2014
10.27

「ラブレース」

ラブレース


カトリック信者の両親に厳格に育てられた21歳のリンダは、ある日、地元のバーを経営するチャック・トレイナーと出会う。
紳士的なチャックは両親にも認められ、二人はすぐに結婚することに。

だが、買春容疑で逮捕され、借金で行き詰ったチャックは、妻リンダをポルノ映画に出演させてひと儲けしようと思いつく。
たった7日間で撮影された「ディープ・スロート」は大ヒットを記録し、リンダは時代のシンボルとして祭り上げられていくのだが・・・・。

アマンダ

ピンクと黒のストライプ~
挑発的&セクシーなアマンダにドキッ

72年製作の『デイープ・スロート』って、アメリカの主要な映画館で上映されて、驚くような収益を稼ぎ出した伝説のポルノ映画だそう。
その映画に主演し、一躍時のヒトとなった伝説的なポルノ女優に挑んだという本作で、
いったいどんなアマンダに出会えるのかなあと思ったら、
このポップでドキッとさせられるチラシのイメージとは全然違った作品でした。

しかし、こんなに売れっ子、人気女優なのに、アマンダは、あっぱれ~
裸も厭わない、堂々たる女優根性を見せてくれますし、
映画の撮影シーンもあるのですが、これがもう、意外なほどにイヤラシクないんですよねぇ・・・・・。

普通すぎると(当初)監督に言われたリンダを演じるためか、ソバカスを作ったりいつもより、垢抜けないメイクのアマンダですがやっぱり可愛いし、キュートだし、
ポルノ映画の撮影シーンでも、ニコニコと明るく振る舞って、生き生きとしてて・・・・。

・・・・と思ったら、なんとそんな前半のシーンの裏に、実際は夫の暴力や脅しに耐える毎日があったんだ・・という、
後半は、同じシーンをなぞりながらリンダの辛い姿を見せていってビックリ。

普通の女の子として育った彼女が、「妻は夫に尽くすもの」という母の教えに従ったために(夫の暴力を訴えるリンダに母のあの答え!)売春やポルノ映画への出演を強要され、
人気者になっても自分のお金など全く持たせてもらえなかったというのですから・・・・酷い

あの時、本当はああいうことがあったんだ・・という、表と裏、明と暗、虚像と実像を見せていくという凝った作りも意外だったし、
ひとりの女性が本当の自分の幸せを見つけるための戦いを地味ながらも、しっかりと描いている、そんな作品だとは思っても見ませんでしたヨ。

ラブレース2

夫チャックを演じたピーター・サースガート、「妻は夫のもの」と高圧的に抑え込む暴力男にめちゃめちゃ腹が立つんだけれど、どこか弱~い人間臭さも感じさせるという上手さ。
驚きは、厳しくてお堅いリンダの母、シャロン・ストーンだなんて最後の最後まで気づきませんでした。

あら、また!

そして・・・、あら、まあーーー!!
フランコ君、ここにも出てましたか・・・。「プレイボーイ」編集長のヒュー・ヘフナー役なんともセクシーなオーラがありました。

自叙伝で自らの本当の人生を発表し、ラブレース(芸名)ではないリンダとして再婚し、幸せそうな彼女の姿も(両親とのことも)ちゃんと描いてくれたのが嬉しかったなぁ。

伝説のポルノ女優の人生はセンセーショナルでも、派手でもない。痛みと苦しみに耐えて幸せを求めた、一人の女性の物語でした。

ラブレース3
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