2014
06.15

「ロスト・ボディ」

ロストボディ3



ある夜、パニック状態となって飛び出した死体安置所の警備員がトラックに轢かれる事件が起こる。

その死体安置所では、マイカという資産家の女性の死体が忽然と姿を消していた
いたずらか、それとも・・・・
事件の捜査に乗り出したハイメ警部は、マイカの夫アレックスを呼び出すのだが・・・・。


↓感想の終盤にネタバレ、書いてます。未見の方はしっかりご注意くださいね。

『ロスト・アイズ』の脚本家さんが監督、脚本を手がけた作品と聞いて興味津々~。

あちらは徐々に視力を失っていく女性の恐怖を描いた作品でしたが、こちらは死体安置所から姿を消した死体を巡るミステリー。
『ロスト・アイズ』もホラー?サスペンス、おおっ、意外にロマンチックじゃないの~~と作品に眠る意外性に驚かされた作品でしたが、
今回もまた翻弄されちゃいました

2

歳の離れたカップル。マイカとアレックス。
資産家で会社をいくつも経営するやり手の妻は、若い夫をかな~り束縛している様子。
時々放つ、彼女の「ウソ」が、なんとも嫌な感じで(結婚式からしてそうでしたね!)私としてはアレックスに早々気の毒オーラを感じてしまうのですが。

教え子と浮気するのはまだ仕方ないかなあとしても、地位と財産を失いたくないと妻に離婚を言い出せず、あげくの果てには奥さんを殺してしまう・・ていうのはねぇ。アカンよねぇ。
序盤早々に彼が妻を殺害したということは見ている私たちにも明らかになるのですが、(彼が妻の死体を盗んだはずがないので)

いったい誰が、何の目的でマイカの死体を盗んだのか、なぜ死体は姿を消したのか・・・。

真夜中ですヨ、しかも外は嵐
死体安置所ってそれだけでもとっても不気味なところなのに、建物も古いし、時々停電になったりして・・、
この雰囲気がなんとも・・・ゾクゾク~~

そんな中で、警察に疑いをかけられて内心焦っているアレックスに追い打ちをかけるかのように、
殺害に使った薬のビンが置いてあったり、妻と食事をした招待状になんと愛人から送ってきたメールの文面が書いてあったり

ひ、ひぇ~~とアレックスはビックリするわけです。
もしや、自分のしたことが誰かにバレてた
いや、もしかしたら・・・・妻は本当は死んではいないのではないか・・・

夫婦の間の回想シーンが何度も織り交ぜられるのですが、まるでゲームを楽しむかのように夫を翻弄したがるマイカの様子が描かれるので、この発想、ありえなくないゾーー!!って思わせられちゃうんですね。
彼女ならあり得るんじゃないか

ただ、冒頭、あまりに恐怖にかられてパニックになった警備員さんの様子を思い出すと、
も、もしかして「死んだ彼女」の復讐?なんていうホラー要素も捨てきれない。なにせ、雰囲気が雰囲気ですからねぇ。


警官たちの疑いの目がどんどん濃くなり・・・・追い詰められていくアレックス。
こうなると、ちょっとね、可哀相にもなってきますよね、髭にメガネ、なかなかのイケメンなんですもん(男に甘い!
隠そうと千切った紙が流れずに必死の彼が取った行動には・・・思わず・・・
死体を盗んだのは彼じゃないし、その点については警部さん、アナタ、ちょっと話を聞いてあげなよ!!と憤慨までしてしまいましたが・・・・・・・。




えええぇーーーーーーそうだったん~~~

最後の最後に明かされる「真相」、これは全く予想できませんでした。
や、やられたわーーー。


本作、絶対ネタバレ読まずに観ることをお薦めしたいので、今回ネタバレしないで感想を書こうと思いましたが、
ちょっと書かずにはいられない~~。

(間、空けときますね~)








警部さん、アナタやったん~~~
そりゃ、妻を亡くしたハイメ警部の癒えない悲しみが、何度も描かれていましたが、だから彼は奥さんを殺したアレックスを許せんのだよねぇ・・とくらいにしか思っていなかったので、
まさか、まさか、10年前ハイメ警部一家を襲った事故とマイカ&アレックス夫妻が繋がるとは思いませんでした。

しかも、しかも、アレックスの愛人が、警部の娘さんだとはねぇ・・・。ハニートラップ、恐るべし
でも「愛してる」だの、「出会わなければ良かった」「お金なんていらない」なんて健気な愛人トーク、これはかなりのミスリードではないでしょうか。

ロストボディ


時々、ホラーか?と思わせ、いや、ミステリー
あっ、でも最後はやっぱり妻への変わることない想いがこの執念を生んだということで、今回もある意味「愛」を感じる作品だったんだなぁ・・・驚かされました。
雰囲気もバッチリだったし、それほど怖いシーンも無いのにひしひしと怖さを感じたし、
予想もしていなかった真相にはビックリ。

この脚本家さん、注目ですね!!


ただ・・・、映画的には面白かったけれど、
いくらなんでも「もっと別のやり方があったのではないか」(警備員さん、気の毒やわ)と思ってしまうし、
私は親として、娘に“復讐のためとはいえ、ああいうことは絶対にして欲しくない”と思うので、
その点はいつまでも心に引っ掛かりました。


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