2013
07.29

「人生、ブラボー!」

人生、ブラボー!  [DVD]人生、ブラボー! [DVD]
(2013/07/12)
パトリック・ユアール、ジュエリー・ル・ブルトン 他

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過去に行った693回の精子提供を通じて、突然533人の子どもの父親だと告げられ、さらにその中の142人の子どもたちから身元開示の裁判を求められた42歳、独身男ダヴィッド(パトリック・ユアール)。

思ってもみなかった事実に戸惑うダヴィットをよそに友人の弁護士(アントワーヌ・ベルトラン)は名前を上げるチャンスと裁判の準備に意気込む。

渡された子どもたちのリストの中の1枚を垣間見たダヴィッドは、その中に自分の応援するサッカーチームの有名選手がいることに驚き、それをきっかけに自分の子どもたちに興味を持ち始めるのだったが・・・・。



693回もの精子提供で(生物学上の)子どもたちが533人・・・って

ええ~~!!そんなのあり得ない~
そもそも、一人の男性がこんなに精子ドナーになれるものなのなのかしら~?

・・・と、首をかしげちゃうトンデモナイ設定の本作ですが、
各国の映画祭で多くの観客賞を受賞しているというのがなるほど、納得!!頷ける
なんとも味のある魅力に溢れた作品なのでした

家族で経営する精肉店で配達の仕事を任されながら・・・仕事は遅いわ、多額の借金は抱えているわ、妊娠した彼女に(子どもの)父親になって欲しくないと愛想を尽かされてるという、ダメダメ中年男ダヴィッド。
見た目も確かに・・・ダメダメ&いい加減感アリアリ(苦笑)

だけど、そんなダヴィッドが、見るつもりのなかった子どもたちリストを見てしまい、
自分のDNAを引いた子どもたちがいったいどんな子たちなのか、初めはただ見守るつもりだったのに、
役者志望の青年にはオーディションに間に合うように車を貸し、代わりに店番をし、
薬物依存症の女の子を病院に運び、ストリートミュージシャンの彼の歌を毎日足を運んで聞きに行き、障害を持つ子どもを病院に訪ね・・。

夢を持つ彼らのために、力を貸そうとするその姿が、(要領悪くても)なんともあったかい
子どもたちの悩みや夢に素直に共感できるのは、自分も決して成功したオトナじゃないからなのかもしれないし、だからこそ、彼らの頑張る姿に、ダヴィッドも少しづつ成長していくところがとっても自然に描かれていて気持ちいい~

気が付くと、あら!!ダヴィッド、いつのまにそんなイイ顔に
おまけに、昔むかしの精子提供バイトで得たお金を、ダヴィッドが何に使ったのかを知ったら、もうほろり~


スターバックス(精子提供の時に使った偽名)の子どもたちはとっても大勢なので、全員とのエピソードがあるわけではないけれど、
くすくすっと笑わせたり、時にハッと気づかされたり(ダヴィッドがうっかりと口にした「本当の家族」についての台詞のシーンとか)
胸がほわん~とあったかくなって。

ダヴィッド役のパトリック・ユアールさんの、ゆるゆるとした笑い顔にいつのまにか癒されていました。
味がありますねぇ。


子どもたちに名乗り出たい、でもメディアに騒がれすぎて恋人や家族にも言い出せない。
裁判に勝てば借金を返すことが出来るし・・・と、ジレンマに陥るダヴィッド。さてどうなるかしら。


最期は、あぁ、なんともあったかい、嬉しい結末です

甘すぎる~と言われるかもしれません、そんなに都合よくいかんよ~とも。
でも!イインデス。

ダヴィッドの父親の男気が嬉しくて。
「命をもらったことが嬉しいだけなんだ」スターバックスの子どもたちのこの言葉が沁みる~。

そして、世界一大勢の家族の、あの抱擁の輪に思わず涙、涙

泣いて笑って・・、とっても気持ちいい、元気をもらえる作品です。ブラボー!!

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