2013
03.15

「世界にひとつのプレイブック」

世界にひとつのプレイブック (集英社文庫)世界にひとつのプレイブック (集英社文庫)
(2013/01/18)
マシュー・クイック

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映画がとっても好評みたいですね~♪
ジェニファー・ローレンスがアカデミー賞、主演女優賞獲得と聞いてますます観たくなりましたが・・・・・。

残念ながら香川では上映予定も今のところないようです(というか、四国で1館も上映館が無いってどういうこと・!?


↑のように書いていたらワーナーマイカル高松で緊急告知!4月6日~19日高松限定で上映が決定したそうです
ヤッターー
                     (3月31日追記)




なので、お先に原作を読んでみました

愛する妻ニキとの別れによって心のバランスを失ってしまったパット。
地獄のような場所(とパットが呼んでいる)からようやく実家へと戻ってこれたパットだけれど、
彼の心の中を今も占めているのは、ニキとの離れ離れのこの時にいつか終わりが来て、二人がまた運命的な再会を果たす日がくるだろうということ。

雲の上に銀色の輝きを見、映画のような人生にようやくハッピーエンドが訪れるその日のために、
身体を鍛え、(ニキの好きな)文学作品を読み、ひたすら親切な人間になろうと努力するパットだが・・・。




ニキとの運命的な再会までの果てしない日々
オレンジ色の炎がぼくの頭の中に入ってくる
レーズン・ブランを分け合える
家が散らかり放題でも気にしていない


・・ちょっと抜き出してみましたが、これ目次なのですよ~。
面白いですよね、
パットのつぶやきを書きだしたような、まるで日記帳みたいな言葉が並んでる~。


愛する人を失った痛手を抱えた男女のお話・・というと、もっとトゲトゲしてて辛くって・・という予想をしていたのだけれど、
ニキとの別れをいまだ認識しきれていないパットの、頑固なまでの純粋さというか、思い込み(たい・・のかもしれません)が、まるで初めて恋をしたかのような少年のようなナイーブさで語られて、それがとっても不思議な雰囲気を醸し出しているのですね。

もちろん、パットが怒りを抑えきれなくなったり、実家へ帰ってくるまでの年月に起こったことに対して大きなショックを受けたり、
精神的な面ですごく不安定な部分は痛いほど感じるし、
そもそも、いつまでもニキに固執するその気持ちにも怖いものは感じてしまうのだけれど、
それでもあまりにも一生懸命なパットの姿には、心揺るがされるものがありましたよ~。

そしてそんな彼を見守る家族や友人、一風変わったセラピストに、そう!刺激的なティファニー!!
戸惑ったり、怒ったり、(父親なんて結構勝手ですよねぇ)悩んだり、みんなとてもリアルで生き生きとその姿を思い浮かべることができました。

とても深刻な内容を扱っているお話なのに、みんなで「アアアアアアア!」と叫んだり「イーグルズ!」と応援の声を上げるシーンではニヤリと笑ってしまったり。
ティファニーの持ち出した取引きでダンスコンテストに出ることになってしまった場面がモンタージュ風な描き方で書かれているのも面白かったわ、パットがみんなの質問を鼻歌でかわそうとするところなんてケッサクです。



デ・ニーロの演じる父親も、ジェニファーが演じるティファニー(原作の感じだともっと年上の女性のイメージだったけれど)もとっても楽しみ~


でも、原作で一番チャーミングな女性は誰か・・と言われると、私はパットのお母さんだと思うな。
お料理が上手で、優しくて・・でも時には、贔屓のフットボールチームの勝敗で、毎日の機嫌が天国から地獄へと変化する気分屋の夫にストライキを申込んだり。

なによりパットを見守るその暖かさ~
いつまでもいつまでも、息子は息子だよね、あぁ・・・じーーん。






世界にひとつのプレイブック。
(原題ではSILVER LININGS PLAYBOOK 希望の光までの筋書き?)

ニキと運命の再会を果たすためのパットのプレイブックでありながら、
ビックリ、驚きの作戦を繰り広げていたティファニーのプレイブックでもあったのね~、そして二人のためのプレイブック


映画の中でもレーズン・ブランを分け合って食べる二人のシーン、あるかな~?
あって欲しいな~♪
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