2011
12.05

「ミスター・ノーバディ」

ミスター・ノーバディ [DVD]ミスター・ノーバディ [DVD]
(2011/11/04)
ジャレッド・レト、ダイアン・クルーガー 他

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不死の世界になった近未来。
科学の進歩により誰も死を待つものがいない世界で、唯一寿命を持つ118歳の男ニモ・ノーバディ。

死を目前にしてニモは過去を回想する。
離婚した父母のどちらについていくか・・・少年の日に彼に与えられた運命の選択肢。
そこから広がってゆくいく通りものニモの人生

幾層にも深く、美しく広がっていくパラレルワールドのその先には・・・何が待ち構えているのだろう・・・!?

もしあの時、こちらの道を選んでいたら?違う人と結婚していたら?
if・・もし?もしも・・?

誰でも人生で1度や2度・・いえ、もっともっと・・そういうことって考えてみるもの。
もしかしたら、全く違う人生だったかも?運命は変わっていたかも・・と。

118歳の老人ニモ・ノーバディが回想する過去、そこにはまさにそうした違う選択を選んだ場合の・・・(なんと!)10を超える彼の人生が広がっている。

誰にも必ず訪れる曲がり角、分かれ道。
選ばなければいけないコト。
選択は(最初は)2つかもしれない・・けれどもそこから枝分かれして4通りにも8通りにもなっていく。

「もしも?」の人生を描く映画ってこれまでにもあったけれど・・・こんなにもたくさんの可能性?ワールドが、幾層にも重なりあい、交差しあうなんて


彼が本当に選んだ道はどれ?
愛した人は誰?そして恋人たちはどうなったの?

ニモにインタビューする記者のように初めはそうしたことが気になっていたのに(ニモの死を描いたようなシーンもありますからよけい気になります)

少年のニモ、恋をしたニモ、そして結婚したニモ。
お相手も3人いればそれぞれいろんな恋の形があって・・・そのたびごとにドキドキしたり、切なくなったり、辛くなったり。

あぁ・・なんていろんなニモが見れたことか!?(そこ?
なんだかもう、すっかりこの不思議ワールドに引き込まれてしまってました。


SFチックな宇宙の世界まであったり、科学者ニモまで登場したり。
ここのシーンはあのワールドの一片かしら・・とか想像してみたりしながら。


時間の流れも進んだり、戻ったするように描かれているので、初めはちょっと混乱しちゃうんだけど・・・迷宮のような世界にもちゃんと色分けがあったり、ニモが苦手とする「水」に関するキーワードは(いろんな世界に少しづつ)潜んでいたりと心憎いばかり。


ニモが交際することになる3人の少女エリース、アンナ、ジーン。
少年の日に出会った少女たちの着ていた洋服の色(エリースは青、アンナが赤、ジーンは黄色)がそのまま彼女たちのモチーフカラとなっていましたね。

そしてそれぞれ演じる女優さんたちも、決して誰だったっけ?とかどっちがどっち?なんて間違えることのなく際立っていました。


母と暮らすニモが同居することになったアンナとの甘い日々は、まるであの「アナとオットー」を思わせる展開甘酸っぱい初恋、両想いってはやっぱり観ていて一番トキメクもの。
こうであって欲しいよねぇ・・っていう思いも働いて輝いて見えました。

青春の日のアンナ、ジュノー・テンプルだったんですね~!!
わ~、彼女決して美人じゃないのに(ごめんちゃい)こちらの作品では瑞々しさがとってもいいし、「三銃士」では芯がしっかりしてる王妃さまを好演してるしで・・注目度UPです。

大人になったアンナはダイアン・クルーガー。いつ見てもキリリと美人で素敵♪

サラ・ポーリー演じる大人になったエリースは、観ていてとっても痛々しくて(娘の誕生日シーン、すごい)
それでも彼女を支えようとするニモ
こちらの日々は辛くて切ないでも、それもまたニモが選択した人生のひとつ。


印象的な言葉もいろいろありました。
どっちのお菓子を買おうか、迷ってる時にはどっちも買うことが出来るんだ(こんな風でしたっけ?)

また、作中ニモが引用したテネシー・ウィリアムズの言葉
「人生には他のどんなことも起こり得ただろう。それらには同等の意味があったはずだ」 

選ぶのって難しい、悩むもの・・。でも選べるってことは選ぶものがあるってこと。
人生の道もひとつじゃない、可能性はたくさんある

そう考えると、118歳のニモに私の年齢はまだ半分にも届いてないじゃない~(笑)
わたしにもまだまだいろんな可能性が残ってるんじゃない?
選ぶ道があるんじゃない?

・・・なんてすごくワクワクしてしまったのですが(もう結婚は選べないか 笑)


ジャレッド・レト、久々です。
でも変わらぬ目力に吸い込まれちゃいました。

いろんな髪型でしたね、すっごい長髪もあったし(笑)
モノトーンのアーガイル模様のベストが印象的でした。

少年の日のニモ、そして恋多き日々のニモ、どちらのニモも良かったです。
特にアンナに恋する若き日のニモ、好みでした(笑)


う~ん、しかし、素晴らしい。

こんなにも複雑な世界を美しい映像で鮮やかに展開し、見事にまとめあげてしまった。
人生への希望と可能性と愛情を感じさせてくれつつ・・・。

あぁ、もう一度(といわず)観たいです。DVD欲しい~♪

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ミスター・ノーバディ (2009  フランス・ドイツ・ベルギー・カナダ) MR. NOBODY 監督: ジャコ・ヴァン・ドルマル 製作: フィリップ・ゴドー 製作総指揮: ジャン=イヴ・アスラン ...
ミスター・ノーバディ dot ちょっとお話dot 2011.12.07 15:23
コメント
わ~~い、瞳さんレンタルできたのね☆
いろんな人生が描かれていたけど、やっぱり、両思いの
アンナとの日々は、観ているこちらまで微笑ましくなるよね。
経験上、実際は、思うようにいかないのが多いけど~~~苦笑。
そうそう・・「アナとオットー」。あの設定は同じだよね。
若い子の恋っていいよね♪
ジュノー・テンプル・・・って、「三銃士」も出演していたのね。
私は「つぐない」で終わっていて。そうよね・美人じゃあないけど、
素敵なショットが沢山あって、これは撮り方にもよるのかも~~って
思っちゃった。
ジャレッド・レト・・・いろんなバージョンがあったよね
ちょっと小汚い感じから・インテリっぽいのまで。
あそうだ、<モノトーンのアーガイル模様のベストが印象的でした>
これこれ☆。表現力が乏しい私は、すっごくダサい表現をしているけど、あの服装は脳裏から離れないよね。
いまだになぜあの服装かはわからないけどね・・。
<特にアンナに恋する若き日のニモ、好みでした>
ですよね~~♪私も好み♪
今年は
あと、瞳さんの情報で知った「バベッド~~」を観ることができれば
映画では思い残すことがないかも・・・笑
本当は映画館に行きたいけど、微妙な感じ。モールスは
映画館だったんですよね。やっぱり劇場は良いよね。
瞳さんはあと一本ぐらい劇場はあるかな・・どうかな・・・・
ではではまたね
みみこdot 2011.12.07 15:20 | 編集
> みみこさん

こんばんは。
そうなの~、これは年内にどうしても観たくって。
・・で、とっても良かったです、みみこさんDVD買われたんですよね。私も買っちゃいます(笑)

「アナとオットー」絶対思い出しますよね~♪
ふふっ、そうそう若い子の恋ってキラキラしてて、きゅん!と切なくていいよねぇ。

> ジュノー・テンプル・・・って、「三銃士」も出演していたのね。
「三銃士」では王妃さまだったの。
こちらでもそんなに美人に見えないのに、王様とすごくお似合いで可愛いカップル!!好感度上がりましたよ。

えへへ・・・みみこさんも若き日のニモ、好みなのね~(笑)
乙女をきゅん!とさせるよね。

そうそうジャレッドは、本当にいろんなタイプを演じてましたよね。
髪型もそうだけど、芸術家っぽい感じから科学者タイプもあったよね。
あの黒白のベストは、ちょっと「アリス」っぽい感じ?なんて勝手に思ったんだけど?

さっき、みみこさんの感想読みに伺ったら、とっても楽しかったわ。
すごく丁寧に書かれてて・・・感動しちゃった。
やっぱりDVD買って私も何度も観たいです。

「モーリス」は香川にも遅れてやってきて劇場行くことが出来たの。嬉しかったです。
でも今年は劇場に行った本数、私少ないと思う~。
あとは・・・主人が「ミッションインポッシブル」観たいって(笑)
みみこさんは、何を見に行かれるかしら~♪

dot 2011.12.07 19:28 | 編集
こんばんわ~。
こんな素晴らしい映画ブログをお持ちでしたのね。

この作品はSF仕立てで華やかなんですが、人生の何たるかを教えてくれる素晴らしいテーマがありましたね。

展開が秀逸ならばテーマも深くて大好きです。

人はいつも人生において、あの時こうすれば良かったと選択を後悔するけれど、正しい選択などないのだと言うことですね。
どんな選択をしても、その人生には嬉しい事もあり、辛い事も有る。
いえ、辛い事の方が多い。

正しい答えがないという事は、間違えも無い。
誤った人生など存在しないのだから、与えられた今の人生を精一杯生きる事こそ大切なんですね~。

ジャレッド・レトさんが主人公だったので2割増しの好感度です。
あのうるうる目が作品を引き立てていました。

実はDVDを予約してまで買ったのに、見るべきDVDやHDD録画が多すぎて1回くらいしか観てないんです。

三銃士の公開が終わって年も明けたし、これからはゆっくり楽しめると思います。
rinzudot 2012.01.09 01:16 | 編集
>rinzuさん

こちらにも遊びにきていただいてありがとうございます~♪

> この作品はSF仕立てで華やかなんですが、人生の何たるかを教えてくれる素晴らしいテーマがありましたね。
はい、素晴らしい作品でしたね。

> 正しい答えがないという事は、間違えも無い。
> 誤った人生など存在しないのだから、与えられた今の人生を精一杯生きる事こそ大切なんですね~。

うわ~~、 rinzuさんの言葉も深いです。
そうなんです!違った選択によって広がっていく世界を描いた作品はほかにもありましたけど、人生を精一杯生きることの大切さをこういう視点から感じさせてくれるなんて・・と感動しました。見事ですよね。

> ジャレッド・レトさんが主人公だったので2割増しの好感度です。
> あのうるうる目が作品を引き立てていました。
あ、しまった!!シネマ賞の俳優編にも入れるはずだったのに~~!!
彼が主人公で良かったですよね。

私も買いました!!
これはやっぱり持っていたいなって思いました。
ゆっくり、じっくりまた見返したいですね♪
dot 2012.01.09 23:44 | 編集
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