2014
01.20

「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」(追記あり  原作も!)

ウーマン・イン ちらし

19世紀末のロンドン。
若き弁護士アーサー・キップス(ダニエル・ラドクリフ)は、4年前に妻を亡くした悲しみからいまだ立ち直れずにいた・・。
仕事の成績も思わしくない彼に事務所の所長は、田舎町クライシン・ギフォードにある“イールマーシュの館”に向かい、他界したアリス・ドラブロウ夫人の遺産管理のため、書類の整理をするよう命じる。

だが・・・町に到着した彼を待っていたのは、地元弁護士や町の人々の追い返そうとするそっけない態度と、人里離れた沼地で陰鬱に佇む館の存在だった・・・。


↓ラストについて、ネタバレが少々あります、未見の方はご注意くださいね。


やはり・・どうしても“ハリポタの”(と言ってしまう)ラドクリフ君が主演した英国ものホラー。

ちょっと油断してしまったわ、こんなに怖いとは思ってもみませんでした~


ウーマン・イン・ブラック2

ラドクリフ君もずいぶんと大人の雰囲気を漂わせているではありませんか
若いながらも4歳の息子を持つ「パパ弁護士」という役柄なのですが、
最愛の妻が死んで4年が過ぎても・・いまだ彼女の影を追い続けているという哀しい暗さを秘めた表情がとてもイイのです。

そんな彼が仕事で訪れたのが、田舎町クライシン・ギフォードにある“イールマーシュの館”。
この館がなんとも広大な沼地に囲まれていて・・・潮が満ちれば館のまわりはまるで海のようになってしまう。

このロケーション、すごいですねぇ、いったいどこで撮影したのでしょう。

ウーマン・イン・ブラック

↑この後ろに広がっているのが・・・広大な沼地です。


お屋敷の中・・・

お屋敷の中も、お約束通り不気味に荒れているのですが・・、これまたお約束通り、夜にひとりでお屋敷に泊まりこんで仕事などしたりするので(仕事は昼間だけにしましょう!!)
見ざる、聞かざる、言わざるのポーズをした猿たちの像がやけに不気味だったり、いきなりオルゴールが鳴って飛び上がったり、
誰も乗ってもいない揺り椅子が動き出して・・思わずひぇぇぇぇぇ~~

階段の向こうや、廊下の突き当たりのドアをカメラが思いっきり引いて撮ってると思ったら・・・そこに黒い女の姿がぁ・・・もうひゅるるるる~~(コワいぃぃ)

あぁ、でも一緒に館で泊まっていた忠実で可愛いワンコはちゃんと吠えて教えてくれるんですよね!なんて、イイコなんだ!!

アーサーが調べていくうちに、館に憑りついた(黒い服の)女の霊の正体は判明し、自分から息子を取り上げ、そしてその息子が沼地で事故死してしまった(遺体は回収されず)ことに怒りを覚えている・・ということは分かるのですが、
それにしても・・・・(全く関係のない)町の人々にしたらなんという逆恨みというか、とばっちりもいいところ。

あくまでドラブロワ夫人たちの身内の問題なんですけど・・・。

冒頭、3人の愛らしい少女がお人形遊びをしていて(小さなティーポットでお茶を淹れる真似とかしてたり)突然、何かに魅入られたかのように窓から飛び降りてしまうシーン、衝撃的でした。

町の子どもたちを死へと向かわせる黒衣の女の、怒り、悲しみを鎮めるためにアーサーはある行動を取るのですが・・・これはかなりビックリ!
ちょっと無理があるかなぁ・・と感じました。(そんなに早く見つかるのなら・・ね)

でも、これでやっと怒りもおさまった!?と思いきや

ええ~~~~!!そうなっちゃうの!??・・というラストが待っています。



これ、どういうことなんでしょう。

黒衣の女を“見たら、逃げられない”
この負の条理からは決して抜けられないということなのでしょうか。
ただ・・、最後のアーサーの表情があまりにも嬉しそうで・・もうずっと妻の影を追い続けてきた彼にようやく安らぎの時が訪れた・・。
もしかして、これが霊のお返し(?)っていうことになるのでしょうか。

うーーーーん、複雑だ・・・。


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スーザン・ヒル

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そしてこの作品、原作が英国伝統のゴーストストーリーとして知られているそうなのですよ~。
怖そうだけど(夜ベッドで読んだりしたら・・・とんでもないことになりそう)気になる・・・・。


(ここから追記です)

最近とみに(腰痛+体重増加で)フットワーク重い私ですが、こういうことに関しては、行動速し
速攻原作を購入し、夜になる前に読んでしまいました~!!

クリスマスイブの夜から始まる物語、作者のスーザン・ヒルはディケンズの『クリスマスキャロル』を再読しながらこの物語を書いたとか・・。

冒頭登場するのはすでに中年になったアーサーですが、(回想部分での)若き日の彼は、映画とは全く違ったキャラクターでした!
ダニエル君が演じたアーサーは、亡き妻の影を追い求めているかのような陰の魅力をまとっていたけれど小説のアーサーは、熱意や野心もあり、愛するフィアンセのいる若き弁護士。

そんな彼が“うなぎ沼の館”(と小説では訳されています)で身の毛もよだつ体験をし・・・肉体的にも精神的にも大きなダメージを受けながらも、やがてロンドンに戻り、フィアンセと結婚をして。

ほぅ~~~~と一息ついたその後の、ラストエピソード。
冷水を浴びせかけられたかのような・・怖さ、哀しさが待ちうけていました

あぁ・・・なんとも恐ろしい。
映画のラストは、どうにも微妙~~な感じだったので、きっぱりと、まぎれもない怖さを叩きつけた原作のラストの衝撃に驚きました。


そうそう、原作にもスパイダーというワンコが登場して、その愛らしさで恐怖をやわらげてくれましたよ。

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ゴシック・ホラーの雰囲気はいいよね・・・ ダニエル・ラドクリフくんの演技がどうも残念で・・・ THE WOMAN IN BLACK 監督:ジェームズ・ワトキンス 製作:2012年 イギリス・カナダ・スウェーデン 上映時間:95分 原作:スーザン・ヒル 「黒衣の女 ある亡霊の物語」 出演:*ダニエル・ラドクリフ *キアラン・ハインズ *ジャネット・マクティア ...
ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 dot RockingChairで映画鑑賞dot 2014.01.28 16:45
コメント
瞳さん、こんにちは!
こちらでコメントは初めてですが、
私も何回か覗かせていただいてました。(^_^)
ポルカさんとlatifaさんのお友達なんだ~・・・って、
なんだか私にとっても身近な方のように勝手に感じてました(^▽^;)
なので、コメントいただいて凄く嬉しかったです★

この映画、ダニエル・ラドクリフくんのあまり変化の無い表情が
私にとっては物足りなかったんですが、
あれは哀しい暗さを秘めた表情だったと捉えたら良かったんですね(^^;
そうそう、これは結局、逆恨みのひどいお話でしたよね。

あらっ、瞳さんは原作のほうもすぐに読まれたんですね!
気になるのはラストエピソード!!
映画のほうはハッピーエンド?とも解釈できる終わり方だったけど、
原作はどうやら、最悪の結果という感じなんですね・・・ふ~む。

TBさせていただきますね。
では、またお邪魔させて下さい☆
YANdot 2014.01.27 16:57 | 編集
>YANさん

こんばんは~。
いらっしゃいませ♪
わぁ、以前にも来てくださってたんですね、ありがとうございます。
身近に感じてくださって嬉しいです(*^_^*)

おお!YANさん、この作品もご覧になっているんですね、それは後でまたお邪魔させていただかなくては!
そうでしたね!ラドクリフ君、物思いに沈んだ表情ばかりだったので、たまには笑顔も欲しかったですね!(^^)!

村の人たちが、特に関係もしていないのにトバッチリ受けているのが全く気の毒でした。

原作、そうなんですよ!!
すでに中年になったアーサーが若き日を回想しているのですが、この終わりが・・・なんとも辛いものでした。

TB、私も「トランスワールド」の記事にさせていただこうとやってみたのですが、なぜだか反映されませんでした・・、残念。またチャレンジしてみますね。

dot 2014.01.27 19:26 | 編集
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