2014
04.01

「ザ・コール 緊急通報指令室 」 

コール


911緊急通報指令室に勤務するベテランオペレーターのジョーダンは、ある夜、少女から不法侵入者の通報を受ける。
一旦は危機は免れたかに思えたが、その後なにげなくジョーダンが取った行動が仇となり、悲劇的な結末を迎えてしまう・・。

6か月後、
その時のトラウマから、現場を離れ、教官として新人の指導に当たってきたジョーダンだが、
誘拐され、車のトランクから助けを求めてきた少女ケイシーの電話を取ることになり・・・・。


以前TVの特番で「911特集」を観た時も思ったけど、911のオペレーターさんって・・スゴイ

どんな事件や事故の電話がかかってくるか、予想も出来ない事態もきっとあるだろうと思うのに、
パニックを起こしている電話の主を落ち着かせ、助けを求める人々に的確にアドバイスし、迅速に救出できるようそれぞれの部署に連絡しなければならない・・。

考えただけで胃が痛くなりそう
しかもアメリカの犯罪数、日本の比じゃないですよね
このコールセンターの職員が、警察官では無く、訓練を積んだ民間人というから、ますます驚きました。


ハチの巣



本作は、そんな911のベテランオペレーターが、誘拐された少女からの緊急電話を受け、その経験と知識を生かし、なんとか少女を救出しようと奮闘するサスペンスです。
少女とオペレーターを繋いでいるのは、もちろん、1本の電話のみ!

諦めかけ、泣きじゃくる少女に映画の話を持ちかけたり、生年月日から「しし座はファイターよ!」と勇気づけたり、
トランクの中に置いてあるモノを使って、他の車に気づいてもらえるよう指示したり。

いやぁ~~、もう、手に汗握りました!!

誘拐時に、自分の携帯が壊れてしまった少女が、(偶然その前に会っていた)友だちの忘れていったプリペイド携帯を使っている為、位置の特定が出来なかったり、
ジョーダンの指示により、さまざまなことをやってみる少女に、他の車のドライバーが気づいて・・よーーし!やった!と思ったら、
ちょっとしたことで誘拐犯に気づかれてしまったり、それによって犠牲者が増えていったり・・と。

ちょっとした伏線や、このあたりの展開も・・ええ~っ、そういうことになっちゃうのねとビックリしたりハラハラしながらも・・・「よく出来てる!考えられてるわ」と唸らされる上手さ。
しかも、誘拐犯を演じるマイケル・エクランドの狂気がどんどんヒートアップしていって恐いのなんのって。


誘拐された少女ケイシーを演じるのは、『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・ブレスリン。わぉ!大きくなりましたねぇ!
彼女の必死さ、頑張りに胸打たれ、ジョーダンを演じるハル・ベリーが、時には(6か月前のトラウマを思いだし)声を震わせながらもなんとか力を尽くそうとする姿にも、見ていて拳ぎゅ!!と握るほど力入っちゃいました。

少しづつ、犯人像に近づいて行って・・、あともう少し~~~!!

・・というここまでの展開や見せ方は、ほぼパーフェクトな出来栄えだったと思います(冒頭の別の少女の事件も、それはもう怖かった~)


・・・ただ。
後半からラストにかけて、どんどんとサスペンスからサイコチックになっていきました。
犯人がああいう人物だったから仕方ないのかもしれませんが・・、それでも最後の最後まで電話という媒体は使って欲しかったなぁ。

通話だけで少女を救え!

・・では無くなってしまったのねぇ。


しし座ファイターの2人の頑張り、バイタリティーと勇気には力をもらいましたが、せっかくのここまでのリアリティーが、一気に映画的お約束的な見せ場に代わってしまったような気がします。

ラストに彼女たちが取った行動にも・・どうかなぁちょっと納得できませんでした。


でも、これまで映画の中でちらっと映ることはあっても、主役として取り上げられてこなかった911のオペレーターをメインにしたのはとても興味深かったし、
手に汗握る、緊迫したストーリーと怖さにゾクゾク、ノーチェック作品でしたが面白かったです~。

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