。
昨日まで雨でしたが、今日はポカポカまた暖かくなりました。
もうすぐ12月ですね~年末年始は子供たちが帰ってきて賑やかになりそうです^^

「MAMA」切ないホラーでしたね(T_T)
MAMAは姿を現さない時の方が怖かったです。
気配を感じさせる演出がとてもうまかったですよね。
アナベル、最初はちゃんと面倒見るのかな?と思ったのですが、子供たちのために頑張りましたね。
MAMAのことを調べたり、それに比べて博士は・・・(^_^;)
絵のことですが、「ケモノの姿」は覚えてるけど、
「血を流した少女」は気がつかなかった!
あのあたりでいなくなった少女がいたりして・・・(汗)
と思っちゃったけど(ダメな想像)
瞳さんの想像の方がすごく納得できるし、この映画のイメージに合ってると思いました^^

「ケープタウン」すぐに遅い時間に変更になってしまって観れませんでした
(T_T)
ほんとにすごく楽しみにしてたのに・・・
レンタルできるようになったら即効観ますね♪
ちょびヒゲのジョニーも気になります(新たなキャラ誕生!?)
ポルカdot 2014.11.27 13:33 | 編集
> ポルカさん

こんばんは。
そうなの、昨日まで肌寒かったのに、今日は暖かい1日でしたね。
年末年始、お子さまたち帰ってくるのね、わーー、楽しみですね♪

この作品、切なかったわ。
そうそう、あのクローゼット?棚とかね、見せないときの方が確かに怖かったわーーー。
見えないけど、絶対何かいるーーー、これが一番怖いですね。

アナベル、包容力ありましたよね。
最後も頑張ったわ。
博士、とっても胡散臭かった~(苦笑)
小屋で言ってた「境界?」が彼の長年の研究だったのかしら?

> 絵のことですが、「ケモノの姿」は覚えてるけど、
> 「血を流した少女」は気がつかなかった!

狼?みたいな姿があってそのあと、血を流してるような絵があったような気がしたので、てっきり襲われたのかしら?なんて思ってたの。
でも二人ともあんな姿だったけど無事生きていたから、見間違いだったのかなあって思ったのですが、
ママに抱かれたあと飛びだっていくシーンを観てふとまた(絵のことを)思い出して想像しましたよ。

> 「ケープタウン」すぐに遅い時間に変更になってしまって観れませんでした
> (T_T)

おお、残念でしたね~。
レンタルになったらぜひ観てみてくださいな。

ジョニー、気になりますねぇ。
そうそう、さっきジョニーのお薦めというイギリスのカルト的作品を観ましたよ。
1987年の作品ですが、60年代のイギリスの空気を感じさせる作品でした。
dot 2014.11.27 23:50 | 編集
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