2013
03.03

「ストレンジャー」

ストレンジャー [DVD]ストレンジャー [DVD]
(2013/04/03)
コリン・ファース

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ノースカロライナ州の小さな田舎町ダーラム。
かってたばこ産業で栄えたこの街も、今では経済状況の悪化に苦しみ寂れるばかり。

ある日、テキサスから一人の男がやってきた。
町を再び繁栄させることができると語るその男は、空き倉庫を借り事業を始めるのだが・・・。



『アラバマ物語』などで知られるホートン・フートの遺作を映画化、コリン・ファースとオーランド・ブルーム共演~~ということで、
ファンとしてもとても楽しみにしていた作品なのですが、残念ながら劇場未公開となってしまいました


あぁ・・・でも仕方ないかも
映画感想は甘党派(?)かつ、オーランドが出てる作品なのでなおさらよ~・・の私でも、ちょっとこの作品は残念な感じ


寂れた田舎町の空き倉庫に持ち込まれた怪しい荷物の数々・・、男がいったいそこでなにを始めるのか、
その目的は?そしてそのドラム缶の中身は・・・?


この謎の中枢部分、もっと引っ張って欲しかった~(苦笑)
結構すぐに、さらりと明かされてしまって拍子抜け。
原題『Main Street』から邦題は『ストレンジャー』とサスペンス風要素を押してきましたが、残念ながらそれほど不穏な要素やミステリアスな空気が感じられませんし、

男の言動に、街の人々は不信感を募らせていく・・ということなのですが、
そこまでの不信感の高まりも感じられませんでしたので

やはり地味ながら原題『Main Street』のほうがピッタリの作品だったようです。


街が栄えていたころを懐かしむ倉庫の所有者である老女と彼女を見守る自らも疲れた様子の姪
寂れ行く街で自分を頼っている母親と暮らす若き警察官と街から出ていくことを望み続けるGF。

そういった街の人々の暮らしが、男の出現で波風を起こされ、少しづつ動いてゆく・・。
派手さは全くないけれど、地に足のついた人間ドラマでした。

きっとこういう人いるわ~!と唸らされたエレン・バースティンの演技、
父親の思い出に浸る時の嬉しそうな表情が・・次の瞬間には過去の栄華が過ぎ去ったことを悼むときの哀しく寂しい顔に変わり、老いていく自分の弱さに震えている。

そんな叔母を不安げに見守るパトリシア・クラークソンも、いつもながらにしっかりとした演技です。

謎の男を演じるコリン・ファースは、悪い男なのか、それとも・・?といった怪しさ、魅力を上手く見せていましたが、物足りないわ、もったいないわ。
欲張りなのでもっともっと見せて~と思ってしまいましたよ。


オーランドは、街で暮らす若者代表的存在である警官ハリスを演じています。
街を出て放浪の生活を送る弟と違い、母を支えなくてはならない親孝行な役!これはもうオーランドにぴったりでしょう。

ただ彼も、警官で終わるつもりはなく、夜にはロー・スクールに通う、野心を持っています。
街から出ることを望んでいるメアリーを引き留めたい・・そんな思いも。

思ったよりも登場シーンも多くて嬉しいし、素敵な警官ルックもバッチリ決まってるし、
ウィンクまでしちゃうというサービスぶり。

でも素敵すぎて(事故の時もしっかりと指示だしていてカッコいいこと!)こんな警官いたら、それだけでこの街に私留まるわ~と思ってしまいますけどねぇ(ファンだけ?笑)

そしてこちらも、メアリーとのやりとりとか、家族の話とか、もっともっと彼のいろんな面が見たいと思ってしまいます。
コリンとの絡みももっと欲しかったわ。


過疎化の進む街の問題や、知らないうちに危険と隣り合わせになってしまっていた怖さ、こういった問題も自分たちのまわりにも起こりうることかもしれませんよね。
意外にこんな感じで、いつのまにかそうなっていた・・なんていうのが現実かもしれません。

そう言った意味では全然怖そうに見えない怖さ・・だったのかしら。


ただ、最後もあまりにも中途半端だったので・・どう受け止めたらいいのか分からないまま
ぼんやり~~とした印象は拭えませんでした。



こんなにイイキャストなのに~~もったいないわ。




楽しみにしていただけに感想が辛めになってしまいましたが、ちゃっかりとハリス警官シーンは何度も観返した私
怪しい事業に頼らなくても、あんなにカッコいいお巡りさんいたら街の看板COPになるのに・・・なんて思いながら(笑)

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