2014
10.15

「THE ICEMAN 氷の処刑人」

アイスマン

1960年代、ニュージャージーで妻と娘たちに囲まれ幸せに暮らすリチャード・ククリンスキー。
愛妻家で優しき父親であった彼の裏の顔は超一流の殺し屋
家族に隠し通し、20年間に渡り100人以上を殺害した彼は、
殺した相手の遺体を冷凍保存したことから「アイスマン」と呼ばれた・・・・・。


実在の殺し屋リチャード・ククリンスキー。
100人以上を殺しながら20年以上も捕まらなかったというのもビックリだけど、
もっと驚くのは奥さんも子どもも持ってて、しかも妻子をとっても愛し、愛されてて、(奥さんたちは)彼の裏の顔を知らずにいた・・・・・・

きっかけは、レイ・リオッタ演じるマフィアのボスとの出会いなんだけど(レイ・リオッタ、こういう役似合いすぎーー)、
実はククリンスキーにはもともと暴力的な影の部分があったんですよねぇ。
奥さんとの初デートの帰りにもそういうシーンがあって、彼の持つ2面性というか、なにかこう、得体のしれない怖さ・・・みたいなものがジワジワ~~、ぞわぞわ~~感じました。

長身のマイケル・シャノン。『マン・オブ・スティール』の将軍役も強烈でしたが、本作もスゴイ。
肝っ玉といおうか、ブレナイ目の据わりっぷりがコワイ。

ウィノナ

もみあげ

奥さん役のウイノナ・ライダーが、彼の傍らにいると細さがより強調されるというか、この華奢さや身持ちの固さが
「守ってやりたい~」的な思いをククリンスキーにより与えたんじゃないかって思えて、Goodなキャスティングです

レイ・リオッタはもう貫禄、ぴったりの役でしたが、
意外や意外~、ええっ、ビックリの脇役たちもいました

え!クリス?

エンディング観るまで誰か分からなかったーーー、ミスター・フリージー。
彼もある意味ククリンスキーより怖いですよね(彼も2面性ありだし)。アイスマン、本当は彼のアイディアだし。

え!フランコ君?

こちらはもちろん分かったけど、「えっ、何故ーー」豪華すぎるチョイ役です。


何事にも動じなかったククリンスキーが、家族を裕福に養える「裏の稼業」を失うと分かった時の、あの焦りよう。
彼にとって、リッチな生活を家族に与えることが、頼れる夫、自慢の父親であることで、それを失ってしまうと家族の愛情までも失ってしまうと思ってしまった・・・。
子ども時代に本当の愛情を知らずに育ってきた(らしい)ことが、彼にそういう思いを持たせてしまったのだろうか。

20年間も家族に隠し通せてビックリ・・・と書きましたが、
「とにかく家族を大事にするためにはほかのことは何も厭わなかった」彼にとっては、表も裏も無かったのかも。
世間的には2面性でも彼にとっては、それが全て。
肯定するわけでは絶対ないけれど、そんな思いが強く残りました。
トラックバックURL
http://teapleasebook.blog26.fc2.com/tb.php/752-e9e57b00
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top