2012
04.17

「唇を閉ざせ」

唇を閉ざせ [DVD]唇を閉ざせ [DVD]
(2012/04/04)
フランソワ・クリュゼ、マリー=ジョセ・クローズ 他

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ビデオショップで、ふと目に入ったこちらの作品
2007年のセザール賞で最優秀監督賞、男優賞を受賞した俳優のギヨーム・カネ監督作品です。


主役のフランソワ・クリューゼは知らないけれど(って言ったら『PARIS』に出てたあちゃ
マリ=ジョゼ・クローズ、クリスティン・スコット・トーマス、おお、ナタリー・バイも出てる!
アンドレ・デュソリエにジャン・ロシュフォールという・・・、フランス映画界のスターたちがこんなに出てる驚き!

なるほど、フランスで500万人動員の大ヒット作となったのも分かりますね!

8年前、アレックス(フランソワ・クリューゼ)と妻マルゴ(マリー=ジョセ・クローズ)は一緒に過ごしていた湖畔で突然何者かに襲われてしまう。
殴られて湖に沈められたアレックスは奇跡的に一命を取り留めるのだが、マルゴはその後、惨たらしい姿で発見される。

妻を助けられなかった悔しさと彼女を失った痛みを抱え、今もなお再婚もせずに暮らしているアレックス。
そんな彼の元にある日、マルゴからだと思われる不可思議なメールが届く。




死んだはずの最愛の妻から届いたメールに8年前の事件を自らの手で調べ始める夫アレックス。
そこから見えてくるのは、自分が知らなかった妻の秘密・・、
妻の貸金庫に入れられた写真と拳銃の意味は?
8年前、いったい妻に何が起こったのか・・。




唇を閉ざせ〈上〉 (講談社文庫)唇を閉ざせ〈上〉 (講談社文庫)
(2002/10)
ハーラン コーベン

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唇を閉ざせ〈下〉 (講談社文庫)唇を閉ざせ〈下〉 (講談社文庫)
(2002/10)
ハーラン コーベン

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原作はこちら、ハーラン・コーベン著。文庫出てるんですね!おお、上下です、結構読みごたえありそう。



サスペンスですね、謎ですね!!
8年前の事件の謎を追う主人公を軸に、再び惨劇が起こったり、アレックスは警察から疑われてしまったり・・、
はたまた謎の男たち(すっごく強い女も彼女の拷問が怖いんですよ、これが)が登場して。

結構登場人物が多いし、謎が謎を呼ぶ~的な部分もいっぱいなので・・・誰が怪しいの?何を隠しているんだろう?と最後の最後まで引っ張られます。


でもそういう謎解き部分とはまた別の、純愛部分がねぇ、これまた印象的な作品でしたよ。

8年経っても妻を失った傷が癒えないアレックス。
過去のシーンからどうやらアレックスとマルゴは幼なじみらしいのですが、
可愛い少年少女のころの2人のキスシーンなんかも入ったりしてね、ギョーム・カネ監督はロマンチストかしら?なんて思ってしまう、ロマンス部分も大切に描いた作品でした。


主演のフランソワ・クリューゼ、地味なお顔立ち、ちょっとダスティン・ホフマンっぽい?
でも一途に妻を探し求める、生きているのなら今一度会いたい!そんな思いに心動かされます。

お医者さんの役なのですが、走る!逃げる!!(DVDのジャケットもそうですが)逃亡シーンがスーパーマン的ではなくって、普通の人なんだけどとにかく必死なんだ!!っていうのがとっても伝わってきましたねぇ。

フェンスを越え、町の雑踏を駆け抜け、高速道路を走り、ついにはとっても臭いそうなごみ箱に飛びこんじゃう・・、このあたり、ハラハラ、スピード感もあって見せ方が上手い。

汗で濡れたシャツも印象的だったなぁ。


印象的といえば、アレックスが妻とのことを回想するシーンで、2人の結婚式とマルゴのお葬式のシーンが交互にあがかれるあの場面。
笑顔での祝福、悲しみの涙、幸せな二人、絶望するアレックス・・、
あの日の喜びが、不幸に変わる・・、ここの描き方にセンスを感じました。



謎に飛び込んでいく主人公、そんな彼を取りまく人々(姉も含め)が独特の雰囲気の方たちでしたね。
でも、みんな自ら話をややこしくしているというか(苦笑)後で考えたら秘密にしておかなくても良かったんじゃ?とか、8年前に話しておけば良かったのに・・とか思ったのですが、

そこはまあ、サスペンスですから


原作があるからかな、前半の伏線がちゃんと後半に生きていたり(アレックスに息子を助けられた男が後に彼を助けることになる!結構過激だけど
謎解きも最後の最後にドンデン返しまで用意されていたりと・・・しっかりと描きこまれた作品だと思いました。



そう、そして二人のロマンスも最後までしっかりと描きこまれていましたね。

あのアレックスとマルゴの思い出の湖、あの地に咲いていた鮮やかな花は何のお花なのかしら~♪
ラストシーンは、サスペンス映画のラストシーンとは思えないわ、なんとも愛らしい

ドロドロとした暴力的なシーンも途中あったけれど、まるでそれを洗い流すかのようで・・・ホッとしました。

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