2014
04.25

月イチ★クラシック 「疑惑の影」

疑惑の影


ひと月に1作品は、昔懐かしい~クラシック作品も観ていきたいなぁという、ただの思いつきから始まった
月イチ★クラシック。

今月は、アルフレッド・ヒッチコック監督の『疑惑の影』をチョイス。
かなり以前に一度観ていたのですが、(本作に影響を受けたという)『イノセント・ガーデン』を昨年観て、もう一度見返してみたくなりました♪


カリフォルニアの田舎町サンタ・ローザに住むニュートン一家。
穏やかで平凡な生活に不満を抱いていた長女チャーリーは、大好きな叔父チャーリーの訪問の知らせを聞いて大喜び!

しかし・・・ハンサムでお金持ちのチャーリー叔父はある秘密を抱えていたのだった・・・。


テレサ・ライト演じるニュートン家の長女チャーリーと、その叔父チャーリー(こちらはジョゼフ・コットン)
名前が同じでややこしい~チャーリーって男女ともに使える名前なのネ。

叔父さんと同じ名前のチャーリーは、ハンサムな叔父さんが大好き。自分と家族の変わり映えのしない生活に都会からチャーリー叔父さんが新しい風を運んできてくれる~!とワクワクしていたのだけれど・・・。

そんなワクワク感、期待感が、最初は小さな疑問から・・・やがては知ってしまった衝撃の事実に恐怖へと変わってゆく。

同じ名前の自分たちは双子のような特別な間柄、だから叔父さんの秘密だって知っておきたい~。
叔父さんのとんでもない秘密を暴くきっかけになったのが、そんなロマンチックなチャーリーの乙女心なのですから・・皮肉なものですね~。

叔父さんにしてみたら、まさか、お気に入りの(そして自分を崇拝してくれている)姪っ子に秘密を知られるとは思ってもみなかったことでしょう。(だけど、叔父さん、指輪のこととか、迂闊すぎるゾ。)

疑惑がどんどんと膨らんでいき、悩みつつも、叔父を溺愛する母親には真実を知られたくない、テレサ・ライトの悩める表情がとても印象的

そして、さすがサスペンスの帝王ヒッチコックですね!
夜中、図書館の締まる時間ぎりぎりに調べもの(叔父さんの隠した新聞には何が!?)をしようと早足で歩く彼女の姿を追うショットの緊迫感や、
叔父さんの放った言葉に、唖然と(階段の下で)佇むチャーリーの影の長さにドキッ。
さりげないようなのに・・ドキドキ、ハラハラ、恐いんですよねぇ。

ニュートン家には外からと中からと両方に二階に上がる階段があるようなのですが、そういう階段の使い方も上手い。


二人のチャーリーのまわりを固めるニュートン家の家族たちが、「うんうん、確かにこういう家族っているいる~」って思う「よくある普通一般の、家庭」が舞台となっている点も面白かったです。
パパと推理マニアの隣人さんの会話は、可笑しすぎるけど~(苦笑)


平凡でのんびりとしたホームドラマの中に潜む、「知ってはいけなかった影」
チャーリーVSチャーリーの心理戦、観かえしたら覚えていない部分も多くて新鮮な気持ちでハラハラしました~。


ヒッチコック作品も「月イチ★クラシック」でどんどん再見していけたらいいな。


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