2014
02.28

「モリエール 恋こそ喜劇」

モリエールちらし


1644年、22歳の駆け出しの劇作家モリエール(ロマン・デュリス)は、旗揚げした劇団の借金が膨れ上がり、債権者から追われる身。

そんな彼を救ってくれたのは金持ちの商人ジュルダン(ファブリス・ルキーニ)。
借金の肩代わりと引き替えに、ジュルダンの演劇指南役として雇われることになったモリエールだが・・・・。


笑いの中に人間の本質を描き出し、17世紀フランスを代表する劇作家として名高いモリエール。
『人間嫌い』を昔読みました。でも、モリエール本人についてはほとんど知りません~

若き日の彼には、数か月に及ぶ謎の空白期間があるそうです。
本作はそこにヒントを得て実はこんなことがあったのでは?というフィクションを作り上げたのですが、
これが実に面白くて、なおかつ、本当にそうだったのでは?と思わせるような説得力に溢れた出来栄え


あぁ・・・、いいもの観たわ!!(しみじみ・・・)


可笑しくて、楽しくて、でもドキドキして、切なくて。最後にはほろり・・と泣かされて。
エスプリの効いたモリエールの喜劇のような作品でしたね~。
『町民貴族』や『タルチュフ』など、モリエールの作品に登場する人物たちを用いるという凝りっぷり。


金持ちの商人ジュルダンに窮地を救われたモリエールは、代わりにジュルダンが恋心を抱く若き才女セリメーヌの愛を得るための演劇指南役として雇われることに。
もちろんジュルダン夫人には秘密なので、(次女の教育係の)神父として屋敷に潜り込むのですが・・・、鋭い夫人はすぐに偽物だと見破ってしまう。
けれども、モリエールが買いた戯曲を読んだ夫人がそれを気に入ったことから・・・二人の間はどんどん親密になってゆくんですねぇ。

「ムッシュ」
「マダ~ム」

この掛け合い、呼び合いが作中何度もありましたが、そのたびごとに違うニュアンスが感じられるのも面白い。
二人が、壁越しに(互いには聞こえてないんだけれど)鏡の前で会話を繰り広げる場面は舞台の演出のように粋でした。




モリエール

ロマン・デュリス、ブラボー
時には情けなく、時には可笑しく、だけど、演劇に対する情熱や、純粋さがとても魅力的な青年モリエールを好演
ぼさぼさっぽい長髪に濃い髭、胡散臭いはずなのに可愛&カッコよく見えるから不思議です。


モリエール2

モリエールと愛し合うジュルダン夫人を演じたラウラ・モランテはイタリアの女優さんですって。
夫に顧みられず、こどもへの愛情と教育に力を入れる知性的な顔と恋に落ちた人妻の情熱、両面を素敵に見せてくれました。ブルーのドレスの胸元にドキッ。

小悪魔的なセリエーヌ、リュディヴィーヌ・サニエは、こういう役ぴったり。


そしてこちらもブラボーな!!ファブリス・ルキーニ

きょとん!としたまあるい目、お金持ちで人が良くて、貴族に憧れていろんな習い事をするけれど上手くならず、不器用で可笑しい。
奥さんを放っておいて若いセリエーヌにうつつを抜かすんだけれど、どこか憎めない「かわいい人物」でした。

彼がモリエールにウマの演技指導を受けるシーンには大爆笑!!
いろんな種類の馬を演じるデュリスの演技にも脱帽です。


セリエーヌへの求愛、長女の結婚にドラント伯爵の画策・・人の欲や裏切りや嘘・・、醜いはずの部分もどこか滑稽で可笑しい。
涙を笑いにする喜劇を創って欲しい!
夫人の願ったモリエールの世界が、まさにこの映画で繰り広げられていたんですね~♪


もっとモリエールの戯曲、読んでみようかな~♪



ちょっぴりお茶のシーン、発見!

外から帰ってきたジュルダンが召使いに「タイムのお茶を!」と言うシーンがありました♪

タイムは、抗アレルギー作用があるハーブ。
花粉症・のどの痛みも改善してくれるそうですよ~、キリッとしてちょっぴり苦みがあるので、ジュルダンみたいにハチミツ入りで飲んだ方がいいかもしれませんね。

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コメント
こんばんは。
今日未明の地震は大きかったようですが、瞳さん、ご家族の皆さん、ご無事でしたか??
ニュースを観ましたが、怪我人や家屋の倒壊などの被害もあったんですね、怖いですね(-_-;)
もう、日本のどこに居ても地震は避けられないのでしょうか??
せめて備えだけは、しっかりしておかないとねぇぇ。
と言いつつ、重い腰が中々上がらない私(反省)

この映画、私も大好きです!
可笑しくて、悲しくて、まさに悲喜劇そのものですね。
ポスターなど観ていると、サニエちゃんが大きく写っているので、観るまではサニエちゃんがヒロインかと思っていましたよー^^;
モリエールと夫人の悲恋に最後は涙してしまいました。
それにしてもルキーニさん、おバカ加減が最高ですね♪
昨日「屋根裏部屋のマリアたち」をルキーニさん目当てで観たのですが、私、ルキーニさんが大好き!!だと気付きました・笑
悪役も普通の人も面白い人も、全部素敵に演じられる人、そうはいないです♪
久しぶりに目が❤です^^;

初孫が早産で1月の終わりに生まれました。
もう新米ママとふたりでバタバタの日々ですが、少し落ち着いて来たかな~~
しかし、よく言われる事だけど、本当に孫って目に入れても痛くない程可愛いですね。
毎日顔が変わるし、表情も豊かになってきて、メロメロです♪
バァバの先輩、瞳さん、このままでは孫に甘過ぎるバァバになってしまいそうなので、いろいろ教えて下さいね。(^^)v

春までもう少し、体調に気を付けて過ごしましょうね。
また遊びに来ますね(^^)/
みぬぅdot 2014.03.14 21:34 | 編集
>みぬぅさん

こんばんは。
ご心配いただいてありがとうございます~、はい、大丈夫です。
あの時間のあの揺れ、怖かったです。息子が2階から慌てて降りてきました。
そうですね~、私も備えておけなくっちゃ!と思いつつ、油断してしまいます。今回こそはちゃんとやっておかなくては。

わ~、みぬぅさん、ご覧になっていたんですね。嬉しいな♪
私もこれ大好きです。
そうそう、サニエちゃんがヒロインだと思ってしまいますよねぇ。
夫人を演じたラウラ・モランテさん、すごく良かったわ。
最期のシーン、私ももらい泣きしてしまいました。
ふふ、ルキーニさん、最高ですよね!!
「屋根裏部屋のマリアたち」はい~!あの作品のルキーニさんも可愛いヒトでしたね。
おお~、みぬぅさんの目が❤に~(*^_^*)

初孫チャン、誕生、おめでとうございます~~。
男の子かな?女の子かな?どちらでも、すっごく可愛いでしょうね。

>しかし、よく言われる事だけど、本当に孫って目に入れても痛くない程可愛いですね。
そうなの!そうなの~!!
私もそう聞いていたけれど、実際できたら、これがもう、本当に可愛くて。
もうすでに、孫に甘すぎるバァバです、私(爆)

パパやママがこう!と決めていることだけは、やぶらないように・・と心がけていますが、それ以外は甘々~。
ソースケに「バァバんちは天国やなぁ」と言われてぎゅぎゅ!と抱きしめたい気持ちになって喜んでいるメロメロっぷりですヨ。
またお孫さんのお話、聞かせてくださいね。

今年の春は気温の変化が激しいですね。みぬぅさんも気を付けてお過ごしくださいね。
お孫ちゃんも健やかに大きくなりますように~♪


dot 2014.03.16 22:39 | 編集
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