2014
04.05

「キャリー」

キャリー


地味で内気、冴えない女子高生キャリーは、学校ではイジメにあい、家では狂信的な母親に厳しく教育され、
孤独で寂しい日々を送っていた。

ところが、学校の人気者トミーにプロムパーティのパートナーとして誘われ、驚くキャリー。
母親の反対を押し切ってパーティにでかけたキャリーだったが……。


S・キング原作のサイコサスペンス、1976年公開デ・パルマ監督の「キャリー」をリメイク。

オリジナルは、それはもうずいぶん昔に見たので細かいところは忘れてしまっているのだけれど、
キャリーを演じたシシー・スペイセクの、ギスギスしたルックス、薄幸さ、
幸せの絶頂から叩き落されたパーティーでのあの表情は強烈でした。

リメイク版のキャリーを演じるのは、大人気のクロエ・グレース・モレッツちゃん
思わず“ちゃん”をつけてしまう彼女の可愛らしさがキャリーを演じる上では微妙ではないのかしら?・・と思いつつ鑑賞したのですが・・。

確かにやっぱりクロエちゃん・キャリーは、可愛すぎる~
頬もふっくらしているし、肩幅もしっかりしている方なので、う~ん、どうしても幸薄感が少ないんですよね。

特にプロムでのシーンなんて、おうちでピンクの手作りドレスに着替えた時点で・・あらっ、もうすでに輝いてしまっているではありませんか~
なので、どうしても「嬉しいはずのパーティーの場であんなにひどい目にさらされて酷すぎる、哀しすぎる~」感がそれほど湧いてこないんです


でもその反面、
オリジナルのキャリーは、可哀相なんだけど、どこか彼女自身を怖く感じる部分があって、どちらかというとまわりの女の子の視線で見ていた記憶があるのだけれど、
クロエちゃんキャリーに対しては(自分が母親の年になったせいもあって)彼女を守ってあげたい~という気持ちと、
「普通の子」のように青春したいの~♪と訴える女の子としての気持ちもすごくよく伝わってきて・・オリジナルよりもキャリーをぐっと身近に感じました。


キャリー2

クロエちゃん、可愛いルックスをなんとか冴えないように抑えて、オドオドしたり、暗い表情で頑張っていたわ!

おお!そしてご覧あれ!ジュリアン・ムーア演じるキャリーの母親のすごい表情~

こういうアブナイ役、上手いですよねぇ。
歪んだ考えや信仰でキャリーを押さえつけていた母親だけど、それでも生まれてきた娘を愛してしまい、彼女なりのやり方で(おかしいやり方だけど)守ろうとしていた・・という部分もちゃんと感じさせてくれるのだから、なおスゴイ。


ほぼストーリーはオリジナルと同じだと思うのだけれど、
イジメ部分では、スマホで動画を撮影したり、それをネットで流したり・・、現代的なものを上手く取り入れていました。

プロム

プロムにやってきたキャリー。やっぱり可愛いよね。
こんな可愛かったら惚れちゃうでしょ、トミー
ちなみにオリジナルのトミーを演じていたのはウィリアム・カット。好きだったわ~

輝くクィーンに選ばれて嬉しさの絶頂から、豚の血を浴びせられたキャリー。
力の使いっぷりは、本を読んだり、ネットで調べてたりしたシーンとかも事前にあって(家で母親にも使ってたし)ちょっと余裕のようなものも感じられるような気がして。
焦点の定まっていない表情で、自分でも止められない哀しさや、苦しみからくる爆発的な力を制御できないオリジナルの怖さとはちょっと違っていたような。

なにより、私自身がキャリーを守ってあげたい気持ちで観てしまっていたので、恐いとか、哀しいとかよりも、
(クレアとの対決シーンなんて)「キャリー、負けるなーー」的な気持ちになってしまっていて(これって、どうなん?


最後に近づくにつれ、「ひぇぇぇぇぇぇ~~~」と思わず凍りついたオリジナルのラストが頭にチラホラ・・。
でも、リメイク版は意外に地味(ソフト)でした。

・・と思ったら。
DVDにもうひとつのエンディングが収録されていました

こっちは、オリジナルのあのシーンに通じるものがぁ・・・・
あぁ・・・ビックリしたなぜこっちにしなかったのかしら?インパクトはこっちの方がありましたヨ。


リメイク版を観て、オリジナルも何十年ぶりにもう一度観てみようかな・と一瞬思いましたが、
ググって出てきたシシー・キャリーの画像の怖さに、ちょっと怯んでいます・・・

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