2012
03.15

「クレアモントホテル」

クレアモントホテル [DVD]クレアモントホテル [DVD]
(2011/07/30)
ジョーン・プロウライト、ルパート・フレンド 他

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最愛の夫に先立たれ、娘エリザベスから自立した生活を送るため、ロンドンのクレアモントホテルへとやってきた老婦人サラ・パルフリー(ジョーン・プロウライト)。

想像とは違っていたこの長期滞在型ホテルに少々落胆しつつつも、ドレスアップした夫人がディナーの席へとやってくると、滞在客たちは興味津々・・・。

翌日夫人は、ロンドンに住む孫のデズモンドに電話をかけ、留守電でディナーに誘うのだが・・・仕事に忙しい彼からは何の連絡もない。

誰も訪ねてこない夫人は、外に出かけることにするのだが・・・つまづいて転倒、偶然それを目にした青年ルードヴィック・メイヤー(ルパート・フレンド)に助けられる。
デズモンドと同じ26歳、作家志望の青年の優しさに夫人はお礼にホテルでの夕食に招待する。

だが、青年を孫のデズモンドだと皆に勘違いされ・・・。


2005年の作品なのですね

ルパート君が若いです、ちょっとね、まだ垢抜けていない感じなのですが、それが逆にこの役柄に合ってます。
ストリートミュージシャンをしながら作家になることを夢見ている青年。
スーツ姿はとってつけたような着こなしだけど、ざっくりとしたセータールックはとってもいい感じ♪


老婦人と若い青年の交流、作中では「ハロルドとモード」(有名な映画ですよね)なの?なんて言われてるシーンもありましたが、
青年の優しさに触れた夫人は、独り身の寂しさをひととき忘れ、青年は夫人から人生を豊かに生きることを教わっていく。

恋?愛?
もちろん、この美青年に夫の若き姿を見ているかもしれないし、昔むかしの恋心もきっと思い出したはず。
でも品格を持って、人生の先輩として夫人が語る言葉はチャーミングな上に味わいがあるし
それをとっても素直に受け止める青年の爽やかさときたら。

互いに媚びるわけでもない、こうした触れ合いが心地良いんですね。


2人で詩人の話をしたり、(イギリスの詩人と言えば、やはりワーズワース!水仙の詩が、後半のシーンでとっても効果的に使われていました)
夫人の滞在するクレアモントホテルの人々に青年がインスピレーションをもらったり。


娘や孫と少し分かり合えないところがある夫人と、母親とは別の世界にいると感じているルード。
こうした肉親との距離感、孤独感が二人を近づけていたのかもしれません。


ただちょっとね・・・本当に下心なし?なにかあるんじゃないの~~なんて疑ってしまったりもしたんですよ~、だってあまりにイイ青年すぎるんですもん。

ギターを奏でながら、あんなに甘い声で歌ってくれたり、膝ふぅふぅ・・・にはちょっとビックリ
なにかね、もうちょっと欠点が見えた方が(頼りない部分はあったのかも)現実味があったような気もするのは、やっかみでしょうか(苦笑)
あ、そういう意味では、バナナ食べながら外を歩いているシーン、好きだわ(笑)

でもルード、最後の最後まで・・・好青年なんだなぁ、これが。


青年は夫人が大好きだという映画「逢引き」を借りに行ったのが縁で、ある女の子と巡り合うんだけど、
この女の子が、またいい子なんだーー!!

3人で出かけた夫人の思い出の地ビューリー、素敵なところでしたね~♪   




そうそう、ホテルの面々のお話もしなくては。
イギリスではこういった長期滞在型のホテルって多いんでしょうか。日本じゃありませんよね?
一種の老人ホームのような感じなのですが、親しくなっても食事の席はそれぞれ別、
個人のプライバシーを尊重するイギリス人気質ってことでしょうか。

個性豊かな滞在客たち、
女性たちの一番の楽しみが、アメリカのドラマ「セックスアンドシティ」っていうのが面白い(笑)

サラはなんと一人の男性からプロポーズを受けてしまうのだけれど、その時に彼女が言った

「これまでの人生、私はずっと誰かの娘で、誰かの妻で、誰かの母親だった。だから残りの人生は、私として生きたい」
この言葉、とても印象的でした。


ひとりの女性として生きた人生の最後に、こんな好青年と出会えたら・・・・素敵ですよねぇ。



観終わって、久しぶりにワーズワースの詩集、開いてみました。

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コメント
瞳さん、こんにちは!
花粉で苦しみながらも、サクラが咲く時期になりました。
早く春が来て欲しい。

で、これ。
感想アップされていたんですねー(^○^)

以下、同じ事を思いました!!
>ただちょっとね・・・本当に下心なし?なにかあるんじゃないの~~なんて疑ってしまったりもしたんですよ~、だってあまりにイイ青年すぎるんですもん。

↑そうなんですよー。↓

>ギターを奏でながら、あんなに甘い声で歌ってくれたり、膝ふぅふぅ・・・にはちょっとビックリ

そして、以下、ものすごく同意!!
>なにかね、もうちょっと欠点が見えた方が(頼りない部分はあったのかも)現実味があったような

PS 「木漏れ日の家で」
レンタル始まったんですね!さっそく私も借りて来ます♪
latifadot 2012.03.28 17:31 | 編集
>latifa さん

こんばんは~。
花粉症、辛い季節ですねi-237
サクラ、高知が一番乗りだったみたいですね。桜前線、早く来い~♪

感想読みにきてくださってありがとう。

ルード、あまりに爽やかで優しいから・・・ちょっと疑ってしまいますよね。
傷の手当のあとの膝ふぅふぅ・・はね、やり過ぎ~なんて思ったりして(苦笑)

わ、latifaさんもそう思いました?
お母さんとのシーンではちょっぴり人間味っぽさが見えたけど、あれも欠点というほどでもなかったので、たまには怒ったりするシーンもねあったら、現実味が増したかなあって思いました。

「木漏れ日の家で」
映像がとっても綺麗でしたよ。
あとね、ワンちゃんがとにかく可愛いーーー、観てみてね。
dot 2012.03.28 20:21 | 編集
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