2012
12.03

「アウェイクニング」

アウェイクニング [DVD]アウェイクニング [DVD]
(2013/01/25)
レベッカ・ホール、イメルダ・スタウントン 他

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1921年、第一次大戦後のイギリス。
婚約者の死を忘れることが出来ないフローレンスは、系統的かつ理論的に超自然現象の嘘を暴くことを生きがいとしていた。
ある日、彼女の元に、ルークウッド寄宿学校から度々目撃される少年の幽霊騒動を調査してほしいという依頼が飛び込む。
騒動はすぐに男子生徒のいたずらだと判明するが、フローレンスが学校を去ろうとしたその時、理屈では到底説明できない身も凍るような出来事に遭遇する。
彼女はクリスマス休暇で生徒たちが帰省してしまった学校に残り、徹底的に調査することを決意する。
ぼんやりと見える少年の亡霊に向き合ううちに、フローレンスは心の内に眠っていたある記憶に辿りつくが ・・・・。

               
                          (公式サイト ストーリーより)

アウェイクニング・・・覚醒、目覚めっていう意味でしょうか。

超自然現象の嘘を暴き、数々の著作も持つフローレンスが、依頼された寄宿学校の幽霊騒動の中で自身の中で眠らせていたある記憶を目覚めさせる・・・!!

1921年という時代、元私邸だったという古びた全寮制の学校、
ヒロイン、フローレンスのクラッシックな美しさ、この雰囲気がたまりません~。

ゴシック・ミステリーホラーっていう感じでしょうか。


まず冒頭、ある屋敷での降霊会に参加したフローレンスは、そこで行われている降霊がニセモノであることを暴き出します。
実に科学的かつ理知的な彼女の姿・・でもどこかそんなクールな姿とは別の、触れれば壊れそうな繊細さや、閉ざされた部分があることが
降霊会で騙されたはずの参加者からの叱咤の言葉に動揺する姿や、
ルークウッド寄宿学校から依頼にやってきた教師との会話で感じさせられる導入部です。


彼女が依頼を受けやってきた寄宿学校、物語の舞台となるのにこれほどぴったりな場所はないんじゃないかしら・・っていう、まわりは森と湖に囲まれ、建物は時代がかった古いもの。
校内にはちょっと気味が悪い絵が飾られていたり。
まるでホグワーツ魔法学校のような(ホグワーツの方が楽しそうですが・・)「幽霊が出るのに」これほどふさわしい学校はないんじゃないかしら・・って感じなのですよねぇ。

おまけに寮母がイメルダ・スタウントン
絶対何かありそうではありませんか~~!!

数々の科学的な仕掛けを学校に仕掛け、真夜中の学校でひとり、幽霊(に化けている)イタズラモノを見つけようとするフローレンス!
真夜中の学校・・ってどうしてこんなに怖いの~~

音も無く開かれるドア、階段の向こうに見えた何者かの姿・・・、ふるふる・・・
絶対何かイルーー!!

しかし、フローレンスの仕掛けた道具によって幽霊はあるいじめを受けていた少年のしたことだと分かるのですが・・。
いえいえ・・・・それだけではもちろん終わりません。

事件は解決されたと思われたのですが、学校を去ろうとしたフローレンスはまさに科学的には絶対証明できない出来事に遭遇してしまうのです。

このドールハウス~~~怖すぎデスひぇーーー。開けちゃダメぇ。


でも、その後の展開は、このまま怖さまっしぐらと思ったら、大人の愛もあり、暴力シーンもあり、
そして封印されていた恐怖の回想シーンあり・・・といろいろな要素が入り混じっていたのが意外でした。

てっきり婚約者の死と何か関係があるのかと思われていた彼女の記憶、(もちろんそのことも彼女を苦しめていたのですが)
もっともっと以前にあれほどまでに恐ろしい出来事を体験していたとは・・。
あまりにもショックを受けた記憶を人は、眠らせてしまいたいと思うのでしょうか。

幼い日の記憶が蘇っていくシーンもなんともいえない恐ろしさ、怖さ、哀しさがありました。
隠れ戸棚の中で歌う人形・・・・。

そしてやはり、イメルダ・・、ただの寮母さんではありませんでしたね。
倒れたフローレンスの姿に、あぁ、これはもう悲しい結末なのねと思いましたが・・、
彼女の強さと少年の決断が運命を変えたのでした・・、あぁ・・トム少年に涙。


ドキドキ、怖いシーンもあったけれど、それ以上に寂しさや哀しさや切なさを感じるお話でしたねぇ。
そしてその哀しさ、寂しさをしっかりと受け止めてそこから強く生きていこうとするフローレンスの姿が清々しくて。
こういうお話にしては後味の良さもとっても意外でした

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