2012
07.22

「おとなのけんか」

おとなのけんか コレクターズ・エディション [DVD]おとなのけんか コレクターズ・エディション [DVD]
(2012/07/11)
ジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット 他

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公園で起こった子ども同士のけんかをめぐり、加害者と被害者の少年の両親が話し合う。

当初は、お互い冷静かつ穏やかに始まった2組の夫婦の話し合いは、やがて互いの本音をさらけ出し、ついには、夫婦間の問題にまで発展していくことに・・・。



もともとは人気のある舞台劇ですって。
カウワン夫妻のアパートのほぼ一室がその舞台、しかも登場人物は(公園のシーンを除いて)たったの4人!!
確かに舞台劇にぴったりの設定です。

そんな舞台劇をロマン・ポランスキー監督が映画化、
演じるのはジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、ジョン・C・ライリー、クリストフ・ヴァルツ

鑑賞する前から、これは期待度ぐ~~んと上がっちゃいマス


始めは温和に(見えた)進む2組の夫婦の話し合い、しか~し、始まりのシーン(被害者の少年の母親がなにやら調書のようなものを作っている)から、すでにもう小さなトゲがそこかしこに感じられちゃう

あくまで上品に、そしてそつなく(でも、主張するところはしっかりと)話し合いを終えるはずの2組の夫婦なんだけど、終えるはずの話し合いがちょっとした出来事で、どんどんと長引いていき、

やがて、互いに隠してきた本心がちらほら覗き始めると・・・見えないふりをしてきた小さなトゲももはや隠しきれないものになっていく。


4人の間に飛び交う台詞や表情の面白さ。う~ん、このあたり、やはり俳優さんたち、いいお仕事なさってます!!


カウワン夫妻が用意したデザート、テーブルの上に飾られた黄色いチューリップ、芸術好きをアピールする画集の数々、
話を長引かせる・・これらの小道具の使い方も面白い~♪

中でも、アラン・ロングストリートが終始手から離さない携帯電話、これはもう、小道具という粋を超えちゃってたほどでしたね!

話の腰を折るかと思えば、携帯電話の話の中身から・・また別の問題が浮上したり・・、
所構わず携帯電話で仕事の話をする夫を見る妻の表情からも夫婦の普段の状況がた~っぷり想像できちゃって。

奥さんのナンシー、ストレス、相当溜まっていたんでしょねぇ・・・、いやぁ、しかし、あの吐きっぷり、凄すぎ~ビックリ


4人の関係も、最初はあくまで夫婦VS夫婦という構図だったのに、いつのまにか、夫同士に芽生える妙な連帯感(お酒で盛り上がり 笑)があったり、

一致団結していたはずのカウワン夫婦の中にしっかりとあった夫婦間の危機~~、ヒステリックになってゆく  
ジョディってこういう時の表情がすっごく怖い~~。

ダージリンなんて呼び合ってたのに(この呼び名にも思わずププッと)こちらの夫婦、この先大丈夫かしら。


対するロングストリート夫妻、
もう、全然ダメな夫じゃん、奥さんに任せっぷりの父親だよぉーーっていうアランが、なぜか不思議に可愛く見えちゃう、これはクリストフ・ヴァルツの魅力かしら(笑)

ちょっと冷めた風に夫婦の話し合いを見ていた彼が、携帯電話水没~に超パニックになる・・あのシーンに爆笑しちゃいました。
人生の全部~って・・・大袈裟すぎるけれど、でもこういう人意外と多いんじゃないかしら。



もはや、本題のけんかを通り越して・・どんどんと高まる不協和音、飛び交う本音、圧巻でした。

いったいこれをどんな風に収拾?と思ったら、これを見事に締めくくってくれたのも、携帯電話。
このラストシーンも面白い。


そうそう、そして最後に(遠目に見える)公園のシーンで、子ども同士はちゃ~んと和解しているのが見えるのが、なんともいえません(苦笑)



期待度どおりの面白さに満足の作品です~♪

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コメント
これ面白かったですね!
舞台劇としては最適ですよね。
4人のやり取りが見事で……。
脚本と役者さんの力って凄いなあと思いました。

チューリップとか画集とか、そこでもういやったらしさが感じられる……と思っていたらちゃんとそれが活かされていましたね。
中でも瞳さんが仰られていたようにケータイの扱い方が上手い!

ジョディの血管浮き出てる怒りの表情、豪快すぎるゲロ吐きのケイト、凄かったあ(笑)。

と、これだけ大人たちが大騒ぎしているのに、子供たちの顛末がまた可笑しかったですね。
そしてドアップのハムスター!
あいつもちゃっかり生きてるじゃ~ん(笑)。

わたしも満足のいく出来でした。
リュカdot 2012.07.24 00:31 | 編集
瞳さん、こんばんは!
梅雨も明けて、朝からセミ合唱団がすごいです。

この作品、可笑しかったですね。
私は、一番クリストフ・ヴァルツがツボでした。
イヤミなケータイおやぢだけど・・
それにきっと妻の立場だと私もケイトと同じくキレまくるだろうけど・・(笑)

それにしても、大人がこんな中での、あのラストの子供たちにはほっとさせられたわ。
現実では、子供の陰湿なイジメに親まで加担するような事件(結果的に)があったりするので。

ケイトの○○の勢いにはビックリでした。
○○の量ほど、言いたいことはあるのよ!
・・て感じかな?(笑)
tsurubaradot 2012.07.25 21:41 | 編集
> リュカさん

こんにちは~。
リュカさんもご覧になったのですね♪

会話劇って大好きなんですけど、プラス役者さんたちの上手さも光って期待通りの面白さでした。


> チューリップとか画集とか、そこでもういやったらしさが感じられる……と思っていたらちゃんとそれが活かされていましたね。
> 中でも瞳さんが仰られていたようにケータイの扱い方が上手い!

ふふ、そうなんですよねぇ。あのチューリップも画集もわざとらしいの(笑)
そしてあのケータイの使い方ときたら!お見事~って言いたくなりました。

> ジョディの血管浮き出てる怒りの表情、豪快すぎるゲロ吐きのケイト、凄かったあ(笑)。
ジョディって怒った顔が迫力あるんですよねぇ、
立ったまま・・でしたもんね、ケイト。あれにはビックリしました。さぞ匂うだろうなあ・・と(苦笑)


> そしてドアップのハムスター!
> あいつもちゃっかり生きてるじゃ~ん(笑)。

あ!そうだ~!!ハムちゃんのこと、書き忘れちゃった!
「ボク大丈夫だよ」って言いたげなアップの表情でした。
dot 2012.07.26 16:27 | 編集
> tsurubaraさん

こんにちは。
九州大変でしたね、そちらは大丈夫でしたか。
梅雨明けして毎日朝からもう暑いのなんのって・・。

> 私は、一番クリストフ・ヴァルツがツボでした。
> イヤミなケータイおやぢだけど・・
> それにきっと妻の立場だと私もケイトと同じくキレまくるだろうけど・・(笑)

わ~!!いっしょ、一緒。私も彼が一番!
父親として夫としてどうなん~!!って奥さんの立場だと絶対腹が立つだろうけれど、映画で観てる分にはとっても可愛かった(笑)
マズイって言いながら、デザートモリモリ食べてるし。

> それにしても、大人がこんな中での、あのラストの子供たちにはほっとさせられたわ。
> 現実では、子供の陰湿なイジメに親まで加担するような事件(結果的に)があったりするので。

うんうん、そうでしたね~!!
あの公園のシーン入れてくれて嬉しかったです。
ホントにねぇ・・なんだかなあ・・って悲しくなってくるような親の対応、ありますもんねぇ。

> ケイトの○○の勢いにはビックリでした。
> ○○の量ほど、言いたいことはあるのよ!
> ・・て感じかな?(笑)

あははは~(笑)
すごい勢いでしたよねぇ。
炭酸を飲むとげっぷが出て膨満感が収まるって聞いたことがあるんですが、ぬるいコーラダメだったのかしら~。
氷入れてあげて~なんて思ってみてた私でした♪
dot 2012.07.26 16:36 | 編集
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