2012
06.14

「グッド・ハーブ」

グッド・ハーブ [DVD]グッド・ハーブ [DVD]
(2012/05/25)
オフェリア・メディーナ、ウルスラ・プルネダ 他

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ダリア(ウルスラ・プルネダ)はコミュニティラジオのパーソナリティを務めるシングルマザー。
息子コスモの父親とは、籍を入れずに別々に暮らしている。

ハーブ研究者として著名な母ララは、植物の研究に余念がなく自立した生活を送る毎日・・、だが、自宅の鍵が無くなったこと、加えて男が家の中を覗いていたと訴える母に、ダリアは一抹の不安を覚える・・。


やがて、検査の結果、アルツハイマー型認知症と診断されたララ・・。
母から薬草研究の整理を託されたダリアは、遺された母との時間の中で、母と自分の人生を振り返るのだった・・・。



メキシコ映画です。

チラシ

こちらはメキシコの公式サイトにあった画像なのですが、あちらのチラシなのかしら。
とっても好き~♪このまま額に入れて飾っておきたいくらい。


認知症と診断された母と、母の介護をする娘の姿・・・
実は、私自身も今まさに認知症がどんどんと進行している義母を見ている日々なので、レンタルしたものの、観る勇気あるかしらと思いながらの鑑賞だったのですが。

観てよかったと思います。


すごく重いテーマなのですが、ここに描かれているのは記憶を失っていく母親とそれを見守る娘の辛く、悲しい日々だけではありませんでした。


自分がモノのように扱われたくない・・そんな不安を訴える母ララの姿や、
どんどんと変わってゆく・・あんなにお洒落で素敵だった母が身なりにも構わず、自分の声にも耳を貸さなくなってゆく姿に思わず泣いてしまうダリアの姿・・。

病状が進行していく様子を描いたシーン(母にスカートを履いてもらおうとダリアが何度も訴えるシーンなど)
には、義母のことを思い出してもらい泣きしそうになる部分もたくさんありましたが・・、

ダリアが母を思い、母の人生を振り返ることで、ララという女性の生きてきた時間をしっかりと感じることが出来ましたし、

一方で、自分はこれからどういう風に生きていったらいいのだろうか・・。
ダリア自身もまた母と言う大きな支えであり、憧れである人を失おうとしていることで・・不安に揺れている、悩んでいる。その姿にとても共感を覚えました。



映画のさまざまなシーンを思い出しても、悲しいシーンや暗いシーンはそれほど多くないんですね。


グッドハーブ3


ダリアの息子コスモの可愛いこと~
母ララ、お洒落でしょう、洋服も民族風の着こなしもあり、身に着けているアクセサリーもとても素敵でした。



コスモのパパや、ダリアを支えてくれるブランキータ(彼女の瞳の中に現れるピンクのドレスの少女については・・最後に明かされましたね)、ラジオ局の雰囲気や、ダリアが声をかけた若い男の子のへにゃりとした笑顔も(笑)
母と娘の物語を周囲の人々が、ちょっと不思議な雰囲気で包んでいたような気がします。


そうそう、本で読んだり、人から聞いた言葉を書きとめておく・・ダリアの趣味も個性的でした


グッドハーブ


母と娘をこれまで以上に結び付けるハーブの存在。
アロエからローションを取ったりするシーンや、こんな風なハーブの挿絵も登場します。

真っ赤なお花を刺繍した枕カバーが、とっても可愛かった
ダリアは母のためにカバーの中にハーブを入れてました。
でも最後には・・・
ダリアが最後にとった行動については正直驚きました。
よほどの結びつきと覚悟がなければ取れない行動だとは思うのですが・・、




グッドハーブ2

グッドハーブ4


メキシコの陽光、風に揺れる木々、
そして・・・色鮮やかな植物たち。
まるで、迷いながらも強く生きようとする女性たちの姿のようでしょうか。(本作の男性陣は女性に比べて、影が薄いんですもん)

自然豊かな画像もとても印象的でした。



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