2014
07.30

「アメリカン・ハッスル」

アメハス

天才詐欺師アーヴィン・ローゼンフェルド(クリスチャン・ベイル)と、そのビジネス・パートナーにして
愛人のシドニー(エイミー・アダムス)は、完全犯罪を続けてきたが、FBIによって遂に逮捕されてしまう。

だが、捜査官リッチー(ブラッドリー・クーパー)は、二人に自由の身と引き換えにあるおとり捜査への協力を強いるのだった。
それは偽のアラブの大富豪を使って、アトランティック・シティのカジノの利権に群がる政治家とマフィアを罠にハメるという
大胆な作戦だったが・・・・。


1970年代アメリカで起こった収賄スキャンダル「アブスキャム事件」をベースにしたお話。
FBIに逮捕された詐欺師が自由と引き換えにオトリ捜査への協力を強いられていく・・・・というハッスル(詐欺)ものですが、
さぞや、だまし騙され、暴きあばかれ・・・なお話なんだろうなあと思っていたら、意外や意外、
詐欺やだましのテクニック、最後のドンデン返しよりも、
ずっとずっと印象に残ったのは、アーヴィン・ローゼンフェルド(クリスチャン・ベイル)を巡る愛人のシドニー(エイミー・アダムス)と妻ロザリン(ジェニファー・ローレンス)の、なんとも強烈でいて、ちょっとオカシナ三角関係でした~

あ、くるくる巻き髪のFBI捜査官リッチーも入れてあげましょうか、四角ね

ローゼンフェルドを信用して仲良くなっちゃうカーマイン市長も入れて5人の、人間関係の騙し合い、信頼や、愛情や、友情が、はたしてホンモノなのか?フェイクなのか?
そういう部分が、一番の見ものでした

なにせね、俳優陣の演技がそれはもうお見事だったので、見ごたえた~っぷりデス。

アメハス3

ブラッドリー・クーパーの、GOGO!イケイケっぷり、
エイミー・アダムズの、知的でいてそれはもう、セクシーすぎる愛人っぷり、
ジェニファー・ローレンスに至っては、「おお~!!持っていっちゃったネ、アナタ」ととんでもなく悪妻なのに、どこか愛おしさまで感じさせちゃう強烈さだし、
ジェレミー・レナーはそんなに好きじゃなかったけれど、とってもいい味だしてたし。

なによりねぇ、やっぱり、スゴイナ、クリスチャン・ベイル。

この人?誰?なハゲ&デブっぷりも、またしてもホンモノの役作りということで驚かされてしまうんだけれど、
頭が切れるだけじゃない、意外に純粋で子煩悩で、ロザリンのことさえも「面白い」なんて言えてしまう懐の広さも持っている。
ハゲデブでも愛人と妻を持ってるだけのことはあるなぁと感じさせてしまう魅力っぷりでした。

アメハス2

それにしてもね、登場人物たちのこの「髪ネタ」、
冒頭のローゼンフェルドの一九分けの必死のセット(リッチーにぐじゃぐじゃにされてしまった髪をシドニーが大変なんだから!とたしなめるシーンにププッ 笑)
直毛をわざわざくるくる髪にセットしてるリッチーや、不自然?リーゼントのカーマイン市長、
シドニーのカールっぷりや、盛ってるなぁロザリンの髪型。

それぞれの「勝負髪!」的な気合いを感じました。
エイミー・アダムズの、前開きっぱなしのファッションもすごい~

後半、マフィアの大物役でデ・ニーロが登場すればふぅ・・・緊迫感高まる~。突然のアラブ語での質問シーンは心臓に悪かったですね。

しかし、やっぱりこの捜査、あまりに強引、無理やり、利権に群がると言ったって・・・・私利私欲だけではない人もいて、
市長は気の毒としか思えませんでしたよ~。
もっと極悪人を騙せよーー!と思っちゃいますね。

そう言う点では爽快なドンデン返し・・とまでは言えませんでしたが、
完璧を求めた詐欺師が、完璧でなくても一緒に人生を生きていけたらいい「人」を手に入れた、意外に優しいラブストーリーだったことが嬉しい1本でした。
トラックバックURL
http://teapleasebook.blog26.fc2.com/tb.php/735-e5ad536d
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top