2014
08.06

「ビフォア・ミッドナイト」

ビフォア・ミッドナイト

列車のなかで出会ったアメリカ人のジェシーと、フランス人のセリーヌ。ウィーンの街を歩きながら“夜明け”までの時間を過ごし、再会を約束して別れた『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』(95)。

それから9年後、ジェシーはウィーンでの一夜を小説に綴り、作家として訪れたパリの書店でセリーヌと再会する。ふたりが過ごした“夕暮れ”までのわずかな時間を描く『ビフォア・サンセット』(04)。

そしてさらに9年後。美しいギリシャの海辺の街を舞台に、“真夜中”まで飾らぬ思いを語り合う

                             (公式サイト ストーリーより)


ウィーンでの運命的な出会い『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』
パリでの再会『ビフォア・サンセット』
そして、今回の舞台は青い海、遙かなる悠久の歴史の都ギリシャ
(このシリーズが3部作だとすると)2人の愛の歴史にもなんて相応しい舞台でしょう。

あれからいったい二人はどうなったの?とっても気になる前作のラストから・・・9年!!
予告編でもバッチリ流していますから、ここはサクッとネタバレしてもいいのかな。

なんと!2人はあれから結婚して、可愛い双子の女の子が産まれました、めでたし、メデタシ~。
・・・・・!?だけど・・・・
いくら運命的に出会い、再会した二人でも、思いが成就した後に続く日々が、ずっとずっと甘く幸せとは限らない~。
(未婚の方たち、ゴメンナサイ、これはもう実感よ~

日々の中ですれ違い、かけ違う想い、自分たちだけのことじゃない周囲や肉親の問題、仕事のこと、将来のこと。

どこまでも正直でリアルで飾らない2人の会話は、
冒頭、ジェシーが飛行場で息子(前妻との)ハンクを送って戻る車の中でも
招かれた別荘の友人たちとの賑やかな食事の時にも、
そして、休暇の終わりを2人で過ごすことになったホテルへ向かう時にも・・・。

あぁ、変わってないよねぇ、いや、もう聞き入ってしまうわ、二人の会話に。

ビフォア・ミッドナイト2

今回舞台はギリシャで美しい陽光が輝く風景がまわりに広がっていたのに、実は私ほとんどまわりの風景を観ていなかったことに観終わってから気づきました
前2作の時の方には、ウィーンやパリの風景を楽しんだと思ったのに・・・。
それほど、二人の会話、表情に集中してしまったわ

序盤の車中での会話は、まだまだ始まったばかり、軽~いジョブの応酬、
大勢の中での食事のシーンの会話は(彼らだけじゃなく全員の会話に聞き入りました)ユーモラスで楽しくて、でもその中になんとも味わい深い人生を感じたなぁ。
それが、二人っきりになりホテルへと向かいながらの会話でしだいに・・・・複雑な、苦さが増してゆき、
甘~い時間を過ごすはずの真夜中へ向かう時に、どんどんと過激さを増してゆく。

結婚してから出産、子育て、これまでたまってきた不満、不平、満たされない想い、
言うねぇ、おお、まだ言う、あぁ・・・・どんどん出てくる~~ジェシーに繰り出すセリーヌのマシンガントーク。

いろいろ思うことがあったんだ、大変だったんだなぁ・・・と思いつつも、スクリーンの中では常に男に甘い私&イーサンだからなおさらです。そんなに責めないで~。
それに、彼女の勢いにタジタジになりつつも、決して殻にこもって返事をしないよくいる男性のようにはならないジェシーって偉くない?

いやぁ・・・しかし、胸あらわにしたまんま(しかもかなり長い間)でのあのセリーヌの勢いったら
その勢いにもしや、もう修復は無理なのか・・と思われた二人でしたが、

タイムマシン!

部屋を飛び出したセリーヌを追いかけたジェシー(追いかけてもらえるって羨ましい)の「タイムマシン話」
あぁ、ジェシー、アナタッテ・・・可愛い。
そしてそこで、ああいう風に受け答えるセリーヌも素敵
・・・・ふぅ、ホッとしたわぁ(今回は、かなりハラハラしました)。

息子のために考えてしまうシカゴ行きのこと、セリーヌの仕事のこと、いろんな問題が解決したわけではないけれど、
これまでのように短い時間だけを共有したんじゃない、
9年という月日ともに過ごした2人だからこその愛情をじんわり~と感じるラストでした。


↑にも書きましたが、これって3部作
いえ、3部といわず・・・続けて欲しい!ぜひ。

皺が増えてTシャツの下のお腹がぽっちゃり?っぽいジェシーと、中年太りかしら?どっしり貫禄なセリーヌ。
若くて輝いていた彼らが年月とともに老けているのをみても、なぜかガッカリよりも・・・その月日が愛おしく感じる。
そんな二人だからこそ、また9年後のジェシーとセリーヌに会いたい~♪
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コメント
こんばんは

お久しぶりの書き込みです。

この作品、3部作とは言わず、エンドレスに続けて欲しいですよね。

1組のカップルの人生を作品越しに観ている感覚。

9年の時の流れは残酷かつ切ないものですね

この作品についてはかなり思い入れがあったので

コメントさせて頂きました。
t0m0(tomo)dot 2014.08.27 16:57 | 編集
>tomoさん

こんばんは。

そうですよね~!!
2人の物語、これからもずーーとずっと、観ていきたいなと私も思いました。

9年って、考えると意外と長いものですよね。
2人の外見もずいぶん、変わりましたが、それもまた、愛おしく思えました。

コメントありがとうございます♪


dot 2014.08.27 21:22 | 編集
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