2014
06.12

「ハートの問題」

ハートの問題DVD


ある夜、心臓に違和感を覚えた売れっ子脚本家アルベルト(アントニオ・アルバネーゼ)が病院へと向かうと、
そこに緊急患者としてアンジェロ(キム・ロッシ・スチュアート)が運び込まれてくる。
ともに心筋梗塞の手術を受け、救命緊急治療室に移された二人・・・。

恋人と上手くいかず、仕事も行き詰っているアルベルトと、修理工場の経営者で3人の子どもの父親でもあるアンジェロは、対照的な環境や性格でありながら退院後も再会し、一緒にリハビリに励む友となっていた。

だが、順調に回復に向かうアルベルトと違い、アンジェロは・・・・。


↓ネタバレしています、未見の方はご注意くださいね。


「こりゃ驚いた!こんなハンサムだったとは・・・」

心筋梗塞で運び込まれ同室の隣同士となったアルベルトとアンジェロ。
衝立が外され初めてまじまじとアンジェロの顔を見たアルベルトのこの言葉に、思わずニンマリ

「そりゃ、そうよ~~」キム・ロッシ・スチュアートだもの

「愛のめぐり会い」TV映画「赤と黒」
若き彼の、彫刻のような人間離れした美貌にどれほど驚かされたことか。
そのキム・ロッシももう44歳。
「家の鍵」でも父親役を演じた彼が本作では、なんと3人(一人はまだお腹の中だけど)の子どもの父親。

いやぁ、でも変わらずなんてハンサムなんでしょう
彫像のようではなくなったけれど、歳を重ねて人間味溢れて・・・父親役が似合うこと。
こんなパパだったら、どんなに素敵だろう!!とまた改めてキムに惚れ直した本作です。

ハートの問題2


好きな車の修理工場を手掛け、愛する妻と子どもに囲まれ、資産もそこそこ持っている。
まだ若い彼を襲った心臓発作。
退院後も回復へと向かうことが出来ず、しだいにやつれていくキムを見るのがとても辛い

家族に病状を告げず、親友となったアルベルトに(自分亡き後の)家族を託そうとしているらしい彼の行動って、
一番近くにいる奥さんやアルベルトにしたって、戸惑い以外の何物でもないと思うし、
残り少ない時間なら、もっといっぱい家族で過ごして思い出をたくさん作って欲しいんだけれど、
キムの哀しく切ない瞳が、どこかもう必死さまで感じさせるから・・・何も言えないわ

久々のキム・ロッシにはもっとたくさん笑って欲しかったなぁ~~と思うけれど、
でも、本作悲しく重い作品では決してなかったのでした。

これまで全く違う世界にいて、性格も環境も違うアンジェロとアルベルトが交わすやりとり。
セレブな友人を持ってはいても人とは上手く関われず、恋もしたことがないアルベルトを思いやるアンジェロの気持ちや、
なにやら自分を家族の一員にしょうとしているらしいアンジェロの計画?に戸惑いながらも、独特なセンスでアンジェロの家族を癒していくアルベルトがいい。

アントニオ・アルバネーゼさん、いい味出しますねぇ。


キム2


ハートの問題

アンジェロの計画は上手くいかなかったけれど(奥さんにとっても子どもたちにとっても夫やパパはただ一人だもの)
それで良かったんだと思うし、家族を託そうと思うような友人に出会えた、そのことが一番素晴らしいことなんじゃないかしら。
笑いあう二人のシーンがとても嬉しい。


脚本家らしくいつでもまわりの人々に興味津々、常に想像力を働かせているアルベルトの口癖、
「それが問いだ。」

この言葉がとっても印象的でした。

知らないことや、疑問や、答えを探したいことが、どれだけどっさりあるのだろう。
アンジェロのまだ幼い息子の小さな世界は、アルベルトのこの言葉できっと大きく広がっていったことでしょう。


真夜中にカモメを撃ち続ける警官や、
外国人移住者を迫害する若者たち・・・不穏なムードを感じさせるシーンも見せながらも、
人に対する優しさ、暖かさもしっかり感じさせてくれた、まさに「ハート」を感じる作品でした。

あぁ・・・久々にキム・ロッシ、観れたしねぇ

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