2014
03.14

「バーニー みんなが愛した殺人者」

バーニー

テキサス州の田舎町カーセージ。
葬儀社の助手として働くバーニー・ティーディは、思いやりある仕事ぶりと熱心な市民活動で町の誰からも愛されていた。

ある日、町一番の大金持ち、ドゥエイン・ニュージェントの葬儀を執り行い、夫の莫大な遺産を相続した未亡人マージョリーに出会った彼は、高慢で頑固な性格で町中から嫌われ、友達も一人もいない彼女を気遣い、慰めるうち、
すっかり未亡人に気に入られてしまう。
だが、日毎にエスカレートするマージョリーの要望の数々に、息詰まる思いを抱えたバーニーは、カッとなって彼女を殺してしまった・・!

後に犯罪が明るみになり、裁判にかけられたバーニー。
ところが、町の住人達はこぞって彼を擁護したのだった。


96年にテキサスの田舎町で、本当に起こった殺人事件をもとに作られた本作。
エンドロールには(ジャック・ブラックと一緒に写る)バーニーご本人の姿が
実際今もなお、服役中の方のお話をこんな風に映画化しちゃうんですねぇ・・・

ジャック・ブラック、本作でも強烈な存在感、放っていましたね~!
物腰が低くて、何事にも一生懸命で、嫌われ者の未亡人にも気遣いを忘れない。おまけに歌も上手い~~!!

町中の人々から「イイ人~~」と人気者の彼ですが・・、どこか、ちょっぴり臭う!?胡散臭さ。

いやいや、それは勘ぐりすぎ!?本当に、純粋に、一生懸命だけだったのに・・、と思う気持ちと、
どうかなぁ、彼女の莫大なお金は彼にとっても美味しいものだったハズ、あそこまで彼女にべったりされる前に離れていけば良かったのでは?・・と疑う気持ちと。

この、なんとも微妙~~な、「いい人っぷりときな臭さ」のギリギリ加減、
ジャック・ブラック、こういうの抜群に上手いですね。


バーニー3

嫌われ者の未亡人を演じたのは、シャーリー・マクレーンでした。
あの、バーニーが止めてほしいと言っていた「口をもぐもぐ、もごもご・・・」の彼女の表情、可笑しいような恐いような。


本作の中には、
町の人々が、バーニーや未亡人の人となりについて語るというインタビュー風景がたびたび取り上げられている(中には実際の住民の方もいたとか)のですが、
このドキュメンタリー風なインタビューが、なんとも本音っぽくって、リアリティーを作品に与えているんですね~。
これ、聞いていたら、どんどんバーニー派になっちゃうなぁ


実際、この町では公正な裁判が出来ないということで、別の町で裁判が行われたというのですから驚きです。
殺人犯があまりにも憎まれているので、公正な判断が出来ないという例なら過去にもあったそうなのですが、これは真逆なんですよねぇ。


町じゅうの人気者バーニーを徹底的に追い詰める判事ダニーを演じたのが、今ノリに乗っているこの方

バーニー2

マシュー・マコノヒー、勢いを感じるわ~~、裁判での彼のあの追い詰めっぷりは憎らしいほど堂々としていましたねぇ。


殺人後のバーニーの行動にはいろんな矛盾や疑問を感じるし、最後の最後まで・・いったい「バーニーという人物をどう捉えたらいいのか」分からない~
もやもやする~~

けれど、こんなに人々に愛された人物が殺人を犯してしまった・・(いくら嫌われ者でも殺されてもいいはずないし!)それはなんとも哀しいことでした。

それにしても・・・やっぱり。
実際服役中の方の役を演じるのって、勇気と覚悟がいるんじゃないかなぁ・・。
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