2013
04.30

「遙かな町へ」

遥かな町へ [DVD]遥かな町へ [DVD]
(2013/02/27)
パスカル・グレゴリー、レオ・ルグラン 他

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漫画家トマ・ヴェルニアは、妻と二人の娘と一緒にパリで暮らしていた。
ある日出席した漫画展の帰り、列車を間違ったトマが降り立ったのは、郷里の田舎町。

何十年ぶりに尋ねた母のお墓の前で、飛び回る蝶に見惚れていた彼はいつのまにか気を失い・・、なんと!気づいたときには14歳の少年に戻っていたのだった・・・・!?



↓ ストーリー、ネタバレ部分がありますので未見の方はご注意下さいね。


地味映画推進委員会のメンバーさんからご紹介いただきました。
(私は読んだことはありませんが)日本の漫画家谷口ジローさんの代表作をあの「やわらかい手」の名匠ガルバルスキ監督が実写化した作品です。


主人公は、ちょっと日々の暮らしに疲れた感のある中年の漫画家トマ。ある日彼は思いがけず立ち寄ることになった郷里の田舎町で、なんとも不思議な体験をしてしまいます

目覚めると14歳の自分の変身~~~、1960年代にタイムスリップしていたのです。

この14歳のトマ少年、あまりの美少年にビックリーーー

トマ

48歳のトマさんには申し訳ありませんがワタクシ、ここで俄然シャキーーーン
目がランラン~~

48歳のオジサンが急に(自分とはいえ)14歳の頃に戻ってしまうのです。
戸惑いながらも、昔の友人、初恋の彼女との何十年ぶりでの再会に青春の日々を思い出してワクワクするトマ。

でも・・・ただワクワクしているわけにはいかない事情が彼の家族にはありました。
その年の父親の誕生日、トマの父は家族に何も告げず失踪してしまっていたのでした。

そのことを知っている今なら!父親の失踪のわけを知り、止められるかもしれない、いや、止めてみせる・・・その後苦労する母の為にも・・・と、やたら父のまわりをうろうろしてみたり、一緒に過ごしたがったり、
母親にもとっても優しく接したり・・。

急におかしなことを口走ったり、今までになかったことをするトマに家族や友人の戸惑う表情は、可笑しいんだけれど微笑ましくて。

もっと父親に自分の気持ちをちゃんと伝えていたら・・。
母にはもっといろんなことを楽しんでもらいたい。
釣りに出かけたり、お母さんを誘ってパフェを食べたり。一緒に洗濯物を取り込むシーンで、シーツにくるまったままでママと抱擁するシーンもいいな~
14歳だった頃には、当たり前のように思って気づいていなかった家族の存在、大切さ。
あぁ、私もこのくらいの時にはなんとも思ってなかったけれど・・・結婚して自分が家族を作った今だからこそ、いろいろと感じることがあるんだわねぇ・・としみじみ、ほろり・・としてしまいました。


お母さんがとっても美人サンなんですよね~♪妹チャンも可愛いし、トマと2人が部屋でダンスを踊るシーンがとっても素敵~♪ママをリードするトマ少年がめちゃめちゃ、サマになってる。

サマになってるといえば、友だち(この髪がクルクルンの少年もとっても可愛い)のママがやってるお店で、お酒を飲んじゃったりするシーンがあるんだけれど、煙草に火をつけてもらうシーンがあまりにも決まっていてドキドキ。
中身48歳なんだものね~(笑)

かと思うと朝食の一枚のトーストに何種類ものジャムやチョコを塗って、とっても嬉しそうにかじりついてるシーンが可愛いかったわ。




トマがなんとかして止めたかったお父さんの失踪、あの日、あの夜の駅でのシーンは、なんて切ないものだったことでしょう。
「おまえも大人になったら分かる」
中身大人のトマ君とお父さんの抱擁・・・

望んでいなかった人生をやり直したい!というお父さんの気持ち、今のトマ君には分かる部分があったのでしょうね
(たとえ望んでいなかったものだったとしても、あんなに素敵な奥さんと子どもたちと一緒に今の生活を楽しんで欲しかったな・・と私は思いましたが)

引き止めることは出来なかったけれど、彼がお父さんを想っているその気持ちは十分に伝わったのではないかしら・・そう思うとうるうる・・


過去に戻って家族と接することで、現在の自分の父親としての立場、娘たちは自分をどう思っているのだろうか・・、そうした彼の心情も細やかに見せて・・・暖かいラストシーンに繋げた、この映画、いいですねぇ。

60年代の田舎町の風景がなんとも郷愁を誘う、緑の美しさも印象的でした。


そして、実はこの映画、テーマカラーはブルーなんじゃないか?と勝手に思ってます。
トマ少年の洋服、ほとんどブルー一色でしたね!

朝食の席のカップ&ソーサーも鮮やかなブルーで目を奪われました。


明日の朝のトーストは、私もめいっぱいジャムやらシロップやらチョコを塗って食べようかな~♪
中身も外見も立派な中年ですが・・・いいよねぇ(笑)
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コメント
瞳さん、おはようございます~(^^ゞ

早速観て下さって、ありがとうございました。<(_ _)>
いつも丁寧な鑑賞と、優しい視線の感想で、瞳さんの感想を拝見するたびに、もう一度鑑賞したような、とてもお得な気分になれて幸せです。(^^)v
今回も、あぁそんなシーンもあったあった!と思い出すことばかりでした・・^^;

48歳のトマはグレゴリー・パスカル・・、私も余りタイプじゃないけど^^;、トマ君の方は、本当にブルーのシャツが映えるイケメン候補生ですね~~。
貼って下さった画像のトマ君、素敵!!

>>「おまえも大人になったら分かる」
>>中身大人のトマ君とお父さんの抱擁・・・
あぁ、ホントに何とも言えない気分で観ていました。
あまのじゃくの私は、大人でなくても分かるよ、身勝手だと言う事だけは・・、人の想いはそれぞれ、でも家族を不幸にしていい理由はどこにも無いよって。
そんな事を思って観ていました。

>>過去に戻って家族と接することで、現在の自分の父親としての立場、娘たちは自分をどう思っているのだろうか・・、そうした彼の心情も細やかに見せて・・・暖かいラストシーンに繋げた、この映画、いいですねぇ。
そうなんです! そこなんです! 48歳のトマが、父親の想いを直接?聞いて、そして自分を振り返った事が、この映画を温かいものにしてくれているんですよね。

中身48歳のトマ少年の様々なエピソードに、クスっとしたり、ドキっとしたり、なかなか演出も憎かったですね。
ラスト近くで、48歳に戻ったトマが乗った汽車に、多分原作者の日本人がカメオ出演していたと思うのですが、覚えていらっしゃいますか?
私の勝手な思い込みかもしれませんが・・。

今回も素敵な感想をありがとうございました!!!
また、何かお薦めを持って来ますね~(^^)/

みぬぅdot 2013.05.07 11:17 | 編集
>みぬぅさん

こんにちは。
こちらこそ、素敵な作品のご紹介ありがとうございました。
ビデオショップで見かけて気になっていた作品なのですが、お薦めいただいて観て・・・本当に良かったです。


> 48歳のトマはグレゴリー・パスカル・・、私も余りタイプじゃないけど^^;、トマ君の方は、本当にブルーのシャツが映えるイケメン候補生ですね~~。

うんうん!ビックリ、こんなイケメン君いたんだ~!!ととっても得した気分です(笑)


> あまのじゃくの私は、大人でなくても分かるよ、身勝手だと言う事だけは・・、人の想いはそれぞれ、でも家族を不幸にしていい理由はどこにも無いよって。
> そんな事を思って観ていました。

わかる~!!
私もこのお父さんの想い、そりゃあ、思ってもなかった人生になったとはいえ、自分が選んだ奥さんとあんなに可愛い子どもたち。
どうして置いていっちゃうかなあ・・・って。
あの綺麗な奥さんがそれからとっても苦労したっていうのを聞いて、よけい悲しくなりました。


> そうなんです! そこなんです! 48歳のトマが、父親の想いを直接?聞いて、そして自分を振り返った事が、この映画を温かいものにしてくれているんですよね。

そうでしたよね、ただのタイムスリップものではない、そういうトマの心情をちゃんと描いているところが好きだわ。良かったですよね。


> 中身48歳のトマ少年の様々なエピソードに、クスっとしたり、ドキっとしたり、なかなか演出も憎かったですね。

初恋の彼女に迫られて・・嬉しいんだけれど複雑で・・。「君はまだ15歳だ」なんて言っちゃったり。
こういう部分も面白かったですね。

はい!あの日本人の方、ジローさんですよね。私もきっとそうだろうなあって思いました。
優しい笑顔を浮かべていましたね。

私もまた、素敵な作品見つけたらお話に伺いますね~♪
dot 2013.05.09 13:13 | 編集
瞳さん、こんにちは!
おおー、これ、みぬぅさんからのおすすめ映画だったのねー!
3年前にご覧になられていたとは!!
私はこの映画の存在、全然知らなくて、ひょんなことから見たのだけれど、さっすが、瞳さんやみぬぅさんは、目のつけどころが違うわ^^

そー、そー!!そうなんだよ。
14才の時の主役が、びっくりするほど美青年だったので、ぐっと引き込まれちゃった(ゲンキンだなあー)
しかも、なんかこう・・・寂しげだけどピュアでもあり、でも達観してるところもあり・・魅力的なのよね。

大人になった頭で、かつての自分の両親に会ったなら、もっと優しく出来るよね・・・。感謝の気持ちを表現したりさ・・・。
良い映画でした★

PS ルームのレビューも読みましたよ!
あれも少年役の子が素晴らしかったよねー。
latifadot 2016.09.29 17:06 | 編集
>latifaさん

こんにちは。レス遅くなってごめんね~(>_<)
そうなの!!
私も全然知らなくて、地味映画でおすすめいただいて観たんだけど、とっても良かったわ~♪

>14才の時の主役が、びっくりするほど美青年だったので、ぐっと引き込まれちゃった(ゲンキンだなあー)
しかも、なんかこう・・・寂しげだけどピュアでもあり、でも達観してるところもあり・

分かる、わかる~!!
やっぱり美青年出てくると、気持ちぐっと上がるよね(笑)
乗り出すわ。
そうなの、中身大人っていう感じが時々見えたりして、でも少年っぽさも残っててすごく良かったよね。

自分が大人になってしかも子どもが出来たら、(自分の)親の気持ちってよくわかるよね。きっとこういう気持ちだったんだろうなあって思うことがよくあるわ。
私は子どものとき親が離婚して母がとっても苦労してたので、なおさら大事にしなくっちゃなあって思います。

「ルーム」も読んでくれてありがとう。
ジャック役の彼に感動したわーー。
dot 2016.10.04 11:24 | 編集
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