2008
06.05

「リトル・イタリーの恋」

リトル・イタリーの恋 スペシャル・エディションリトル・イタリーの恋 スペシャル・エディション
(2006/10/06)
アメリア・ワーナー

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時は1950年代のお話。
オーストラリアにある移民街リトル・イタリーに暮らすアンジェロとジーノ兄弟は、性格は違えどもとても仲のよい兄弟。
繊細で思慮深い兄のアンジェロには恋人が無く、本国イタリアに住む独身女性へ求婚の手紙を送るのだが、いつも断られてしまう・・。
容姿に自信のないアンジェロは同封する自分の写真に原因があるのではないかと落胆するあまり、なんと・・・次のロゼッタへの求婚の手紙にはハンサムな弟の写真を(自分と偽って)送ってしまう・・。

ジーノの写真を見て結婚を決め、はるばるイタリアから渡ってきたロゼッタと兄弟の恋の行方は・・。



お兄ちゃん~!!冒頭からものすごく暗くて、ねちねちしてて(苦笑)弟曰くとっても思慮深くていい人間なんだ・・と説明されても「う~ん、でもこんなにマイナス志向はなあ・・・」と思いましたよ。
一瞬笑うシーンがあってその時の笑顔がとてもよかったからもっと笑えばいいのに・・と思うけど、これが笑わない。めちゃめちゃ暗い。
弟は弟で、確かに明るくてハンサムなんだけど、ちょっとちゃらちゃらしてるようにも思うし・・ってことで。

もし、私の娘を嫁にやるとしてもどっちもなぁ・・(笑)と思っちゃう始まりだったのですが、これがお話が進むにつれてどんどんと引き込まれていって、とても素敵な余韻を残す、物語となりました。

まず、この二人の兄弟の仲の良さ、これが本物だったっていうことが嬉しい。
恋がからむと兄弟だって争っちゃうし、素敵な女性は取り合ってしまうのが本音だと思うけど、弟は弟で自分に惹かれてやってきたロゼッタに兄の素晴らしさを語るし、兄は兄で、(だんだんとロゼッタへの思いを感じているらしい)弟を気遣っている。

そんな兄弟の間にいるロゼッタ!!
彼女の美しさって、なんだか見ていて癒されるっていうか、清楚で穢れのない美しさ。
押し花にして持ってきたあの白い花のよう。花嫁衣裳もとても彼女らしいというか、綺麗でしたね。
ジーノを運命の人と信じ、自分の中で二人の物語を温めてきた彼女の、まっすぐなジーノへの思い。これはもう、じーんときてしまいますよね。

そしてもうひとり。
ジーノの恋人コニー。
彼女がよくある「振られちゃう元彼女」っていうんじゃない、とてもしっかりとした女性として描かれていたのが素晴らしいと思いました。
ほら、こういう設定だとよくありますよね。新しい女性の出現でかすんじゃう元彼女って。
でも、彼女は彼女で、とても輝いたのが何より嬉しかった。
アンジェロの言葉に喜び、自分の元の髪の色に戻してきた彼女の、あのはっとするような美しさ!!目を奪われましたよ。
コニーとコニーと呼ばず、ちゃんと本名を呼び続けてきたアンジェロ。

後半のお兄ちゃんは、どんどんと素敵に見えて来ましたよ。
この方、声もとっても独特で印象的ですよね。


リトル・イタリーの街の人々。
何十年ぶりに味わうカプチーノの機械をみんなして見守るシーンや(コーヒー飲みたくなりました!)
さすらいの絵描きさんの描くカフェの壁絵・・。

心に残るシーンがたくさん。

爽やかな風に吹かれて心地よい夢を見たような・・、そんな素敵な余韻を残してくれた物語。

一人一人がとても丁寧に描かれていましたね。
それぞれの運命の人との物語をこれからも描き続けていって欲しいな~と思います。

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コメント
一昨年だったか、私も観たんですよ。
とてもイイお話だったし、キャストもチャーミングな人々ばかり、おまけに風景も素晴らしくて かなりお気に入りの作品だったのです。
で、自分はどんな感想を持ったのか、自分のブログを読み直そうと思ったら、何と感想を書いていませんでした~~!(泣)(笑)

お兄ちゃんを演じたのはジョヴァンニ・リヴィジですよね。
彼って 決してハンサムじゃないんだけど とても好きな俳優さんなんです。
主役はインディーズで経験があるかもしれませんが 常に2番手3番手辺りで 主役を盛り上げながら 自分も要所要所で輝いている演技の達人という印象ですよね。
弟は「タップ・ドックス」の人ですよね、確かにハンサム!(笑)
瞳さんの「もし、私の娘を嫁にやるとしてもどっちもなぁ・・(笑)」、その気持ち分りますよ~!(^^ゞ)
二人合わせると調度いいなかなぁ?!
ロゼッタも本当に清楚な美人でしたね。
彼女の顔がアップになるたびに「綺麗・・」とつぶやいていましたよ。
もう一度観たくなりました。(笑)

「孤独な嘘」も観ましたよ~~、いやぁ~展開が面白かったです。
そして夫婦の姿もね、ちょっと考えさせられました。
また面白い作品があったら 教えて下さいネ~
カポdot 2008.06.16 00:51 | 編集
>カポさん
カポさんもご覧になってたんですね。
素敵な作品でしたよね、そうそう、風景も印象的でキャストも!!

ジョヴァンニ・リヴィジ!さすが、カポさん良くご存知ですね。
なんていうか、彼が登場するととても画面が締まる・・というか、いい役者さんですよね。
声もとても個性的で一度聞いたら忘れられないような声でした。
ふふ、でしょ、でしょう~(笑)
二人合わせて・・(笑)
でも、それぞれがそれぞれでいいんでしょうけどね~。
ロゼッタも思わず見蕩れてしまうような、綺麗でしたよねぇ。

「孤独な嘘」を!!
おおっ、それは感想が楽しみです!!
地味だけどなんか夫婦の姿とか・・じわじわ来るものがあるでしょう。
俳優さんたちも上手いし。
こちらこそ、またいいのがあったら、教えてくださいませ~。

dot 2008.06.17 01:24 | 編集
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