2014
02.01

「愛について ある土曜日の面会室」

愛について


サッカークラブに通う真面目な少女ロールは、ある夜知り合った自由気ままな少年アレクサンドルと恋に落ちるが、
彼は警官への暴力により逮捕されてしまう。
未成年のため、面会には保護者が必要と聞かされたロールは、知人の医者アントワンに付添を頼む。

仕事も恋人との関係もうまくいっていないステファン。
ある日、暴漢に襲われた恋人を助けてくれたピエールと知り合った彼は、ピエールから彼に瓜二つの受刑者と「入れ替わる」という奇妙な依頼を持ちかけられる。多額の報酬に心は揺らぐステファンだが・・・・。

アルジェリアに住むゾラに、フランスで暮らす息子の訃報が届く。
息子は何故殺されたのか、死の真相、その理由を知りたいと激しく願うゾラは、加害者の青年フランソワの姉と知り合っていく・・・。


舞台はフランス、マルセイユ。
それぞれの事情を抱えた3人の男女が、土曜日、刑務所の面会室へと赴く・・・。

まだ若いティーンの少女ロールは、恋人アレクサンドルの子どもをお腹に宿し、
アルジェリアからやってきたゾラは、殺された息子の死の真相を加害者であり、息子の恋人でもあったフランソワから聞きたいと願い、

仕事も恋人との関係も上手くいかないステファンは、彼にソックリだという収監された囚人と入れ替わって欲しいという奇妙な依頼を受けて・・・。


年代も環境も全く違う、お互いに全く知らない者同士である3人のエピソードは、どれも1つの映画として成り立つのではないかと思えるほどの重さをもったドラマ。
そんな彼らの姿、ドラマを群像劇で描き、
最後には、土曜日の「面会室」という一つの場所で、彼らの人生は交差していく・・・。


三人三様のエピソード、どれもとても気になるものでした。
ロールとアレクサンドルの恋、真面目な少女は奔放な若者の魅力に惹かれてしまうのね
ちっともアレクサンドルがイイとは思えない私は、「おやめなさいよ~!!」とずっと言い続けていましたヨ(親にしたら一番付き合って欲しくないタイプね 苦笑)

ロール

ロール役の彼女、瑞々しくってとても愛らしい

彼女が付添を頼んだ医者アントワン、彼がとっても気になったわ~。大人としてちゃんとしたアドバイスをするわけでもなく、ちょっと離れた不思議な空気を醸し出しているんだけれど・・、彼女を見捨てることもしない。

ステファンのパートは、彼自身のキャラクターが優柔不断というか、「どうするんやねん!」タイプだし、腐れ縁のような恋人とのシーンにも気がめいったけれど、
彼がピエールの怪しい依頼を受けるのかどうか、とにかく気が気じゃありませんでした。
ピエール、アブナイ匂い、プンプン~

面会室で、うり二つの2人!(あんなに似てたら・・看守たちもあれ!?と思わないのかしら)が向かいあうシーンには、最後までどうするのかとハラハラしました。


ゾラのパートは、彼女自身の静かな哀しみがず~~っと漂っているかのようでしたね。
そこにフランソワの姉の悲しみ、辛さも加わって・・・、ゾラと知り合ったことで少し明るくなってきた彼女、私は正直ゾラよりも彼女が気になりました。


土曜日、面会室に向かう3人。
少年への想いが、愛といえるものなのか・・・そんな自信も持てない少女、
恋人への愛情、その生活を守りたい・・・そんな思いから、アブナイ依頼を受けることを決意したステファン、

息子の人生を知りたい、母の想い。

この面会が彼らのこれからをどう変えていくのか、彼ら自身にも分からないそんな不安感が渦巻く中、
短い面会時間(30分くらいなのかな?)に映し出されるシーン、その緊迫感に圧倒されました。

面会を終えて・・・外に出てきた彼ら。
3人のこれからも、とっても気になります。

トラックバックURL
http://teapleasebook.blog26.fc2.com/tb.php/676-57fd2b6d
トラックバック
レア・フェネール監督 ファリダ・ラウアッジ デルフィーヌ・シュイヨー レダ・カテブ ディナーラ・ドルカーロワ マルク・バルベ ポーリン・エチエンヌ ヴァンサン・ロティエ  フランス、マルセイユ。ある土曜日の朝、ロール(ポーリン・エチエンヌ)、ステファン(レダ・カテブ)、ゾラ(ファリダ・ラウアッジ)の3人はそれぞれの悲しみや痛みを受け入れ、運命を切り開くために刑...
愛について、ある土曜日の面会室 dot PORUKA’Sdot 2014.02.09 17:46
コメント
瞳さん、こんにちは~。
そちらは雪、大丈夫でしたか?
静岡も雪の予報でしたが、雨でした。

面会室に向かう3人のエピソード、それぞれに引きつけられましたね。
そうそうアレクサンドル、娘と付き合って欲しくないタイプですよね、こんな彼だと心配です(>_<)
ロール役の彼女は強さと脆さ両方をうまく演じていて、とてもよかったですね。
そっくりな二人を見た看守、そういえばリアクションなかった気がする(^_^;)
ゾラのパートは重かったですね~ゾラと仲良くなったセリーヌが、真実を知ったショックは大きかったと思います。
私も彼女がとっても可哀そうに思いました。
余韻が残る終り方もよかったと思います^^

「あんず飯泥棒」おいしそう~食べたいですぅ~
あんずが大好物で、コンビニでドライフルーツのあんずをよく買ってるんです。
しょっぱいあんずって初めて知りました@@
お孫さん、楽しみですね^^
木のおもちゃ、かわいくてやさしい感じがしていいですね。
ポルカdot 2014.02.09 17:43 | 編集
>ポルカさん

こんばんは。
温暖な香川には珍しく、なんと積雪~!普段全く降らないので車での出勤、怖かったです。

3人のエピソード、どうなっていくのか、気になりましたね。
アレクサンドル、自由奔放すぎる~、お子ちゃますぎる~、娘の彼には絶対したくないタイプですね。

ステファン、最後の最後までどうするんだろう・・ってハラハラしました。

セリーヌ、ゾラのことを知ってしまったシーン、悲しそうでしたね。ゾラが息子のシャツを着て面会に向かうシーンも印象的でした。

面会後の彼らも写していましたよね、気になるラストでした。

日記ブログ見てくれてありがとうございます。
あんず、美味しいですよね、私も大好き。
しそ漬けにすると本当に梅干しみたいですよ~。

木のおもちゃっていいですよね。あったかい感じがします。
おままごともいろいろあって、楽しいです。
dot 2014.02.10 22:13 | 編集
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top