2014
01.25

月イチ★クラシック 「危険がいっぱい」

危険がいっぱい

キャスト(アラン・ドロン、ジェーン・フォンダ、ローラ・オルブライト、アンドレ・オウマンスキー )

ギャングのボスの女房に手を出したことから、命を狙われる身となった、いかさま師の青年マルク。

追っ手から逃げて、逃げて・・・やっとのことで逃げ込んだのは救済院(教会?)。
そこで慈善のために訪れる裕福な未亡人バーバラの目に運よく止まった彼は、彼女の屋敷に住み込みの運転手として雇われることになるのだが・・・・。

ひと月に1作品は、昔懐かしい~クラシック作品も観ていきたいなぁという、ただの思いつきから、
月イチ★クラシックはじめました

今月はアラン・ドロンの「危険がいっぱい」
1964年のフランス作品です。
監督はルネ・クレマンというと、もちろん名作「太陽がいっぱい」のコンビ
それをもじっての邦題なのでしょうね
でも、ドロンの作品ほとんど観てるはず!と思っていたのですが、これの記憶がないとは・・

しかし、こんな(二匹目のドジョウのような)邦題をつけられた本作、これ、とっても良かったわ~~!!


お金と女が好きで、だけど媚びるのも縛られるのも大嫌い。
いかさま臭はしても・・そのルックスの魅力には逆らえない。

まさにドロンの魅力、ここにあり~~です、あぁ・・・久々にうっとりしちゃいました。


冒頭、(ギャングが待ちうけてるとも知らずに)ホテルのロビーで、ラケットを器用に回して見せるお茶目な登場シーンから、速攻クラクラ
海に飛び込んだり、車の前に飛び出したり、さんざん追われて逃げるようなシーンでさえ、彼の一挙一動のしなやかさから目が離せません~。


マルクは、大富豪の未亡人バーバラと、従兄弟メリンダの住むお屋敷に運転手として雇われるんだけれど
運転手の制服を買いに行くシーンでは(ぴったり合う気に入った服がない!)と中古のパイロットの制服を選んじゃう。
それがまた!!!
似合うのだわ~~、ドロンだからねぇ。


マルクと未亡人バーバラ、そしてメリンダ。
3人(と実はもうひとり)お屋敷は秘密の匂いがプンプン~。

バーバラを演じるローラ・オルブライト、メリンダ役はなんとジェーン・フォンダ、二人の魅力も素晴らしい。

原題の“Les félins”って、ネコ科の動物という意味らしいんだけれど、たとえるとバーバラは妖艶なヒョウのようなイメージで、
メリンダは子猫ちゃん(映画の中でもマルクにそう言われてましたっけ)
映画によっては犬系?かなと思えるドロンも本作ではネコのイメージ。
縛られることを嫌う野良猫かな。

実はバーバラにはある秘密があって、マルクを利用するために連れてきたんだけれど、飼い猫のはずが、したたかな野良猫(マルク)の魅力に惹かれていってしまう。
本心を明かさない大人の駆け引きの匂いのするラブシーンも、美しい男女だととんでもなく魅力的。


しかーーし!!
実は一番怖いのは、駆け引きや計算に長けた大人のネコじゃなく、
本能のまま、欲するもののために行動する無垢な子猫ちゃんだったのダ!

やられましたねぇーーー、あぁ・・あれからマルクはどうなってしまうのかしら。
フラフラ~~とめまいのようなラストシーンも印象的でした。

モノトーンの光と影の映像も美しい、大満足の1本です。

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