2014
02.23

「オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主」

オッド


オッド・トーマスはダイナーに勤務する20歳のコック。
ごくごく普通の若者に見える彼だけど、実は彼には霊能力があった!
死者が見える彼は、訴えかけてくる霊を放っておけず、殺人犯人を捜し出してしまうのだ。

ある日、ダイナーの客に憑りつく大量のボタッハ(悪霊?)を目撃したオッドは、この街で惨劇が起こることを予見し、なんとか街の危機を救おうとするのだが・・・。


変身もしない、必殺の武器もない、
等身大のご近所ヒーロー、オッド・トーマス。
うんうん、これ、アントン君にぴったりのキャラクターじゃないかしら~。

彼にあるものといえば、死者や悪霊が見えるという霊能力なんだけど、だからといってそれは武器になるものじゃない。
霊に導かれて犯人が分かったり、なにか悪いことが起こる場所を探り出してしまうけれど、

そこで犯人と対峙するときの彼は、まるっきり普通の一般人なのだから。

それなのに死者を放っておけない彼の頑張り、霊にかける優しい言葉、
なんだかとっても応援したくなるヒーローです。

でも、これまでの過去の体験から意外に腕っぷしを鍛えてあるんですよねぇ、エライ!


舞台になる町もこじんまり、暖かく見守ってくれる理解者の警察署長(ウィレム・デフォー!)や、運命の恋人ストーミーとの仲睦まじさ。
こんな能力を持っていたら大変なこともいっぱいあるのに、それでもやっていられるのは、彼らの存在があるから。
何もかも打ち明けられるこんな恋人がいたら、どんなに心強いでしょう。

オッドが犯人を見つけるために危な~~いコトをやってる最中に、彼女からの電話が鳴ってドキッ。
彼女は仕事中、アイスクリームショップでイヤホンつけながら会話するシーンも微笑ましい。


オッド君の語りも軽妙だし、すごく小品っぽくって、軽~~く観れる作品だな(犯人分かっちゃったし)
海外ドラマっぽい?なんて思いながら観ていたら。


最後にあっと驚きの、
まさか、まさかの切なさの波がざざーーーーーん。

「そ・・・そんなぁ」


運命のふたり

くしゃくしゃになって涙するオッドにもらい泣きしてしまいました。

あぁ・・・ガンバレ、オッド~~



オッド・トーマスの霊感 (ハヤカワ文庫 NV ク 6-7)オッド・トーマスの霊感 (ハヤカワ文庫 NV ク 6-7)
(2009/03/31)
ディーン・クーンツ

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原作、すごく分厚いです!買ってしまいました。
500ページくらいある長編なんですねぇ。映画はコンパクトにまとめてありましたが。

映画ではカットされた魅力的なキャラクターたちや複雑な父母も登場します。
オッド君にこれほど辛い少年時代があったなんて・・、ますます、彼を応援したくなりました。


そしてこれシリーズなんですね、ぜひ映画も続編作って欲しいな。
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