2012
11.22

「ミッドナイト・イン・パリ」

ミッドナイトインパリ

ハリウッドの売れっ子脚本家ギルは、婚約者イネズの父親の出張旅行に便乗しパリにやってきた。
パリを心から愛し結婚後もここに住みたいという想いを強く持つギルだが、イネズはマリブでのリッチな生活を望んでいる。
そしてギルには、小説を書き本格的な作家になりたいというもうひとつの望みがあった。

ある夜、踊りに行くというイネズと別れ真夜中のパリをぶらつくことにしたギルは道に迷ってしまう。
12時を知らす鐘が鳴り響いた時、モンターニュ・サント・ジュヌヴィエーヴ通りに迷い込んだギルの前に旧式の黄色いブジョーが止まり・・・。


劇場で観たいーー!と思っていたウディ・アレン監督の42作目である本作
嬉しいことにホールソレイユさんでただいま上映中(ソレイユさん、ありがとう)。

もちろん、即行ってきました!あぁ・・・大満足

エッフェル塔、凱旋門、セーヌ川、ムーラン・ルージュ、冒頭に流されるパリの街のスナップ、全くどこをとっても絵になる街ですね。
でもまるで観光写真のような、ちょっと澄ましたこの風景の中に人々が動き出すと、そこにまた格別な魅力が生まれるのがパリの街でした。


そんなパリを愛する主人公ギル。
現実逃避的なロマンチストのギルのキャラクター、ちょっと間違えればアブナイ感じになっちゃうと思うのにオーウェン・ウィルソンのまるで大きな少年のような雰囲気が可愛らしくってとっても良かったわ。

ミッドナイトインパリ2

モネの睡蓮の前で熱いキスを交わす2人だけれど、チャキチャキ!現実っ子の婚約者イネズとの食い違いはどんどんと広がっていく~。
この食い違いっぷりが悲しいはずなのに、不思議に可笑しいんですよね。
パールのピアス事件や、博識をひけらかすポールとの観光地巡りのシーン、ギルの小さな反撃っぷりに笑ってしまいました。


12時の鐘が鳴る真夜中のパリ。ギルを乗せたプジョーが彼を誘ったのは1920年代のパリ!!
目の前に現れたのは、憧れてやまない芸術家たち

ありえないのに・・・なんて素敵!こんな魔法にかかりたい
大好きな『カイロの紫のバラ』を思い出しちゃいます。

ヘミングウェイ、ピカソ、T・S・エリオット、フィッツジェラルド夫妻にガートルード・スタイン(キャシー・ベイツの貫禄ったら!)なんて錚々たる、面々でしょう。
ギルが彼らと過ごすのはほんのいく晩か・・なのですが、やはりそこは有名人!それぞれのキャラに納得の言動が用意されていましたね。
フィッツジェラルド夫妻が個人的にとても気になったのだけれど、一番ウケたのはエイドリアン・ブロディのダリ。「サイ!」連発に吹き出しちゃいました(笑)

ミッドナイトインパリ3

ミッドナイトインパリ4

舞い上がるギルの前に現れたピカソの愛人アドリアナの美しさ。
マリオン・コティヤールは、やっぱりこういう役がいいな。


でも、ギル憧れの黄金期でてっきりこのままアドリアナ・・と・・・って思ったら。
やはりアレン監督、ノスタルジーラブでは終わらないところがニクイですね。

私自身はノスタルジー派なので(笑)このままでもイイナ・・なんて思ったんだけれど
憧れも夢ももちろん大切、でも現実に自分が生きていく世界を見直していくギルの姿も納得!でした。


ラストシーン。
真夜中のパリに12時の鐘がまた鳴り響く。ひとり遠くエッフェル塔を眺めるギルがそこで出会った人物は・・。

笑顔でそのひとに手を上げるギル。ここでの「間」が上手いーー。
美術館のガイドさん?アンティークショップの彼女?
それとも・・・。
(そうそう、タイムスリップの間にも魅力的な女性たちとの時間を上手く見せてるんですよね)

雨のパリは最高
濡れながら歩いていく2人の後姿に思わずうるうるしそうになるほど。嬉しいラストシーンでした。



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キャシー・ベイツ、エイドリアン・ブロディ 他

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1か月も早いけど、今年の自分へのクリスマスプレゼントはこれで決まりでしょう♪
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コメント
瞳さん
お久しぶりでございます
ミッドナイト・イン・パリ!
いや~パリ好きにはたまりませんね!
サイの連発には私も思わず爆笑でした

結末に至るまでの過程が大変すばらしいので,
最後どうやってまとめるのかな?と心配になるくらいでした。
でもさすがウディアレン
映画史に残るような,最高の雨のラストシーンでしたね
kisaradot 2013.12.16 14:59 | 編集
> kisaraさん

こんにちは。
もう12月ですね~、すっかり寒くなりましたね。

「ミッドナイト・イン・パリ!」ご覧になったんですね~♪
ふふ、良かったでしょう。
私この作品去年のベストです、大好き。

エイドリアン・ブロディのサイ連発、可笑しかったですよね(笑)

> でもさすがウディアレン
> 映画史に残るような,最高の雨のラストシーンでしたね

そうでしたね~。
私なんててっきり、もっと昔に行っちゃうのかと思ったりしたんだけれど、そうせずに、ちょっぴり切ないのに、
あったかくて、お洒落で素敵なラストシーンでしたね。

お話してたら見返したくなってきましたよ~♪

dot 2013.12.17 11:57 | 編集
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