2014
10.28

月イチ★クラシック 「情婦」

情婦


裕福な未亡人を殺害したとして逮捕された青年レナード。
弁護を引き受けたのは、病が癒えたばかりのロンドン法曹界の長老ウィルフリッド卿(チャールズ・ロートン)。
レナードのアリバイは妻の証言だけという極めて難しい状況だったが、熟練敏腕弁護士の卿は諦めずにその手腕を振う。

だが、レナードが愛する妻クリスチーネ(マレーネ・ディートリッヒ)は検察側の証人として法廷に登場する。驚くような証言を携えて・・・・。


イギリスの海外ドラマ「名探偵ポワロ」が、先日最終話『ポワロ最後の事件 カーテン』で幕をおろしました。
シリーズが終わってとっても寂しいのですが、
25年間!4分の一世紀に渡って(息子の年より上だ)楽しませてくれて本当にありがとう

感謝をこめて、今月の月イチ★クラシックは、クリスティ作品の映画化の中でも素晴らしい出来栄えの名作『情婦』をチョイス。

過去に2度観ている作品ですが、面白い作品は何度観ても面白い!!・・と大文字で力説しちゃうほど傑作だと思う作品です。


検察側の証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)検察側の証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
(2004/05/14)
アガサ・クリスティー

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クリスティーの原作も何度読み返しても、唸ってしまう驚きと面白さなのですが、
その原作の見事なプロット、ストーリーテラーっぷりに本作はさらに映画ならではの面白さをプラスして楽しませてくれるんですね~(さすが、ワイルダー監督

病が癒えたばかりの老弁護士VSかいがいしく世話を焼きまくる付添い看護婦の図の面白さ(演じるお二人、ご夫婦だとか、さすが息もぴったり
隠れて葉巻をふかしたり(灰は引出に 笑)ココアと偽ってポットに入れたブランデー!
あの階段用のリフトもケッサク
時には依頼人を判定?する、卿の片眼鏡や、後半の重要なポイントとなる手紙などなど。
印象的な小道具もいっぱい。

看護婦さんの言うことをちっとも聞かないタヌキおやじの老弁護士が、いざ、法廷となると、見事なまでの弁護っぷりを披露する、その頼もしさ!!
映画の主な舞台となるこの法廷シーンも、それぞれの表情や台詞、その“間”まで、まさに監督の職人芸を感じさせる上手さに何度見ても釘付けになってしまいます。
あのカツラや、開廷の時の言葉、雰囲気ある~♪って言ったら不謹慎かもしれませんが、イギリスの法廷シーン、興味深いわ。

そして、何と言っても驚きのドンデンデン返しです
ドンデン・デンなんです、打ち間違いじゃありませんヨ(笑)

原作もあっとビックリのドンデン返し。
映画はその上に、もうひとつひっくり返るんですからねぇ
このオチも途中でちゃんと伏線の人物を映してあるという丁寧さに唸ります。

きっとまたいつか、4回目を観ると思います。
そしてまた、面白い作品は、やっぱり何度見ても面白い!!と思うことでしょう。

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