2008
04.29

「エンパイア・オブ・ザ・ウルフ」

エンパイア・オブ・ザ・ウルフエンパイア・オブ・ザ・ウルフ
(2006/07/07)
ジャン・レノ、アーリー・ジョヴァー 他

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原作は、あのヒット作「クリムゾン・リバー」の著者ジャン=クリストフ・グランジェ。
再びジャン・レノ主演で描くミステリーには、ヨーロッパ最大のタブーが隠されていた・・。


パリのトルコ人街で若い女性が顔を切り刻まれて殺される・・という残忍な殺人事件が相次いで起こる。被害者はいずれも不法滞在のトルコ移民。
一人調査に当たる若き刑事ポールは、トルコ街に精通しているという・・・刑事シフェールの助けを借りることにしたのだが、シフェールは暴力的な上に汚職の噂もある・・札付きの「怪しいデカ」だった。

一方、高級官僚の妻として、何不自由のない暮らしを送るはずの女性アンナは、8年もともに暮らしてきたはずの夫の顔が分からなくなる・・という記憶障害に悩まされていた・・。

ふたつの事件が結びつく時、姿を現したのは、恐ろしい組織の存在だった・・・。


若き刑事と、ベテラン刑事が組んで猟奇殺人の捜査に当たるっていうと、どうしてもあの「クリムゾン・リバー」を思い出しますね。
でも、「クリムゾン~」よりも面白く感じたのは、なんと言っても、ジャン・レノ演じる刑事の怪しさ!!人相も服装もとっても怪しい・・、最後の最後まで、いったいどっちの見方なのか、善なのか、悪なのか・って気を揉ますところと、若き刑事さんがね~、イ・ケ・メ・ン・・・なんですよ~(おいおい・・またかい!笑)。


そして、ふたつのストーリー、猟奇殺人と、アンナの記憶障害・・これがどちらもとっても気になる設定になってるんです。
形成手術で別人になってしまっている・・ということがわかったアンナの、隠された過去も気になりつつ・・、あの残忍な殺人事件を当たる二人の刑事からも目が離せないし・・。

なかなか、見ごたえがありました。

雨にけむるパリの街の陰鬱な風景も印象的だし・・おおっ!これはなかなか拾い物では・・と思いつつ・・後半に突入。

後半も怒涛のごとく、物語は進んでいきますが・・これがね、だんだんちょっと苦しくなってくるんですよ・・。

なにせ、登場人物も増えてくるし、何より、分からないのがトルコの国粋主義組織「灰色の狼」。
この存在が・・よく分からないんですよね。

↑の紹介で私、ヨーロッパ最大のタブー・・なんて書いちゃいましたが(映画の紹介に書いてあったので・・笑)、あちらでは、実在しながらも、その存在はタブーとされている組織だとか・・。でも、日本人の私達には、ちょっとぴんとこないのではないでしょうか。
このあたりが、後半取り残されてゆく原因なのかもしれません。

暗いパリのトルコ街から、イスタンブールの明るさ。
ラストには、なんとトルコにまで行っちゃう!という、サービスぶりですが、ちょっと詰め込みすぎているような気がして、逆にぎゅ・・と絞って描いたほうが良かったのではないかな・・と思いました。


でも、品のいいイケメン刑事と、ものすごく怪しいジャン・レノが見れたのは収穫でした!原作、どうなんだろう・・ちょっと読んでみたいかも。

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