2012
02.15

「グッド・ドクター 禁断のカルテ」

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マーティン・ブレイク(オーランド・ブルーム)は研修医として勤務し始めたばかりの若い内科医。
良い医師を目指しているが、上司や同僚に自分を良く見せようとしては失敗し、
ベテラン看護婦からは理不尽な仕打ちを受けるなどして、不安と焦りを募らせていた。

ある日、18歳の少女ダイアン(ライリー・キーオ)が腎臓の感染症で入院してきた。
担当医となったマーティンは無条件の尊敬と信頼を示してくれるこの患者と接するうちに自信を取り戻し、
美しい彼女に特別な思いを寄せるようになる。

             (パンフレットより)


※ネタバレ&ラストシーンにも触れています、未見の方はご注意くださいね。



まさか、日本で劇場鑑賞できると思わなかった本作
久々のオーランド主演作品ということで、海を越えて大阪はシネ・リーブル梅田で鑑賞してきました♪


あぁ・・・いいわぁ
1時間30分、出ずっぱり、主演ですもん(何度も書くけど)

いけてない君風?不思議クンっぽい前髪もファンの目には、可愛らしいわ、やっぱりハンサム~としか映らず
アップのシーンの多さにうっとり。
寝顔(も多かった~)のまつ毛の長さ&くるりんカールっぷりにもトキメキ~♪


・・・としょっぱなからファンのミーハーな感想炸裂デス。



「神の手(ゴッドハンド)による完全犯罪」なんてコピーがついてますが、
まだまだ研修医、神の手には程遠く、
医療サスペンスとしては、かなり甘い部分、突っ込みところも多々ありました。
(薬のカプセルに砂糖って!とか、点滴の注射針をそのままごみ箱に捨てちゃうって・・)

でも、地味ながらじっくりと物静かに・・・そして徐々に徐々に・・・医師マーティンの「満たされない思い」「焦り、不安」が膨らんでいく様子がじわじわ伝わってくる。


高い理想を持って医者として頑張ろうとしていても、上司からは軽くあしらわれ、ベテラン看護婦からは冷たい仕打ちにあう。

こんなはずじゃない、医者というものはもっと尊敬をもって扱われるものなのに・・・。
気持ちばかりが先走り、空回りする。
時に浮かべる作り笑いがあまりにも虚しい。


ビーチのすぐそばにあるアパートメントは素敵だけど、飾り気も少なくあまりにもシンプル。
休日を一緒に過ごす人も無く、ひとり孤独に海を見つめる。

寂しすぎる~~、あぁ、、私が慰めてあげるのに~~


そんなマーティンに「あなたは良い医者よ」と信頼を寄せてくれたのが、患者ダイアン。
プレスリーの孫娘、ライリー・キーオ、キレイです!!
惹かれてしまうにふさわしいオーラの持ち主ですよね。でもその反面、どこかほっとけない、時に見せる不安げな様子も印象に残りました。

学校一のモテモテ君リッチとの交際や、若さからくるものもあるのかな、自分をどうしていいか分からないような、投げやりな表情も時に見せるから気になりますよねえ。



でも、彼女にとってマーティンは好意は感じるけれどお医者様、退院してしまえばその接点は無くなってしまう。
だからこそ、退院したダイアンの家に夕食に招かれた時、マーティンは期待を込めて出かけるんだけど・・彼女はリッチとデート中・・。
落胆と失望。

病院でとる一人のランチ、先輩医師とベテラン看護婦の輪を見つめる表情。


焦りと落胆が、彼を突き動かし、やってはいけないことに手を染めてしまうんですね。
彼女に渡した薬に細工をし、再入院させ、毎夜、ダイアンの点滴をすり替えるマーティン。
こんなこと思ってはいけないのに、バレナイの?あぁ・・危なっかしい・・なんてハラハラしてしまう

絶対犯してはならないことなのに、信頼をしてくれている彼女を裏切りながら、でも・・・少しだけ、ほんの少し、自分との関係がもっともっと繋がるまで・・・ダイアンを繋ぎ留めておきたい。

そんなマーティンの勝手な思いがやがて・・彼自身も思いもかけなかった事態を招いてしまう。

最悪の事態を招いてしまい、呆然とするマーティンの表情がなんとも言えませんでした。
そして(まるで何か知っているかのように)目を開けたまま逝ってしまったダイアンの表情も


看護婦テレサを演じるタラジ・P・ヘンソンを始め、ダイアンの日記をネタにマーティンを脅すジミーを演じたマイケル・ペーニャ。
周りを固める役者さんたちも実力者揃いのイイ布陣ではありませんか~。


ダイアンの死にショックを受け、自分の犯した罪に慄きながらも・・・疑いをかけられずに済んだことに安堵するマーティン。
しかも皮肉なことに、彼女の死以降、あんなに認めて欲しかった先輩医師やベテラン看護婦からの見る目がイイ方向へと風向きが変わっていく。
「グッドドクター」なんて呼ばれたりして。
このあたりの描き方、とてもリアルでした。


でも一人だけマーティンに目を向けたのが、ダイアンの日記を手に入れたジミーでした。
ダイアンの日記にどれほどの(証拠になるようなもの)が書かれていたのかは明らかにならないのですが、

今やっと上へと目指す道に明かりが指してきたマーティンにしたら、ジミーは汚点、邪魔者以外の何物でもなかったということでしょうか。
やがて第2の犯罪に手を染めていく彼が迎えた結末とは・・・。



ラストシーン。
てっきり海のシーンで終わるのかと思いましたが・・(ダイアンに語ったエピソードを生かして)
違いましたね。


「ドクター!」
そう呼ばれたマーティンの「Yes!!」

振り向いた表情と声の力強さがあまりにも頼もしくて・・・そしてそう思ってしまった自分が怖くて。
このラストシーン、シンプルながらなかなかニクイです。



小品ですが、オーランド主演だし(しつこい~
白を基調とした画像のトーンが好みです♪
なにより、マーティン医師の不安感、焦り。孤独感がしだいにその心を蝕んでゆく・・・。
決して元から悪人ではないし、狂気といえるところまではいかないのに・・・どこかでちょっとハズレてしまったものが、大きくなってしまう。

そういう心理的な怖さをひたひたと感じる作品、観終わってからもあと引く作品でした。




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ところでパンフ、なんと300円
薄い~~、ええ~っと1枚開くと・・・全部ですね、これで。

これはリーフレット?それともフライヤー?


しかもとっても地味なカルテ風。

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こっちが表では?

・・とお友達も言ってましたが・・裏の方が派手だよねぇ。
リバーシブル?(笑)

いえいえ、劇場公開それだけでバンザーイなんですから♪
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途中までは、面白かったんだけど・・・
「グッド・ドクター 禁断のカルテ」感想 dot ポコアポコヤ 映画倉庫dot 2012.10.09 11:12
コメント
瞳さん、こんにちは~。
ネタバレ有りということで、最初と最後の文しか読んでないのですが、おじゃまいたします。

シネリーブル梅田にいらっしゃったんですね!
わたしよくそこに出没するんですよ。
馴染みの劇場の名前が出てうれしくなっちゃいました。
そしてパンフが300円とは!
でもこれはうっすいですねえ……。
オーリー主演作ですし、もう少しがんばってくれても……。

映画の方は観るかどうか迷っている最中です。
もう公開になっているなんて知らなかった……。
何となくレンタル待ちになりそうですが、見たら早速瞳さんのレビューを読もうと思います。それまで我慢……。
リュカdot 2012.02.17 23:47 | 編集
>リュカさん

こんばんは。
わぁ~!!リュカさん、シネリーブル梅田でよく鑑賞されるんですね!!
ふふ、嬉しいな、リュカさん御用達の劇場だったとは(笑)
素敵な映画館でした。

パンフはね、ホントスタッフさんがコピーしましたか?っていうくらい(笑)
でもまさか劇場公開は無理だろうなあって思ってたので公開あっただけでも嬉しいです♪

私の感想は・・・ハイ、ファンの贔屓、大甘です(爆)
突っ込みどころいっぱいありましたヨ、でもね、なんていうのかな、ちょっと懐かしいサスペンスっていう雰囲気が結構好きです。
マルティンの私生活がなぜあんなに寂しいのか、説明されない分もいろいろ想像しちゃいました(笑)

レンタルになったら、良かったら見てくださいね。

あ、それから今「ドラゴンタトゥーの女」レイトショーで観てきたところです。
ルーニーがとっても可愛いくて、スウェーデン版とはまた違った魅力のリスベットでしたね。
dot 2012.02.21 00:33 | 編集
お邪魔します~~
久々の映画はこれでした・・♪
素敵でしたね、お医者様のお姿。
瞳さんの表情一つも見逃さないという・・
愛あふれる感想が素敵です。
派手なサスペンスではなかったので、すっごいドキドキ感はなかったものの、
彼の心情に寄り添ってしまうようなお話になっていましたよね。まるで母親が息子を思うような気持ちで
見守っていました。あの看護婦さん、すっごくきついんだもん!!。今後をいろいろ想像できるラストで・・・
確かにあとを引きますよね・・・
それにしても、一人で食事というのは
やっぱり寂しいわ。一緒に私も・・って思ってしまいますよね…笑

みみこdot 2012.08.26 14:55 | 編集
<みみこさん

こんばんは~。
きゃーーー、嬉しいわ。みみこさん、観たっておっしゃってたの、これだったのね。

さきほどね、速攻で感想読みに行っちゃった(笑)
うんうんと頷くところがいっぱいの感想でしたよ。

私はねぇ、もうすっかりマーティンよりの感想だから(笑)

>彼の心情に寄り添ってしまうようなお話になっていましたよね。まるで母親が息子を思うような気持ちで
見守っていました
認めてもらいたい、頑張ってる!っていう気持ちが空回りして・・・病院でもそして家に帰っても孤独な姿がたまりませんでしたよねぇ。

うんうん、私も一緒に食べてあげるよ~~って思いながら観てましたよ(笑)

ラスト、そうでしたね、これからどうするんだろう?
案外立派なお医者さんになって、出世して・・とか想像したり。
でも意外なところで発覚したり?とかね、考えてしまいました。

プレスリーの孫娘のライリーちゃん、綺麗でしたね。これからの活躍も楽しみです。
dot 2012.08.26 19:44 | 編集
瞳さん、こんにちは!
うふふ~^^
オーリーファンの瞳さんの感想、とっても可愛いわ~♪
確かに格好良くて、甘めになっちゃうの解るわー。

それにしても、あの子、プレスリーの孫娘だったのね?
知らなかったから、こちらで知れて、凄く嬉しいー。
無名の女優さんのわりに、露出度高いシーンとかもないし、何かバックに強いもんがおるのでは?と思ってたのー。
latifadot 2012.10.09 11:10 | 編集
>latifa さん

こんばんは。
わ! latifa さんもこれご覧になったのね♪嬉しい。

えへへ、私の感想はファン目線の甘甘よ~(笑)

>確かに格好良くて、甘めになっちゃうの解るわー。
きゃ、嬉しい、でしょ、でしょi-235

そうなの、プレスリーのお孫ちゃん。
綺麗でしたよね、新作もいろいろ決まってるみたいです。

>無名の女優さんのわりに、露出度高いシーンとかもないし、何かバックに強いもんがおるのでは?と思ってたのー。
あはは、latifa さん、面白い~i-236
強いもの、おりましたよ~(笑)
dot 2012.10.10 20:58 | 編集
瞳さん、こんばんは。
これ、ちょっと前に見ました。
どんな内容か全く知らずに見たので、え?ええっ?
どうしてその髪型?!←そこかい!
・・と、ソッコー髪型ツッコミで(笑)
その後の主人公の行き当たりばったりな犯罪にも多少ツッコミながら(笑)
でも、理想に燃えてたはずの主人公の闇には考えさせられる所もありましたね。
こんな役のオーリーさんは初めて見たかも?他に何かアブナイ役ってありましたっけ?
自分としては、また新たなオーリーさんが見られてほくほく♪しましたが。
瞳さんの甘目感想、わかりますよ~(^^
つるばらdot 2013.12.19 18:43 | 編集
>つるばらさん

こんばんは。
わ!わ~~!!
つるばらさん、ご覧になったんですね、嬉しいな♪

>どうしてその髪型?!←そこかい
あはははは~(爆)
うんうん、でしょう(笑)

きっとあまりにイケテるので!(^^)!髪型だけでもいけてない風にしなくっちゃ・・ということだろうと思うのですが(笑)
ファンの目には可愛カッコいいとしか見えず(*^_^*)。

そうそう、結構行き当たりばったりでしたね、ツッコミところいっぱいでした。

>でも、理想に燃えてたはずの主人公の闇

あぁ・・さすが、つるばらさん!
そうそう、ソコなんですよねぇ。
周囲に交わってこなかった分、医療の現場に入って・・思ってもみなかった挫折やら、冷たい仕打ちやらに
「こんなはずじゃないんだーーー!」っていう気持ちが、どんどん広がってああいうことになってしまったのかしら・・って想像しました。

>他に何かアブナイ役ってありましたっけ?

ラファロオジサマの初監督作品「シンパシー・フォー・デリシャス」では、アブナイロッカーを演じてますの~(笑)

甘め感想に優しい言葉、ありがとうございます♪
ふふ、私も、もっともっと・・違うオーランドをどんどん観たいです。
もっともっと危ないのでも全然OKでーーす(笑)


dot 2013.12.22 20:11 | 編集
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