2013
06.02

「恋のロンドン狂騒曲」

恋のロンドン狂騒曲 ブルーレイ [Blu-ray]恋のロンドン狂騒曲 ブルーレイ [Blu-ray]
(2013/05/24)
アントニオ・バンデラス、アンソニー・ホプキンス 他

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ある日突然、死の恐怖に襲われたアルフィ(アンソニー・ホプキンス)は猛然と若返りの特訓に励み、
挙げ句の果てには40年連れ添った妻を捨て、金髪のコールガールと結婚することに!
夫に捨てられ茫然自失のヘレナ(ジェマ・ジョーンズ)は、インチキ占い師の予言だけが心の拠り所。

そんなアルフィとヘレナの娘サリー(ナオミ・ワッツ)も夫ロイ(ジョシュ・ブローリン)との夫婦関係が危機状態。
サリーは勤務先のギャラリー・オーナーのグレッグ(アントニオ・バンデラス)に胸ときめかせ、
ロイは向かいの窓から見える赤い服の美女ディア(フリーダ・ピント)から目が離せなくなっていく・・・。

果たして、彼らの恋の行方は・・・!?



『ミッドナイト・イン・パリ』は去年のFavorite映画、№1
ますますパリに恋しちゃったなそして改めてアレン監督に乾杯~♪の思いでいっぱいになった作品でしたヨ。

さて・・今度の舞台はロンドン(といっても・・・実はこちらの方が先に撮った作品だとか)です。
いったいどんなアレン節を見せてくれるのかしらと思ったら。

う~ん、パリとはまた全然違う、でもしっかりとアレンワールド

人生はから騒ぎ!そんな言葉がまさにドンピシャ、
いくつになっても、結婚もしていても・・、でももっと自分を輝かせてくれる人がいるんじゃないか!ぴったりの相手はあの人なんじゃないか・・。
幸せになりたい~!
そんな想いにもがく男女の姿を、ユーモラスに、軽妙に、でもとっても残酷に。皮肉もた~っぷり効かせて奏でました。

まずアルフィ。
なんと40年連れ添った妻をあっさりと捨て、スタイルは抜群!でも知性は・・?な、自分の半分ほどの年の女性と再婚・・・。
これってもしや、監督、その昔の自分?なんて思ってしまったのは私だけではないはず

上手くいかないのはミエミエのこのカップル、思った通りの展開を迎え、アルフィはなんとも手痛い目にあってしまいます。

恋のロンドン

こちらはサリー&ロイ夫婦。
結構お似合いじゃない?と思うんだけれど・・、こちらもお互い思うことがどんどんと溜まってきてる。

ジョシュ・ブローリンって、「MIB3」のイメージばっかりあったのでこういう役もすっごく上手い~!って感心?しちゃったけれど。
いやいや・・、窓辺の美女にばかり心を奪われ、しかも思うだけじゃなくってモーションまでかけちゃうってなかなかの自信家だよね。
なんと!そのアプローチに美女が傾いちゃったのは意外だったけれど(私だったら、断然婚約者を取る!
それ以上にビックリだったのが、事故に遇った友人の原稿を盗作(あぁ・・ロイ、君もか・・、「ザ・ワーズ」に続いて観たので)しちゃう。
でもねぇ、悪いことは出来ないよね。彼にはこのあと身も震える展開が待っているハズ。
昏睡状態の友人が瞬きしちゃうあの病室のシーンは、ロイには凍りつく思いだっただろうけれど・・・オカシイよね。あぁ、上手い。

そしてサリー。
彼女は頑張り屋さんだし、ナオミ・ワッツ綺麗だし・・、もっといい目を見るのかなあと思ったのに。とっても意外~!
グレッグに思い切って最後に問いかけてみたものの・・・あぁ、玉砕。あの時の表情がなんとも言えませんでしたね、気の毒~~って言ったらいいのか、プライドズタズタ。

あのイヤリングのシーンの使い方も絶妙でした。


母と娘

でもね、この狂騒曲、真の主役はこの人ですね。アルフィに捨てられた、サリーの母ヘレナ。
どんどんとスピリチュアルな世界に入って行くその言動に、振り回されちゃいましたヨーーー


なにかと言えば「占い師はこう言ったわ」ばかり繰り返す彼女に・・サリーたちではないけれど「いいかげんにしろーー
「私の前世はジャンヌ・ダルク」って、オイオイ
あげくの果てには「今は星まわりが悪いから・・」とな!!

サリーのキレっぷりも分かる!(母親に頼り過ぎとも思うけど)

再びすり寄ってきたアルフィをさらりと振った彼女はとってもカッコよかったと思うし、可愛い部分もあって憎めないんだけど、実際いたら一番困るし、口塞ぎたくなっちゃいそう

だけど、そんな彼女がこの恋のから騒ぎのラストシーンをちゃっかりと甘く締めるのだから・・またまた驚きですネ。

でも・・この先どうなるかは誰にも(占い師にも)分かりませんよぉ。



いつもながらに豪華な顔ぶれと、なんとも絶妙な間で交わされる会話の数々。

彼らのほとんどが、滑稽で皮肉めいた結果を迎えそうなところがなんともいえないけれど、
でも幸せを求め続けるそのバイタリティーはある意味すごいよねぇ・・・と妙なところで感心したエネルギー下降中の私です(苦笑)

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